当たり前を忘れた私達

私達は当たり前を忘れ、探し求める現代人です。

昔はよくお布団を干す光景が見られました。
物干し竿に干したり、縁側に干したり、車の上に干されている家もあったりして.....

今は本当に干す家が激減していますよね。

お布団を干すと言うことは、眠っている間に出た不要な水分(邪気)を太陽の熱(エネルギー)で乾かす(浄化)ということです。
そして新たな太陽熱(陽気)を吸い込み、ふかふかな布団に仕上げてくれます。

私達は、その陽気に包まれて眠ります。
朝、気分良くエネルギーチャージされた身体で目覚めることが出来るのは、そんな太陽の恵みを味方にするからです。

これは生活全般に言えます。
食べ物も旬の物を頂くこと。
地元の物を頂くこと。
これらは、その季節のパワーを頂くことであり、
自分が住んでいる場所の物を頂くことが、エネルギー的に身体によく馴染むからです。
身土不二（しんどふじ）という考え方があります。これは自然の力を陽気として得るものです。

子供の外遊びや、大人のウォーキングなども大事なエネルギーチャージです。

家でゲームやスマホをしていては太陽の恵みは得られません。美味しい空気も吸えません。

身体がエネルギー(陽気)不足となり、逆に陰気を吸収している状態にあります。

私たちは無意識に氣づいています。
自分が陰気に押され陽気を求めていることを知っています。
だからこそ必死に癒し求める現代があります。
しかし、そこで目につくのが人工的な癒しだったりするわけです。

スマホ📱のサイトから流れてくる癒し系の音楽
不自然に飼育、栽培された食べ物
人工的に作られたアロマ系の香り

今の世の中 それらを全て避けて通ることは出来ませんし、避ける必要もありません。
時代の流れに沿って便利なものは上手に取り入れ
心地よく生きれば良いと考えています。

私自身、多くのテクノロジーにお世話になっています。それ自体とても有り難く思っています。

ただ当たり前に良いものを忘れ、次から次へと癒しを求める様は、違うと思うのです。

極々当たり前にある癒しに氣づき、自然にそれを取り入れることで、人はもっと穏やかに落ち着いて生きられると思います。
時間の流れを緩やかにし、それを味わうことで癒しは自然に起こってきます。
そこには、何かを求める心は存在せず。
ただそこに在ることに満足している自分がいます。

そんな自分に氣づいたとき、人は幸せだなぁ〜っと感じるのではないでしょうか。

探し求めることを辞めて、
今、身の回りにある当たり前のことにもう一度
目を配ってみましょう。

そこに大きな癒しがあるはずです。

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