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それやりましょう!が起きるとき

こんにちは。カゼグミの鈴木です。季節は大寒だというのに、ちょっと暖かい気候ですね。地震も起きたり気が抜けないし、ガソリンや物価が高くなったり、アメリカの大統領が変わったりと、色々と不安なことがつきまといます。そのとき、自分はどうするか、判断軸を持ちたいですよね。とはいえ、電気・ガス代がすごく上がっていて、日和っている自分がいると、まだまだ価格主義だなと感じます。

さて、今日は、それやりましょう!が起きるとき、は何が起きているのか、です。




横浜で、何かする


いま火曜日の夜に、日本大通りに移転したばかりのコワーキングスペースmass×massに集い、横浜住みの人を集め(少人数)で、自分達が何をしたいかを話す時間を作っています。まだ2回目。その場では、普段の仕事じゃないことをやりたいよね、だったり、日本大通りのまちづくりに関することをやりたいよね、だったり、フリートークをしています。集まるメンバーはわりかし忙しい皆様で、仕事も残っているのに時間を空けて話す時間を作っていただいています。火曜日の18時から集まるからドラマの「月9」みたいに「火6」という集まりにしようというぐらい、いま適当な集いです。このnoteを書く2時間前まで、おでんと日本酒を飲みながら、自分達がなぜ集まっているのか、約400万人もいる横浜で何をしたいのか、をあーだーこーだはなしていたわけです。仕事のことやプライベートなことを、共有しあえる居心地のいい仲間達なので、脱線しかしないのですが、そこは「シゴデキ」な経営者たち。なんだかんだで、結論と概要をまとめていくことができるのも、心地良いわけです。これまで色々やっているのにも関わらず、いまだからこそできることはなにか。それは年齢的に考えてもそうなんですが、集まるみんなの意識は『次世代を育てる活動』が一番モチベーションがあったわけです。やれているようでやれていない。会社でもやっているはずなのに、新しい世代の育成に対して関心があるなんてどんだけストイックなんだろう。
ということで、横浜でやることは、次世代と連携することに力をいれる3ヶ月となりました。


THE LOCAL(仮)という企画実践プログラムをやる


ネーミングも僕の思いつきですが、大崎町や茨城の活動をしていると、圧倒的に現場での関わりの経験の差が出るなと感じて、横浜もひとつのローカルだし、横浜のローカルをもった知った方がいいし、全国のローカルとつながったほうがいい、と思ってこの名前を仮決めしました。独断と偏見ですが、形を作る人の特権だと思って、他の仲間には納得してもらいます(笑)。

THE LOCAL(仮)は、20代を中心とした、何か地域での実践をしたい人を対象に行うプログラムとなる予定です。講師は、mass×massの森川さん(日本大通りのまちづくり、場の活用の仕方)、ひとしずく株式会社のこくぼさん(PRと後方支援)、自称社畜コンサルのシカさん(プロジェクトマネジメント)、そして鈴木(ローカルのつながり方と企画の立て方)の4名の予定です。急ですが、2月4日のこくぼさんのイベントから3月末まで、隔週火曜日の夜に集まって、学ぶプログラムとなる予定です。ゴールは、春にmassmassの場を活用して、「日本大通りの景色を作る」です。そのためにどう実行できるかを考えます。すでにアイデアはあるので、どうしたらより良くなるかを考えたいです。Mass×massで集まるだけにとどまらず、もしかしたら横浜市内の別のところに訪れる可能性もあります。そのぐらいフワッとしていますが、基本イメージと、どこがゴールなのかは決めたので進められます。…全然集客時間がないですが、やると決めたのでやります。このノリも、「個人としての課題」×「横浜でやりたい」×「この4人だからできる」の掛け合わせで起きたことだと思います。多少、僕がみんなを焚きつけたり、そもそも集まろうと言い出したりはしていますが、自分ごととして面白くないとやろうとはならないわけです。今回、気の合う仲間ではじめるからこそ、すぐにやろう!となったわけですが、ただ集まったわけではやっぱりコトは起きないわけです。

自称プロジェクトデザイナーの鈴木(初めて使った!)としては、ちゃんと順序ややり方があって物事を進めています、実は。


それやりましょう!を起こりやすくするコツ


この話、書いたところで実行するのは難しいのかもしれないのですが、鈴木なりのコトの起こし方の整理は下記5つです。

・声を掛ける参加対象をまずは絞る
・フラットな対話と、世界観の共有を行ったり来たりする
・仲間にしたい人の関心値がどこにあるのか聞く
・自分のやる気を見せる、自分の役割を先に決める
・一緒にご飯を食べる

上記が今回の横浜の会で意識しているところでした。すでに旧知の中ではあるものの、同じように初めて会った人とのプロジェクトも、基本は上記行動をしているはずです。特にどれが大事ですかと言われたら、、、、、うーん、、、「一緒にご飯を食べる」でしょうか。まずはそこからだなと思います。特に地域の取り組みに関しては。仕事だけの関係であれば、特に優先順位は低いのかもしれませんが、地域の取り組みをしたい人は、必須項目に近いと思います。なぜかというと、地域のことをやりたいのに、地域の飲食店や街に出歩かないのは、街の解像度が上がらないし、一緒に何かをする仲間の食の好みが知ることで機嫌を落ち着かせることもできるし、ふとした時に雑談ができるかが、物事を進める上で大きく関係してくると考えているからです。ものごとが進めばそれでいいじゃん!と思う方もいるでしょう。それはそれでいいんですが、大事なのは一緒に時間を過ごして、自分の時間を豊かにしたいんですよ、やりたいのは。プロジェクトだけを前に進ることも大事ですが、その後、作り上げた場にあなたが存在するためには、「関係性」の構築が何より必要。仕事をしたからと言って「信頼」が生まれるわけではありません。仕事に対する信頼は生まれますが、その場にいてくれる、一緒に楽しい時間を作ってくれる信頼は勝ち取れません。仕事や業務以外で、弱みや課題や自分の自慢話を共有してくれる人のほうが安心感があるし、人柄がわかる気がします。仕事が早いだけでは、人柄まではわからない。そう僕は思います。そりゃ見る目がないなと言われたらそうですし、ご飯を食べなくてもわかる部分はあります。ただ、地域のことを考えた活動する際は、わりかし「時間」の使い方は大事です。ゆったり進めたり、自分が中心になってゴリッと進めたり、全てが同じスピードでは進まないわけです。このあたりはプロジェクトマネジメントのコツだろうなと思っていて、ただ正確に、スピーディーに「こなしていく」とみられてしまっては良くない瞬間があるわけです。こなしていくのではなく、ともに悩んだり、ともに作っていく。脱線しても面白がったり、受け入れたり、逆に提案をする。そのやりとりができることが、面白いし、ひらめきにつながる。そこに飲み物や料理があることで、話に緩急がついたり、思考の幅が生まれたりする。

それやりましょう!は、自慢のプレゼンではなく、何気ない会話や、相手の感情の温度の変化だったりするわけです。ともに悩んだりするから、同じ景色が見える。ここを忘れちゃいけないなと思います。相手の心の敷居を下げるには美味しいものは必要。そう思います。

今日はおでんの出汁がとても美味しかった。それが大事だったんだよなぁ。


呼吸のように自然なことを
Kazegumi.inc  takaaki suzuki
2025.1.21(火)

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