アラサーが一生懸命ヒゲダンを勉強した日。
こんばんは、風の日太田です。
吉本興業で芸人をやっております。
やはり人前に立つ仕事なので心も体もいつまでも若々しくいたいと思うので、現在29歳の僕は自分に
「まだ若い、、まだ若い、、」
と言い聞かせて日々を過ごしております。
そして、若々しくいるためには何が必要か考えた時に"若者の流行に敏感"でなければならないと感じた僕は一年程前
「今流行っている音楽を勉強をしよう!」
とヒゲダンを聴き始めました。
すごく良い曲が多くてどんどんのめり込んでいきました。
しかし、一通り聞いて覚えた頃には新たな流行の波が押し寄せていました。
韓国発のアイドルグループ、ボカロ、EXILE系、新進気鋭のバンド、、、
僕は諦めました。
アラサーが一生懸命ヒゲダンを勉強したとてそれは氷山の一角を見たようなもの。
サザンとミスチルだけ聴いとけばいいや。
ってなりました。
流行に乗ることを諦めてから一年後の最近、テレビを見ていると
"今若者に流行の曲!"
と銘打って様々な曲が紹介されていました。
相変わらず全く知らない曲達。
そしてその後に大抵
"TikTokから火がついた!"
って。
もうTikTok見てないと流行についていけない時代が来ているんだなって。
僕はここでまた考えました。
「待てよ、てことはTikTokを普段から見るようにすれば若者の流行についていけるんじゃないか!?」
芸人のTikTokしか見た事がない僕は今の若者がやっているTikTokを見漁りました。
なんか可愛らしい女子高生が音楽に合わせて踊ったり、ヤンチャな男子高校生が無茶苦茶したり、美男美女のカップルがイチャイチャしたりしてました。
僕は静かに見ることをやめました。
楽しみ方が分からなかった。
もうNBAだけ見てればいいや。
ってなりました。
僕がこの一年で唯一「流行に乗ったなぁ」って思ったのは鬼滅の刃を映画館で見た時だけでした。
あと5ヶ月で30歳を迎える僕。
広く浅く流行を抑えるのではなく、自分の好きなことを深く追求していけたらなと思います。
〜fin〜