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まずは仮決めでいい。素案制作に貢献しよう。


カゼグミの鈴木です。娘が9ヶ月になりました。鈴木家は風邪も少し落ち着いてきていますが咳は出る・・。秋らしい気持ち良い気候になってきましたが、あっという間に寒くなって冬になりそうですね。また違う風邪をもらいそうです。
さて、色々と動いているようで、動かせていないことも多いこの頃ですが、新しいことも少しずつはじまっています。準備期間があったかというと、そうでもなく、結構思いつきや、誰かと一緒に話していて、良さそうからやろう!となっているケースがほとんど。今回はそんな時に大事なことを書いていこうと思います。




仮決めでまず動け

一番大事にしている僕の進め方は、「仮決めでいいから一度形にする」です。どこまで仮なの?と聞かれることがありますが、自分の中にある言葉をとりあえず書くというイメージです。5W1Hのフレームに対して、大体こんな感じ!で書けると思うんです。でも決まっていないから・・とかではなく、いつぐらいにどんなものをやりたいのかは書けるはず。むしろ、書けないところを考えればいいわけだし、逆書けたところは、他の部分を書いてみて、現実的に可能かの再考をしていけばいいんです。当たり前のことのようで意外とすぐに書けない人がいる。というより、決めないというほうが正しいかもしれません。決めないから前に進まないんだよなぁといつも思うんですが、だいたいスタートを切らない人は、全部状況が整理されてから、明確になってからスタートを切る人。新しいことをはじめるのに準備万端でできたらいいんですが、それよりも、何が自分に足りないのかをやりながら考えたほうが僕は効率がいいと思っているし、人からのフィードバックをすぐにもらえると考えています。わかってからはじめるって、たぶんもう面白くなくなっているし、ある意味新規性のあるプロジェクトとしては終わっていると思っています。

ワークショップ時、ブレスト時でもあるあるですが、思いついているのに、付箋やワークシートに書かない人って結構いるんですよ。今話していたことを書けばいいのに、一旦寝かす、言語化しない。よくしようとしているのかもしれないですが、きまってアイデアを形にできない人が多い実感があります。よりよいアイデアに昇華させている人は、一度書く人。そのままの言葉でメモしていく人だなと思っています。そうやって仮置きでいいから、自分から生み出した言葉を、いまこの瞬間で仮決めして、全然おもしろくなくていいから文字に残せる人は、次のステップに進みやすいと思います。研究成果があればいいんですが、そういったデータや論文があれば教えてください。


ビジョン・ミッション・バリューとか最初はどうでもいい

大事といえば大事なんですが、それにこだわりすぎて、何もやらないこと、役割が決まらないことも結構チームで起こりがちです。ビジョン・ミッション・バリューは、チームを加速させるためには必要な言語化ですが、なくてもチームは動きます。その言語化が必要な時はチームの成熟度で変わると思うので、あったほうがうまくいくチームもありますし、なくても全然うまくいくチームもあると思っています。新しいチームを組む時、起業する時、新しいプロジェクトを進める時、それを誰かに説明するときに、WHY・WHAT・HOWと一緒に語りがちです。第三者に説明するときにはあったほうがいいと思いますが、なくても問題はないです。最初はどこに進むかだけ決めれば、まずはいいと思います。でも、プロジェクトを進めていくと、結局何をしているんだっけ?と自問自答する瞬間が訪れます。そのとき大事にしたいのは、ビジネス的なフレームワークよりも、私は何をしていたら嬉しいのか・幸せなのかの心のフレームにほうにフォーカスすること。もちろんお金や継続性の観点は大事ですが、ビジネス観点に捉われるとあまりいいことがありません。稼げるかもしれないが、心が全く潤わない。だからこそ、自分の内側に向くフレームワークを用意する必要があると思います。それは、どんな形をしているかわからないので、あなたにあった焦点の当て方を見つけてください。大福食べながら、お茶飲んで、幸せな時間は何かの問いを自分に贈るでもいいです。


ストーリー・図解・共感の言葉

仮決めしてとりあえずやろう!と言っているように聞こえるかもしれませんが、とはいっても一回ストップ。もう一つ大事なことは、俯瞰して全体性を見ること。大枠の仮決めも、完璧でないので、でこぼこでいいから、綺麗な円じゃなくていいから、輪郭を決めることが大事です。そのために、ストーリーづくりや、図解や、共感の言葉を作ることを忘れてはいけません。ビジョン・ミッション・バリューより僕は先にこっちをつくっているケースのほうがほとんどです。

ストーリーは、登場人物は誰で、最後何を起こそうとするのかの話。何が起きるのかの観点も大事ですが、自分でやるプロジェクトなので、何を起こそうとするのかを言語化するのは大事です。そして2つ目に図解。わりかし手書きやパワポでざっくりつくるのが個人的には好きなんですが、言葉で複雑化するなら、シンプルな図で説明してくれたほうがいいケースがほとんど。3つか4つの丸で整理できないと伝わらないと思います。詳細は書けば書くほどいいんですが、まずは簡単な図に落とし込むことが大事。そして最後に、共感の言葉をつくる。いわゆるタグラインというやつで、それいいよね、というコンセプトワードです。例えば適当に書きますが、芋で世界を変える、とか、茶色は正義だ、とかです。意味わからない言葉かもしれませんが、届く人には届く。対象に対してどの言葉を使うのか、届く範囲をどう設計するかは、センスの問題かと。※言うてますが、そんなセンスに自信があるわけではありません。

第三者のために描いているようで、どちらかというと自分の整理のために図解で表現し、自分の納得のために共感の言葉をつくってみるケースだなと改めて思いました。そこがしっくりこないと僕の場合、進まない。仮決めで進めるんですが、やりながら形を変えて進んでいく感じです。三角形のタイヤの角が取れてだんだん丸くなっていくイメージ。
そうなるとやっぱりまずは資料化、文章化して、いわゆる「たたき台・たたき案_素案」をまずはつくれることが大事。人は、あるものにしか意見を言えないし、あったほうがいろいろ言いやすい。その役目を買って出た方が時間的効率もディスカッションの質も高くなると考えています。素案をつくった人が一番そのプロジェクトの中で偉いと僕は思っていますので、前に進もうとしない口だけの人はあまり信頼していません。


いろいろ書きましたが、しっくりくるやり方や思考法は個人差があるので、自分なりにカスタマイズしていくのが結局おすすめ。誰かの模倣からはじめるのが一番いいんですが、自分で工夫していかないと成長もないし、面白みもない。だからこそまずは仮決めをして、これでいいんだっけ?と問いを自分に出しながら進めるんです。ごくまれに、最初の仮決めがほんと正解って瞬間があるから自分天才!と錯覚しちゃいますが、基本的には、自分の決定に自惚れない!を胸に刻み、生きなければならないのです。
ではいつ決定するんだよ!という話ですが、自分が納得すれば、決定になると思っています。プロジェクトの全体像は一度仮決めに。誰かを巻き込み、デザインに落とし込むとき、初めてプロジェクト名やらスケジュールが姿を表すことがあります。そのとき決定すればいいのです(大体追い込まれているケースがほとんど)。決めなければ、本当の姿が現れない。そのために仮決めで輪郭を掘りおこして、自分で見つけられなければ誰かに決定を委ねてもいい。そんな軽やかさでプロジェクトや新しいことはどんどん生み出していっていいと思っています。続かないものは消えていきますから。自戒を込めて・・。


今日も書いてみて自分にいろいろ気づきがありました。
最近noteを書き始めた人が増えた気がする。


2024.11.5 火
Kazegumi takaaki Suzuki(su)
呼吸のように自然なことを。

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