辛い人には、どんな声を掛ければ良いの?
辛い時は誰かに慰めて欲しいですよね。
だから私は誰かが辛そうなら、その人が掛けて欲しいであろう言葉を掛けます。
でも、これって偽善なのかも?
その人にとって必要な言葉は上っ面の甘い言葉ではないのかも知れない。
時には本人のために厳しい言葉も必要ではないかと思うのです!
な~んて、ウソです。
確かに若い頃は、辛い人に優しい言葉を掛ける自分に偽善を感じ、後から自己嫌悪とまでいかなくても、自分が薄っぺらな気がして、薄ら寒いものを感じていました。
でも今は違います。
辛い人には、その人が掛けて欲しい言葉を探して何が悪いの?
と開き直ってます。
だって、分からないじゃないですか?
実際、その人がどれほど辛いのか、どれほど悩んでるのかなんて。
本当に辛い時には、まるで水の底に沈んでいって息もできない状態なのかも知れない。
いくら話しを聞いたところで、どれくらい辛いのかなんて、他人である私に見極められるはずがない。
分からないから、とにかく上っ面でも優しい言葉を掛けて少しでも楽になったら、水面に顔を出して呼吸ができるかも知れない。
もしそこまで辛くなかったとしても、悪い方を想定した選択肢を選んだ方が安全だと思います。
でも本当のところ、もう心が折れそうに辛いのか、意外と頑張れたりするのかは本人にも分からないと思います。
分からないから頑張ってしまって鬱になる人もいます。
その逆もあるんだろうなと思います。
自分はもうダメだと思い込んで閉じこもってしまう。
でもちょっとしたキッカケで、あれっ何とかなったという経験はありませんか?
人生の中では何度か、もうダメだと追い込まれる時があります。
もう本当に自分が壊れそうだ、消えてしまいたいと思っても、なんとか耐えてるうちに何かのキッカケで局面が変わり、視野が広がったりします。
だから結局、思うんです。
いくら周りが、その人のためと思って厳しい言葉を掛けたって辛い局面をどう乗り越えるのか、または逃げるのか(これもアリです)を決めるのは本人にしかできない。
周りは精一杯の応援とサポートしかできない。
厳しい言葉掛けで頑張れる人は、もともと自分を信じて頑張れる強い人です。
そんな人は言葉掛けがなくても頑張れちゃう人です。
少なくとも私みたいに弱いメンタルだと、とにかく優しい言葉を掛けて欲しい。
自己肯定感の低い人に厳しい言葉での𠮟咤は逆効果です。
自分を信じ切れてないから凹みます。
優しい言葉をいっぱい浴びたら、それを糧にちょっと頑張ろうかなと思えます。
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