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生後4か月で保育園に預けて職場復帰した結果。
※産前休業中の2023年12月末に書いた記事です。
前回生後4か月で保育園に預けて職場復帰をした記事を書いた。
めでたく息子が1歳になったので実際どうだったかを振り返ってみる。
少し話が逸れるが生後4か月で保育園に預けて職場復帰したのにその2か月後くらいに第二子妊娠が判明した。
正直会社にとってものすごく迷惑だとは思うが「子供が2人欲しい」という共通認識が夫婦2人にあった&私の年齢(36歳)的にそんなにのんびりもしていられないということもあってこういう結果になりました。
ここから妊娠を維持しつつ家事、育児、仕事まで両立させていくことになった。
結論から言うとまぁ大変だった。
はっきり言って完全在宅勤務だったからなんとかなっただけで通勤が必要な会社員の方の場合かなりストレスフルな生活になるだろうと思う。
余程周りのサポートがあって精神力、体力がある方でないのであればおススメしない。
素直に1歳になるまで育休を取得した方がいい。
実際に生後4か月で預けて大変だったことは以下3点。
①予防接種、発達検査が1歳になるまで多い
②とにかく体調不良が多く、休む
③離乳食が完了してない
1つずつ解説していく。
①予防接種、発達検査が1歳になるまで多い
予防接種は1歳以降は回数や種類が少なくなるが1歳になるまでは頻繁にある。
生後4か月の場合、まだ受けきっていない予防接種や発達検査があるため時間をやりくりして病院に行かなければならない。
発達検査は「別に行かなくてもいい」と開き直れば行かなくていいが私の場合はそこまで開き直れなかった。
予防接種は平日にパートが休みの義母と自営業で融通が利く夫に代わりに行ってもらい、やりくりした。
義母と夫の都合が悪い場合は在宅勤務の私が「昼休みをずらす」という形で病院に連れて行った。
発達検査は生後6か月目までは母子手帳の指示通り細めに行ったが、途中から土日に営業している病院にかかりつけ医を変えてそこに通うようにした。(予防接種も同様)
私の住んでいる市は生後3ヵ月と生後10か月が助成により無料で発達検査を受けられ、それ以外の月齢だと「受けなくてもいいのではないか」と病院からアドバイスがもらうこともあったりして徐々に通うのが適当になった。
ある程度月齢が進むと病院側も慎重な姿勢から「これは別にやらなくてもいいのでは?」というスタンスにシフトしていくので親側も少しずつ楽になっていった。
体感だが生後6か月くらいまでは本当にバタバタする。
私の通っていた病院は予防接種と発達検査を一緒に受けることもできたがその日までの2週間以内に発熱すると予防接種が受けられない決まりがあるし、当日に発熱してしまう場合もあり本当にストレスがたまった。
とりあえず発達検査だけでも・・・と受けても予防接種は予約を取り直さなければならない。
そうやってどんどん時間が奪われていくので仕事が忙しい時期になると誰も悪くないとは言え育児にイライラしてしまったりした。
②とにかく体調不良が多く、休む
「洗礼」とよく言うが本当によく風邪をもらってくる。
息子は通って1週間で風邪をもらい、治ったかと思ったら胃腸炎にかかり下痢。10日間保育園を休んだ。
また保育園は食べる時間、寝る時間、遊ぶ時間が園側で決められており、生後4か月の息子にはついていくのが厳しかったのか「園での生活に疲れたタイミングで発熱」というような体調不良が月に2回はあった。
まだ食事や睡眠のリズムがはっきりない0歳なのに好きなように睡眠がとれないというのは息子にとってかなりストレスだったと思う。
「今日は避難訓練があって途中で起こしてしまったので息子くん疲れてるかもしれないです」と降園時に保育士さんに言われたりするのだが「別に起こしてまで避難訓練なんかさせなくていいのに・・・」と親としては思っていた。
