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【風戸の週刊海外紀行】 #1 シンガポール

皆さんこんにちは、風戸裕樹(かざとひろき)です。
Property Access株式会社の代表を務めていて、東南アジア不動産(主にフィリピン、マレーシア)の取引をしています。

前回のnote、『風戸裕樹の不動産偏愛歴』では海外とは無縁だった私が、東南アジアで不動産企業を興したした経緯について自分の不動産人生とともに触れました。

今回のnoteは私がシンガポールに住んでいた頃の話です。2016年にシンガポールに移住をしてからの2年強、東南アジア各国で大好きな不動産巡りをした経験を「週刊海外紀行」と題してさらっとお話したいと思います。

シンガポールってどんな国?

まずは”シンガポール”という国の概要です。

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(外務省より)

マレー半島の南端に隣接した”島国”で、東京23区と同程度の国土に、569万人もの人々が暮らしています。主な産業は、観光、金融、貿易。圧倒的な経済力を誇り、東南アジアを代表する先進都市国家として栄えています。外国人が多いのも特徴で、人口の約3割程度が外国人で、後述しますが日本人も数多く住んでます。

シンガポールの不動産事情

ご存知、あっちゃんことオリエンタルラジオの中田敦彦さんが最近移住したシンガポール。私も実際にこの国に住んでいたので賃貸探しの勝手や、その予算感もよくわかっている自負があります。

資産家が沢山住んでいるイメージのこの国。実際歩いてみると想像以上に建物がド派手!マリーナベイサンズを代表とする、ホテル建築の印象が強いと思うけど、一般的な住宅だって凄まじい。

例えば、有名なのはこの「The Interlace

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同じ長さ、高さの6つの居住ブロックが31個積み重なっています。
一見すると不規則な印象を受けますが、上から見るとなんと蜂の巣状に。

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美しい。芸術の域です。


もちろん、高層コンドミニアム(海外ではマンションとは言わない)も数多くあります。中には60階、70階建の超高層物件も。外見的な特徴としてはペンシル系の高層タワマンの途中の階が抜けている(写真の様な感じ)デザインが多いです。日本と違って天井高が3メートルが普通です。(日本は2.5メートル位ですね)


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なぜこんなデザインになっているのかというと、”風水”として風通しが必要なのだそう。華僑系の国、シンガポールならではですね。ちなみにこの写真は私が住んでいたコンドミニアムのバルコニーから撮影した写真です(私は3階に住んでいました)。

また、なぜこのような建築物を建てることができるかというと、シンガポールは災害とは無縁の国だからです。まず地震はほとんどありません。10年住んでいる日本人に聞くと、「体で感じた地震は1回あったかな?」だって。そして日本では毎年必ずといってもいいほど猛威を振るう、台風や線状降水帯もありません。スコールがちょっと降るぐらい。気温も思っているほど熱く感じない。エアコンの効きも半端ない。印象的だったのは、VC(ベンチャーキャピタル)のオフィスに同居していたのですが、そのエアコンスイッチに「22℃以上にするな」と書かれていました。

シンガポールと日本人

シンガポールにはたくさんの日本人がいて、人口569万人の国に3万人ほどの日本人が在住しています。そういった背景からジャパニーズクリニック(日本人医師・スタッフが常駐し、診療も日本語で安心できる総合病院)なんてものも。そのような日本人が集まる場所に行くと元女優さんや元アナウンサーの人を見かけることもしばしばありました。

そして日本人がシンガポールで住む場所も大体みんな同じ。「リバーバレー」とか「オーチャード」とか。お金持ちの一部は「セントーサ」(ユニバーサルスタジオ・シンガポールがあるところ)に住んでいるけれど、ちょっと都心部からは離れてる。

通常はみんな伊勢丹や高島屋、そして明治屋へのアクセスで決めているるんだと思います。ちなみにドン・キホーテがシンガポールに進出してからは、生卵や冷凍されていない納豆が食べられるように!それが移住していた2年4ヶ月間における最大の衝撃でした。(基本だけど、生卵は海外で食べちゃいけないよ!)

シンガポールの物価

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そんなシンガポールだけど、”家を買う”ということは全く想像できませんでした。大体の物件が1億超え、それも1LDKで50平米とか。2億以下で探せるファミリー物件にお目にかかることはほぼなし。上記の写真は私が住んでいた「オーチャード」の新築物件。たしか50平米弱で1億5千万円位だったと思います。

そもそも物価が本当に高い国。例えばハッピーアワー。下の写真を見て下さい。

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1シンガポールドルが80円程度なので、ハッピーアワーのビールがなんと2杯で1,500円ぐらい。お会計で酔いが醒めちゃいますね。

まとめ

こんな感じでさらっとシンガポールで暮らしていた時の思い出を綴らせていただきました。東南アジアで最も日本人が暮らしやすく、最も高いのがシンガポール。私が住んでいた2年間は間違いなく最高(お金の減りを除いて笑)のものでした。

当社では東南アジアに移住したい方や、投資用物件を買いたい方へのサポートをしています。

定期的に個別相談もさせていただいていて、
次の開催は8月21日、22日です。

フラットな目線で海外暮らしや海外不動産投資に関するご相談に乗れたら嬉しいです。

来週はお隣、マレーシアについて書こうかなと思っています。
感想、シェアお待ちしております。

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