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縦の糸はあなた 横の糸は私

『幸せ』と『仕合わせ』どちらを生きますか?

「しあわせ」という言葉は一般的に、「幸せ」と書きますが、仏教では「仕合わせ」と書くそうです。

中島みゆきさんの『糸』
この曲の中にも『仕合わせ』という言葉があります。

なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない

どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない

なぜ 生きてゆくのかを
迷った日の跡の ささくれ
夢追いかけ走って
ころんだ日の跡の ささくれ

こんな糸が なんになるの
心許なくて ふるえてた風の中

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます
Wikipediaより

仕合わせとは、出会いという意味があり、
人と人が出会い織り成すことによって得られる喜びや、信頼して貰える人に喜んで貰えることを仕合わせと呼ぶそうです。

では、現代一般的に言われる『幸せ』とはなにかと言うと······

あぁ、美味しいものが食べれて幸せ
あぁ、欲しかった物が買えて幸せ
あぁ、仕事が成し遂げられて幸せ
あぁ、旅行が出来き、素敵景色が見れて幸せ
あぁ、···········

1人で感じられる『幸せ』がきっと沢山出てきそうですね。
これを所謂仏教で言うところの煩悩だと思うのです。

食欲、睡眠欲、名誉欲、物欲、金銭欲
これらを手に入れた時の達成感を幸せとよんでいることが多々あると思います。
もちろんこれらを得れば幸せです。
しかしこのような達成感は、また新たな欲である煩悩を生みます。
それは向上心にもつながりますが、一瞬で消えてまた新たな欲のために生きることになります。
欲まみれっと言う言い方もできます。

これは本当の『しあわせ』と呼べるでしょうか?

人にはそれぞれの幸せの形があって良いかと思いますが、私自身は常に『仕合わせ』を得ていきたいと思うのです。

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