寝グズりもひどく、かわいそうなことをしたな・・・と後悔してる。
体調不良で休まざるを得ない場合は在宅勤務の私がほぼ全部引き受けた。
義母のパートが休みの日はありがたく手伝いに来てもらったがそれがなければ私の場合は夜に仕事をしてリカバリーするしかなかった。
おんぶや抱っこで寝付くので寝ている間は抱っこ紐で息子を抱っこしながらPC作業。
ミルクはWEB会議が始まる前後の時間に上手く調整して息子の泣き声が入らないよう気を付けた。
離乳食期に入ると自宅保育は本当に地獄だった。
保育園であげてもらっている1回分の食事を自宅保育で与えなければならないのでストックがあっという間になくなる。
中期食くらいの時期だとバナナやパンをそのままどうぞ、ということもまだできなかったので全部ブレンダーにかけるなり包丁で刻むなり加熱するなりして手間もかかる。
はっきり言って業務時間中に業務ができるのは息子が寝ている時間だけ。
月齢が進むと寝てばかりでもなくなり遊びたがるので私の作業時間を確保できない。
しかも幸か不幸か息子は熱に強く、保育園に行けない発熱があっても元気で遊びたがる。
抱っこをしてなだめようとしても降りて遊びたがるしグズり始める。
その頃には妊娠でお腹も膨らみ始めていたのでストレスも最高潮だったと思う。
この時期は本当に夫婦仲が悪くなったし2人とも疲弊してた。
ノートに記録しているだけでも息子は1歳になるまでに15回保育園を休んでる。
4月から11月の末(息子の誕生日)までだから大体月に2回休んでいるということなる。
しかも月に2回というのは月に2日という意味ではない。
熱が下がるまではお休みしなければならないし体調不良が長引く場合もあった。
以下保育園のアプリ上での息子の出席記録。分母はカレンダー上の保育園に通えるはずだった日数である。
4月(休職中に実施した慣らし保育日も含める)
出席数10/20
5月
出席数15/20
6月
出席数19/22
7月
出席数18/19
8月
出席数14/22
9月
出席数13/20
10月
出席数17/21
11月
出席数17/20
12月
出席数13/21
アプリ上で出席としてカウントされるのは園の機械に打刻した日数なので途中呼び出しの場合も「出席した」とカウントされる。
私の記憶上、登園してから10分程度で「朝の検温で発熱が確認されたので迎えに来てほしい」と言われたのが2回、昼過ぎに呼び出しがあったのが3回くらいあったと思う。
朝に呼び出しされた場合ほぼ病欠に等しいし昼過ぎの呼び出しでも実質仕事としての作業はほとんどできてない。
数字だけ見ると「体感よりは休んでないな」という印象だったが12月は初旬に旦那がコロナに罹患して1週間ワンオペ、その後に息子がアデノに罹患して1週間保育園を病欠、自宅保育と在宅勤務でほぼワンオペとかなり地獄だった。
年末年始は特別保育のため年末から祝日(成人の日)明けの1月9日まで12日間連続で保育園に預けることができず大晦日に産休に入ったにも関わらず全く体を休められず。
数値上では大したことがなくてもこちらとしては「お金を払ってるのに」とか「保育園に預けられていること前提で仕事や産休があるのに」とかなりフラストレーションが溜まり、それも家族全員に悪影響だったように思える。
何歳で入園しても保育園の洗礼はあると思うが0歳4か月の入園はさすがに早すぎたし無理があったなというのが私自身の感想である。
③離乳食が完了してない
離乳食は1歳半前くらいに完了するのが一般的だが生後4か月後半からの入園となるとむしろ「これから離乳食開始」というタイミング。
色んな人が「面倒」、「大変」というが本当に大変だった。
まず離乳食初期の場合だと必ず食材を加熱しなければならないしブレンダーにかけないと吐き戻しする。
中期に入ったら入ったで2回食になるので大変さが増すし、まだ飲み込んだり噛んだりも上手くないので細かく刻んだりしっかり加熱して調理しなければならない。ブレンダーをかけるより手間がかかる。
