見出し画像

2024年9月活動報告

突然秋が深まってきたと感じる9月。
なんちゃらの秋、とは言いますが9月は本当に仕事もイベントもてんこ盛り。
収穫の秋🍂ナイトサファリの秋🐐シーカヤックの秋🚣‍♂️死滅回遊魚の秋🐡ゲテモノの秋🐸Ecoffの秋🔥研修の秋💪お祭の秋🏃‍インバウンドの秋🎌
まとめると、勝負の秋🎉ってことですね!
様々な勝負、ここに綴ります。
 

〇あの天津木村がやってきた!


 皆様ご存じですか。天津木村さん。僕は残念ながら名前しか聞いたことがなかった。もともと吉本で活躍して今はGoGo岩手で活躍しているタレントさんです。僕の一回り上の世代では知らない人はいない(?)くらい有名なお方。そんな著名人が大槌でロケをしてくれました!さて、当然浮かぶ疑問。YOUは何しに大槌へ?!その全貌を語っていこう。
 ・・・。そんな大それたことは語れないので、簡潔に。すいません。
 天津木村さんは大槌町にナイトサファリとテントサウナのロケに来てくれました。10月からJR?のツアーで1泊2日のツアーが毎週末募集される運びとなっており、我々おおつちのあそびは初日の夜間アクティビティであるナイトサファリを担当します。2日目は吉里吉里国さんのテントサウナです。今回のロケは、そのプロモーションを兼ねたもので、天津木村さんと中森アナウンサーのトークによって、我々の取り組みがお茶の間に流れます!ほんっとうに、うれしい限りでございます。
 ロケでは僕は裏方でTVに映ることはことはなかったんですが、のあそびのボスはど真ん中でバチバチに映ってました😁NHKや新聞社さんにはよく取り上げていただいているので、初めてのロケも問題なくこなせるだろう、と思って裏方から様子を見ていたんですが、ロケと取材はどうも肌感が違うらしい。決められた時間の中で求められた項目に最大限のパフォーマンスで応える、これが僕が今回の撮影を見て感じたロケの本質で、ボスも少し苦戦してました。しかしながら、天津木村さんも中森アナウンサーもさすがはプロ。共演者のことも気遣いながらペースをどんどん上げてトークするその姿にはまさに感服の2文字。プロのお二人とその他多くの関係者に支えられながら無事にロケは終了しました。今後の反響に期待です。
 大槌に来ていただいたお二方、本当にありがとうございました!
 

天津木村さんと中森アナウンサーとおおつちのあそび

〇ネイチャーゲームリーダー研修


 9/7-8に滝沢市の岩手山青少年交流の家、通称テンパークでネイチャーゲームリーダーの養成研修会がありました。ネイチャーゲームとは、アメリカのジョセフ・コーネル氏が考えた5つの理念に基づいた環境教育の体系の1つです。自然の中にあるものを利用した誰でも楽しめる単純なゲームを通して、自然環境の理解や他者との交流を深めたりすることができます。そのリーダーになるということは、ネイチャーゲームを学び、楽しむ場を創出する側になるだけではなく、ネイチャーゲームの指導を他者に行うことができるようになる、ということです。また、ネイチャーゲームを主催した経験を記録し、実績として保持することができます。まあ、リーダーではないからと言って他社にネイチャーゲームの体験を提供したりはできるんですけどね。
 何はともあれ、風のあそびクラブなどの、今後も継続して行っていきたい子供たちがよく来てくれるイベントでも実施していきたい、指導の多雨の理念を学んで活かしていきたい、と思い、この講習に臨みました。
当日は、時間の計算を見誤ってしまい、少し遅れてしまいました。会場にはすでに僕以外の参加者が着席して施設の説明を受けており、僕は一番前の席だったので縮こまりながらそそくさと歩いて着席した。参加者を見渡してみると、地域おこし協力隊の新任者研修で出会った顔がちらほらある上、参加者の半分ほどが、釜石や山田の三陸沿岸の人たちだったので驚いた。。
講習の内容が初めから座学だったので、どんなに厳しい授業が待ち受けているんだろうと身構えてしまっていたが、全然そんなことはなかった。むしろ座学はほどほどに基本的には野外でネイチャーゲームの体験と実践をするというものだった。屋内の座学では、ネイチャーゲームの歴史と基本的な理念、ネイチャーゲームに臨む姿勢を学び、野外実習では、実際にネイチャーゲームに参加し、参加者同士で実践しあうことで、座学で学んだ姿勢などをすぐにアウトプットできるようになっていた。アクティビティも晴れた日、雨の日、夜間と、ほとんどの天気条件が想定されていて、どんな状況の時にどんなアクティビティを選べばよいかなど、大変参考になった。また、参加者同士が対象のターゲットを設定してネイチャーゲームを提供するという実践的な実習では、自分自身がネイチャーゲームを主催するとき、どんな状況で、ターゲットはだれで、どんな言葉遣いをすればよいかを考えてほかの参加者を相手にデモンストレーションを行った。ネイチャーゲームは、ネイチャーゲームですと認定された200近いゲームのことを言うが、その内容の中での自由度は意外と高い。例えば動物の名前をヒントから当てるゲームでは、あらかじめたくさんの種類の動物と、その種類にまつわるヒントが用意されているが、そこに用意されていない動物を題材としたクイズや、同じ動物でも違うヒントを用いたらいけないという縛りはない。なので、1つのネイチャーゲームを選んだとしても、それを実施する状況に応じて臨機応変に内容を変化させることができる。だから、大槌町ならこんなタイミングで使いたいな、というのを想定して、自分なりにネイチャーゲームをアレンジして実践を行った。結果は、だいぶ良かったんじゃないでしょうか。いただいた評価も悪いものではなかったから、よかったと思います。逆に、ほかの人が実践しているのを見るのも面白かった。自分に足りないところや、設定ごとに様々な対応があること、また、僕らにネイチャーゲームを指導してくれている人たちの話し方も意識すると、本当に状況ごとに適切な話し方というのがごまんとあって、奥が深いと感じた。
いろんなことを学べた一泊2日の講習。今後大槌町で活かすべく、主催するイベントではどんどん取り入れていきたいですね!
 

