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荷物

人は誰でも荷物を持っていて、その荷物を捨てるわけにはいかない。一生、それを持って歩かなければならない。
たとえば、自分の躯が荷物だし、自分の周りの人たちも荷物になる。自分も誰か他の人の荷物になる。
重いからといって捨てることは簡単だが、それを背負っていくことが、人間としての生き方だと思う。
(今夜はパラシュート博物館へ)

肩書き、親兄弟や親戚、家族や子ども、友人や仲間…

重荷になることもあれば、それがあるから任せてもらえる仕事もある。

その人達やそのつながりがあるから、安心して帰れる場があって、温かな気持ちになれたり、日々が彩られる。もちろん、それらがなくても味わえるだろうけれど…

…重荷、荷物。
持っていることが負担になる時もある。
けれど、それがあるからこそ。錨(いかり)を下ろすように、向かい風が吹いたとしても今いる場に踏みとどまれる。