写真の中の無邪気な僕は果たしてなんて言うだろう
無職なので1週間ちょっと帰省しました。実家は田舎の山奥の方にあるので寒いのかと思っていたけど、晴れていて意外と暖かかった。入社直前に内定辞退して無職になるようなダメな娘だけど、両親も祖母も帰省したら喜んで歓迎してくれた。私の食べたいものを食べさせようとしてくれるし(作るのは私)、先日誕生日だったので誕生日ケーキを買ってくれた。家族で焼き肉を食べに行った。苦手意識があるのであまりしたくなかったけど、1年ぶりくらいに車を運転した。怖かった。父は一緒にお酒を飲むと嬉しそう。おばあちゃんはいつも日中家で一人だから私がいてくれてよかったって、私は何もしてないのに言ってくれた。帰省中腰を痛めた私をずっと心配してくれた。姉に『推しが武道館いってくれたら死ぬ』を見せたら見事にハマってくれて嬉しいねぇ。こたつが出ていて、姉がこたつで寝落ちする姿はうちの実家の冬の風物詩だったけど、今年は母も寝落ちしていた。毎晩起こしてあげた。いとこに数年ぶりに会ったら、子どもが生まれていて時の流れを感じた。みんな大人になったんだなぁ。普段一人暮らしで、一人でいることにも慣れたけど、人がいる暮らしは豊かです。家族の有り難みとあたたかさを感じました。
父に「東京に住む意味はあるのか?」「お前ももう若くないんだし身の振り方を考えろ」と言われたよ。父は私が心配なのよ…。ちゃんとできなくて申し訳ありません。心配かけて申し訳ありません。父の気持ちはわかる。けど私が若くなかったら誰が若いんだ。一体いつが若かったの?身の振り方?なにそれ?どういう意味ですか?くだらないと思うだろうけど、今の私には東京に住みたい理由があります。家族は大切にしたいとは思ってる。自分の考えと家族が私に期待することが相反するもので苦しいし、家族の期待に応えられなくて後ろめたい。でも私は全部自分で気付きたいし、自分が大切なものを大切にしたい。私は自分のことで精一杯だよ。母も多分父と同じで近くにいてほしいんだと思うけど、何も言ってこない。母には「遠くに行かれたら寂しいけど、やりたいことをやってほしい」と言われたことがある。味方でいてくれてありがとう。ごめんなさい。交通費の足しにしてとお小遣いまで貰ってしまって…。情けないよねぇ。お金をたかろうなんて少しも思ってないから。早く安心させなきゃね。
中三のとき、授業で10年後の自分に手紙を書いた。10年後に手紙を届けてくれるタイムカプセル郵便を利用するはずが、諸事情で利用できなかった為、手紙にラミネートをかけたものを各自で保管することになった。私はそれを親に保管してもらっていたんだけど、もうすぐ10経つことに気付いて、今回の帰省で持って帰ってきた。正直書いた内容なんとなく覚えてる。でも10年後読むのが楽しみだった。10年後何をしているかなんて想像もできなかったけど、あの頃の私の未来には希望しかなかった。あの頃の私が今の私を知ったらがっかりするんだろうな~。私もまさかこんな大人になるとは思わなかったよ。あの頃の私、毎日学校に行って、嫌なことも頑張ってて、優秀だった。偉すぎる。本当に偉い。中学生の私は、嵐の『むかえに行くよ』が大好きで、よく聴いて励まされていたけど、あの頃より今の方が歌詞の意味がわかりすぎてめちゃくちゃ刺さります…。僕が選んだ毎日なのに迷ったりへこんでみたり。答えなんてわからないよなぁ。もうあの頃みたいに自分に期待できないよ…。10年経ったことも受け入れられませ~ん!
次の仕事のことは何も決まってない。求人サイトは毎日見ているけど、わからない。この1年で少し自信がついた気がしていたし、変われた気がしていたけど、ただ引きこもっていただけで(在宅勤務)、1年前と何も変わってなかったな~とひしひしと感じてる。まじで全てがデジャヴ。
人生って本当に何が起きるかわからないし、いつも怒涛の展開で、人生は取捨選択の連続ですね。でも正解なんてないし、一つの選択で人生が決まることはないと知っているので気は楽。クズで結構。世間体なんて糞食らえ。あの頃思い描いた大人にはなれないけど、私は心身共に健やかに生きたい。とりあえず、早く仕事を見つけます。
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