アクティビティの様子
集合写真

〇LNT講習大船渡コース


 9/9-10に大船渡市の三陸アクティブを舞台に岩手県では初となるLNT(Leave No Trace)Level1インストラクター講習会がありました!LNTとは、アウトドアを楽しむための7つの原則、みたいなもので、アウトドアで利用するすべてのフィールドと、そこを利用するすべての人が心地よく、末永くアウトドアを楽しむために定められたものである。その7つの原則を学ぶための講習、ではあったんだが、その内容は“教わる”のではなく“教える”。初めて聞いたLNTの7原則を参加者がそれぞれの項目を担当し、ほかの参加者に教えるのだ。初めて体験する講義形態で、1-2人のチームで2日間で2つの項目をレクチャーする。初日の1回目は、あまりにも緊張しすぎるのと、決められた時間内での準備不足で、ものすごく動揺が目にとれる講義になってしまった。。つらい。ほかの参加者は初めてで慣れてない部分はあったにもかかわらず、しっかり堂々レクチャーしていた。すごい、、。
1つ1つのレクチャーごとに、講師としてきている2人からアドバイスをもらう。その2人はLNTで2つの段階をクリアした講師であるためか、伝えること、教えること、要点をつかむこと、アドバイス、そのすべてがべらぼうに上手で、僕は常に感心して聞き入ってしまった。それもあってか、2日目のレクチャーはそれなりに自信をもって伝えられたと思う。話す内容が好きな内容というのもあったけど笑
LNTの原則は、人にレクチャーすることでインプットとアウトプットを同時に行い、人への話し方・伝え方は講師の背中を見て学ぶ。2日間はあっという間に終了したように感じたが、内容はあまりにも濃いものだった。
この考え方は、本当にどのアクティビティにも通ずるもので、原則1つをとってもイベントを開催できるくらいには内容が濃い。今回の講習によって、僕が今後行っていくアクティビティにどのような変化が訪れるのか、自分でも楽しみである。復習も適度にしつつ、次はLNTのlevel2を本気で取得しに行きたい!
 

講習を受けます
内容について講師をしますΣ(・□・;)
よく晴れていて学びだらけの2日間でした!

〇トラベルマート商談会!


 9/26-28の期間、東京のTOKYOBIGSIGHTでは、ジャパンツーリズムエキスポとトラベルマートが開催されておりました。ジャパンツーリズムエキスポは日本各地と世界各地から観光業をやっている人や特産品などを売る人が集まって、それぞれのブースでわが町自慢するというもの。トラベルマートでは、世界各国から来た旅行代理店などの事業者とマッチングした日本各地の観光業事業者が、インバウンドとしてわが町どうですか?と商談を行っていた。我々おおつちのあそびが参加したのはトラベルマート商談会の方であり、大槌町観光交流協会のHさんと、東京大学海洋研で中国からの留学生であるKさんと一緒に中国や東南アジア、豪州とオランダの事業者さんに対し、大槌町のプロモーションをしていた。
 実際に話を聞いていると、それぞれの国の特色が大きく分かれていて大変勉強になった。ざっくりいうと、中国には狩猟のツアーは受ける内容だったのに対し、オランダや豪州ではハイキング関係が人気で、ナイトサファリはどこの国に対してもオールマイティに通用する。今回の商談会で、インバウンドの旅行者を誘致できたかどうかと問われればそうではないかもしれないが、今後、インバウンド旅行客に向けたツアーを造成していくにあたって、ターゲット設定に関する非常に大きな成果を上げることができたと思う。あとは、英語の重要さを再認識。商談会で話してくれていたのはほとんどがKさん。英語も中国語も日本語も堪能で、最強の通訳として君臨してくれた。英語が話せれば少しでも話に混ざれたかもしれない。英会話頑張らないとぉ。
また、中国との商談が多かった我々は相手がなんて言ってるかなんて全く分からなかったが、Kさんがいてくれたおかげで、Kさんと商談相手ですべてが完結してしまうほどでもあった。中国には日本のLINEみたいな連絡ツールがあるらしく、それのアカウント交換もKさんは行っていた。今後中国からの提案などはKさん経由になるけどいいのか。。。?と思いながら見てたが、Kさんは我々との付き合いも長いし仲もいいので、ま、いっかと思い、Kさんの大槌町定住を願うのであった。
 

