太鼓の達人が上手くなりたい奴はフルコンボを上手くなれ
noteをご覧頂きありがとうございます。
私が太鼓の達人をプレイし始めてもう十年になります。そろそろやめ時を考え始める時期になったのですが、十年間の経験をもって何もせず引退するのももったいないので、これからも太鼓の達人をプレイする皆さんのために、役に立ちそうな知見をnoteにしたためることにしたいと思います。
今回は個人的にこのゲームで上達を目指すにあたって一番大事だと思う内容を書いていきます。
※注意
このnoteの筆者は、他プレイヤーと比べて卓越した腕前があるわけではありません。どちらかというと、経験談の側面が強く、それに基づく推測も含まれると思いますが、ご了承下さい。
このnoteを書くにあたって、私の個人的な考えが強く表れることと思います。その関係上、太鼓の達人を本気で上手くなりたい人向けの内容となります。なので、ただ太鼓の達人を楽しく遊びたい方には、あまり向かない内容になるかもしれません。
内容に入っていきます。
太鼓の達人における達成目標は、ノルマクリア、フルコンボ、ドンダフルコンボという風に分かれており、後ろのものになるほど難易度も相応に上昇します。
高段位(超人以上)を取るためには、大抵の曲においてフルコンボを取る能力はほぼ前提条件となります。
フルコンボできる譜面を増やすための能力についてこれから解説するのですが、まずは前提としてこのゲームの特殊性についても解説しなければなりません。
このゲームでは、操作の入力方法に他の音楽ゲームと比べて自由度があります。ドンという一つの音符をとっても、右と左のどちらかを叩けばOKという2通りの捌き方があります。音符が多くなればなるだけ捌き方の選択肢も増えてきます。ですが、すべての捌き方が現実的であるわけではありません。当然、一つの叩き方しか習得していないと、壁にぶつかることになります。そのため、下記の能力をすべて持っていることが大きなアドバンテージとなりうるのです。
私が思う、フルコンボを増やすために必要な能力を優先順に下に挙げます。
・手元、シングル
シングルはこのゲームで最も基本となる「(一振りで一回)叩く」という動作にあたります。この動作を素早く繰り返すことができる(=シングルが速い)なら、極論ロール処理をする必要はありません。そのため、シングルの速さは最も重要な技術になります。
シングルの速さを求める場合、手元は重要な要素の一つです。手元が汚いと、シングルの速さも下がってしまいます。無理のない叩き方をすることが、シングルの速さを底上げしてくれます。
このように、シングルの速さと手元の綺麗さは、直結したものであり、かつ最も重要な技術だといえます。
・交互、ヴァーナスなどの叩き方を意識的に使い分けられる能力
この能力は大きく二つの要素に分かれます。
まず、交互とヴァーナスを使えること。これらを使い分けるなら、どちらもできないと話になりません。
次に、譜面を見た時にどちらを使うのがいいか判別でき、実践できること。大抵は交互のほうが無理なく捌きやすい譜面が多いですが、交互だと辛い配置(スーハー2000の発狂など)も稀にあります。そのような配置が出てきた時に、ヴァーナスに切り替える能力があれば、ほとんどの配置を網羅的に、より楽なやり方で捌くことができるようになります。
・ロール処理
ロール処理は、バチ一振りで二つ以上の音符を処理する叩き方です。この叩き方は難易度が高く、基本の動作(シングル)が身についていないと、習得することができません。つまり、この能力を手に入れるには上の能力があることが前提条件となります。
基本は上の二つの能力でも事足りるのですが、最上位の譜面では、上の能力だけで捌くことが非現実的な配置もあります(憎悪と醜悪の花束(裏)、第六天魔王のラストの配置など)。そのため、最上位帯の譜面を捌けるようになるには必要な技術になってきます。
中には、ものすごくシングルが早いためわざわざ交互をしなくて良いプレイヤーや、ものすごくロール処理が上手いため運手が組めれば再現できるプレイヤーもいます。しかし、一つの叩き方を、それだけですべての譜面に対処できるレベルまで磨き上げるのには大変な時間と労力と金額がかかります。そのため、早く上達するためには、上記の技術すべてを並行して身につけていくことが重要だと私は考えています。
例えるなら、麻雀で言うと役を覚える段階です。特定の役しか覚えていないと、その役しか意識的に作ることができません。ですが、すべての役を覚えることで、盤面によって目指す役を変え、効率的に高打点を目指せるようになります。
上記の能力を身につけ、フルコンボできる譜面を増やすことも重要ですし、フルコンボに再現性を持たせていくことも重要です。このゲームにおける曲単位でのひとつのゴールとして「全良」あるいは「ドンダフルコンボ」というものがあるのはご存知だと思います。
ドンダフルコンボが具体的にどういう状態かというと、可と不可が出ていない""理論値のフルコンボ""になります。
つまり、フルコンボは中間地点にすぎないのです。全良を取るためには、フルコンボを複数回達成する能力はほぼ必要不可欠なものであるといえます。
フルコンボをある程度再現できるようになると、
①段位道場で不可落ちをしにくくなる(可が残っているのに不可で落ちるともったいない)
②安定して高スコア、好記録を出すための踏み台になる
などのメリットも期待できます。
余談:中級者(主に六段〜玄人のプレイヤー)の上達のカギはフルコンボ増やしにある!
ニジイロVer.に入ってから、はやさオプションの細分化や高FPS環境が実現され、グリーンVer.以前に比べて良が出しやすくなったのではないかと思います。これにより、中級者プレイヤーは往々にして良の出し方を先に学び、下位曲にプレイが偏る、という状況に陥りやすいようになったのではないでしょうか。
このような経路を辿る場合、精度の取り方はほぼ判定枠直視型になると考えられます。この精度の取り方では、譜面を記憶して判定枠を見ながら樽に譜面を入力する、というプロセスが経由されることが多いと思います。しかしこれでは流れてくる譜面を認識し、手を動かすという能力はなかなか鍛えられません。
*判定枠直視型の場合でも、先述の能力を十二分に有している、もしくはいずれか卓越した能力を持っていれば、高段位を取得できます。ですが、その場合まずは譜面を覚える事から始まるので、長い時間がかかるかもしれません。
まとめ
段位を上げたい、難関曲を全良したいというような目標があるなら、まずはフルコンボをいろいろな譜面で取れるようにすべきです。精度はコンボが繋がってはじめて取れるものです。また、フルコンボの再現性、安定性も重要です。難関曲ではフルコンボを安定させることすらも難しいので、いずれにせよまずはフルコンボをしないと始まりません。フルコンボを増やして、太鼓の達人を上手くなりましょう!!
おわりに
文章を書くことに不慣れであるがゆえ、稚拙な表現があるかもしれません。申し訳ありません。
反響などがあれば、他にもnoteを書いてみようと思ってますのでよければ共有していただけると幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。