不動産は「商材」ではない
私は国、都市、不動産を見ています。
最近Onlineの打ち合わせ、その後もOnline打ち合わせを続けて、何ヶ月かしてようやく対面となり、全然思っていた人と違う(笑:失礼)ということがありました。そんなことありませんか?
この2年間で海外オフィスで採用した人とはリアルには会っていません。一度も会っていない間に辞めていく人もいます。何かしら関係性を持っているにの会わないまま終わる、普通のことになりつつありますが、冷静に考えればかなり悲しいことです。
対面やリアルだと、記憶に残りやすいということもあるようです。不動産もそんな側面があると思っています。だから実際の不動産を見たい、触れたいと思うのは自然なことです。今はなかなかできませんが。
あるOnlineセミナーを聞いていると、顧客に対して一部の会社や人がセミナー内で、取り扱っている不動産を「商材」と呼ぶ人が少なからずいました。そういう話を聞くとすごく違和感を感じました。
もちろん、不動産という「モノ」を通じて売上がたつわけですから会社にとって不動産は「商材」なのかもしれません。商材というとなんか雑な印象を持つのはなぜだろう。
不動産を不動産としてしか見れなくなっている、私個人のバイアスにほかならないかもしれません。会社や個人で取り扱うものは常に不動産であり、代わりになるような「モノ」は眼中にないからです。当然不動産から派生するサービスや間接的な商品を作るのも不動産が不動のセンター(乃木坂のセンターという意味で使っています笑)だから。
ということで今日も不動産に関してのことばかり考えて、視野が狭くなりがちではありませすが、先日リリースを出した不動産流動化の「フィリピン不動産ファンド」が立ち上がりました。
海外✕不動産という掛け合わせにもう一つ。それが金融だったり、移住だったり、映像だったり、教育だったり、そんな不動産を商材ではなく不動産と呼び続けたいと思っています。
最近はYouTubeを週3回配信しています。国内不動産市場や海外不動産市場や、その他もろもろ話していますので、一度みてください。直近では視野を世界に向けさせてくれる「書籍」を読み、不動産としての視点も絡めまして「安いニッポン」(日経)を取り上げました。
少しでも皆さんの視野に気づきをお渡しできたら幸いです。