旅行関係事業者で賑わう会場内
商談の様子をアシストしながら見守ります。

〇Ecoffの受け入れ


 みなさんECOFFって知ってますか?知らない方も多いと思います。僕も大学生やってたのに今回初めて知りました。Ecoffというのは、全国各地の大学生が島や地方の農家さんなど事業者のところに1週間弱滞在して、そこの農業やいろんな産業をお手伝いするという、地方密着型インターン制度みたいなものです。その大学生受け入れを、ボスが今年から始めました。受け入れ回数は2回。それぞれ10日ほどの受け入れです!大槌は、地域おこし協力隊などで若い人は多いイメージですが、現役の大学生と何日も関わる機会は少ない気がするので、接する中で若さを取り戻していけたらよいなあと、僕も期待を膨らませてました。
 第1日程は、女子5人男1人でした。3日目の朝に家庭の事情で一人帰宅してしまったんですが、こちらはみんな個性派揃い。生き物が好きな参加者が多く、ジビエに対する興味がすごい。狩猟の同行に夜明け前から出発し、そのあと仕掛けた罠を見回るのだが、ほぼ毎日全員が参加していてすごく驚いた。しかも、彼らはなかなか運がよく、大槌の魚市場に立ち寄った際はなんと200㎏のマグロが水揚げされていました。商品にならないような魚もたくさんもらったらしく、うらやましい限りです。

水揚げされたマグロ


 第2日程は、女子3人男子2人。こちらも個性派。だけど第1日程とは全く毛色が違います。第1日程の子たちが大人しかったとか、そういうわけではないんですが、第2日程の子たちはThe都会っ子って感じでしたね。第2日程は大槌祭と重なったこともあり、参加した男子2人は冷たい雨の降る中大槌祭に一緒に参加しました。ナイスファイトだったぜ。シカも2回捕獲出来て、獣医学部の参加者に内蔵等の解説してもらって楽しかったです。
 日程的には、仕事と両立するのもなかなか大変で、ほとんどボスが対応してくれてはいたんですが、所々でお手伝いできていい経験になりました。来年も何事もなければ受け入れるとのことなので、大槌町を全国の若者が知るきっかけづくりになっていければいいなと思います!
 

シカの解体に臨むEcoff参加者とボス

〇挑め!大槌祭!


 9月の21日と22日の2日間にわたり、おおつちの安渡地域と小槌地域でお祭が開催されました。このお祭は、祭壇に祭られている神輿を祭壇から運び出し、神輿を担いで大槌町を闊歩し、川を渡り、各地で獅子踊りなどの伝統舞踊を披露し、祭壇に戻って神輿を収める、というものです。神輿には神様が鎮座しており、神様が1年に1度、町の様子を見て回るのだとか。一般参加者である我々は神輿を担ぐ人たちとしての参加です。MOMIJIのメンバーと、遊びに来てくれた大学の同期1人と、Ecoff参加の2人でMOMIJIチームとして参加してきました。
 昨年には遠野のお祭でみこしを担いだので、大槌町の祭も遠野と同じぐらいだろうと思っていたら、神輿の重さや歩く距離、過酷な環境、休憩の少なさ、振り回される回数など、すべてにおいて遠野をはるかに凌駕しており、なめていたことを実感させられた。雨も相まって、大変ハードな祭だった。
 驚いたことは、大槌町の町長が参加していたことだ。地域おこし協力隊着任の際に委嘱状を渡していただいたときは、すごく優しそうなイメージを持っていたが、神輿を持つ町長にはそんな面影はない。ひたすらにみこしを担ぎ、声を上げる姿はまさにお祭り男。めちゃめちゃかっこよかった。
 初日の祭では、右足が最後の方ものすごく痛くなって、オオトリの一番盛り上がる乱舞を断念してしまった。それにすごく後悔し、2日目は最後の最後までみこしを担ぎ切った。境内で、神輿を担ぎながら何度も何度も振り回されるのだが、ある瞬間にトランス状態となり、全身の痛みが薄れる。その分気性が乱暴にはなるのだが、声も出し、一歩一歩踏みしめて振り回され神輿を担ぐのが気持ちいい。外気の寒さも感じなくなり体に熱がこもる。神輿を担ぐみんなが一体になる瞬間であり、みこしを収めた後はわけのわからない達成感で胸がいっぱいになった。そんな気持ちのいい状態で飲むお酒は別格のうまさで、また来年も祭に出たいと強く思えた。
 来年こそは、2日間神輿を担ぎ切ってやる。大槌祭、対戦ありがとうございました!

魚市場での乱舞の様子。隠れて見えないけど僕も担いでます。
1日目終了!MOMIJIチーム生還!

いいなと思ったら応援しよう!