後期になるとバナナやパンをそのまま与えることができるがこの段階になると3回食+おやつとなりストックの減少スピートが高速化する上に掴み食べ練習用のメニューを3回分しっかり考えなければならない。
夜な夜な掴み食べ練習用のおやきや野菜スティックのストックをしていた。
完了期になってやっと大人用の食事を湯切りしたりスプーンで細かくして食べさせられるようになるので楽になるが、正直この時期までは仕事と離乳食の準備の両立はかなり大変だった。
とにかく時間が全然ないので子供が寝付いた後の時間か仕事の昼休みを利用して離乳食ストックを作っていた。
当然自分の時間なんて全くなかったし、いちいち段階を踏んで「この時期はこの食材、これくらいの柔らかさ、このくらいの量」とステップアップしていくのがすごくめんどくさかった。
夫は離乳食についてはほぼ無関心で私に任せきり。
ストックを作るのも離乳食について調べるのも食べさせるのもほぼ全て私。それも苦痛だった。
3回食になったタイミングで保育園で給食(離乳食)を食べさせたが保育園でそれをお願いする場合、保育園から提示される「この月齢の場合給食にはこの材料が使われるから家でも最低1回は食べさせてね」という意味の食品一覧表を埋めなければならない。
これも本当に大変だった。
自分としては「特に無理にあげなくてもいいのでは」とか「季節外れでスーパーに置いていなかったり高いから省略したい」とか思っていても全てが埋まらないと保育園で給食を食べさせてもらえない。
無理にあげる必要性を感じない金時豆やみかんをいちいち薄皮を剥いて息子に与えたり、コスパ最低のアスパラガスやさやえんどうを複数回購入し泣く泣く食品表を埋めていった。
こんなに大変なのであれば「育休をしっかり取ってじっくり取り組みたかった」と思った。
まさかこんな風に思うとは思ってもいなかったので相当大変だったということだ。
とにかく仕事と離乳食の完了を両立させるのはかなり大変である。(何回言うねん)
喉に詰まった、などの事故も心配だし、1歳になるまではじっくり家庭で向き合って進めた方が良いと思った。
以上が私が大変だと感じた3点である。
完全在宅勤務、義母が協力的、保育園もかなり近いという好条件だった私でさえ「無理に早く預けるんじゃなかった・・・」と思うのだから、大抵の世間一般の女性が大変だと感じるに違いないかと思う。
もちろん私が妊娠していたという特殊な状況だったというのも大変さに拍車をかけたとは思うが妊娠していなくてもやっぱりきつかったと思う。
それでもなんとかやり通せたのは「仕事が楽しかった」のと「案件や職場に恵まれた」からだと思う。
正直最初から会社や仕事が好きじゃない状態であれば退職してたと思う。
また、「子供から離れられる」というのもかなり大きかった。
育休を取っている以上は夫か義母に頼まない限り自分1人の時間は確保できないに等しいが、職場復帰をして保育園に預けてしまえば保育園に預けている時間は「独身時代と同じような感覚」で仕事をしたり休憩したりできる。
保育園に預けて改めて思ったのが「育児より仕事の方が数百倍楽」、「自分は仕事の方が好き」ということ。
大人と会話し、昼休みは静かに昼ご飯を食べて食後に美味しいコーヒーを飲んだりできる。
両立が大変でもそちらの時間もあった方が私にとっては楽だった。
「0歳で保育園に預けるのをあまりおススメできない」というのはあくまで私の息子が予想以上に保育園を休んだからそう思っただけのことで、元々子供の体が丈夫で保育園を休まない前提があり仕事好きのママなのであれば間違いなく早めの入園をおススメすると思う。
ただね、子供ってやっぱり保育園を休んでしまうんだなというのは痛感してます。
だからやっぱり以上の私の記事を参考にしてそれでもやりきる自信がある人だけが早めの入園を考えてみるといいんじゃないかなと思う。
次男の出産も終わり、やっと落ち着いたので久しぶりに記事を上げてみました。
全国のママ、健康第一で頑張ってください。