#18 春風献上🍃 （旧PARCO劇場にて）

風瀬由季＊𝑌𝑢𝑘𝑖 𝐾𝑎𝑧𝑎𝑠𝑒

2025年1月3日 22:33

２０２５年、明けましておめでとうございます🌈✨

どうぞどなたさまも心身ともにお健やかに
喜びに満ち、色とりどりの楽しい時間を紡ぐ
令和７年でありますように🌈✨

この連載も、おかげさまで３ヶ月目に入りました。
本日より、またゆるゆる･･･

あ、もとい！

巳年にちなんでにょろにょろ続けて参ります🐍

本年もどうぞよろしくお願いいたします❣

時は３３年前（１９９２年）のある夏の日、
第１４話の終盤で青井陽治先生とはもう一度
思いがけずお会いできたことを記しました。

第１４話は予定を遥かに超えた長文になったことと
〈夜２期〉修了後の出来事だったので
説明を控えましたが、
実際に先生の作品に触れることができた
かけがえのない機会。　

そして、
第１６話でご紹介した冨田浩太郎先生も思い浮かぶ
楽しい思い出でもありました❣

まさに私にとっては
お年玉か夢のような出来事でしたので
初夢も話題にのぼる本日１月３日に、
少し補足しておきますね♪

いざ、ＰＡＲＣＯ劇場へ

あの情熱的にお話なさる青井先生の演出！

渋谷ビデオスタジオからは徒歩５分の

懐かしの 渋谷ＰＡＲＣＯ　Ｐａｒｔ１（パート１）　
９階の ＰＡＲＣＯ劇場へ。

↑２０１６年に閉館した旧建物のページを発見！
ロビーと４５８席の旧劇場の３ＤＣＧもあったので
わくわく感も蘇ります✨💖✨

青井先生の『ラヴ・レターズ』ポスターも！！！
関わっていらしたみなさんの愛を感じます💕

訪れたことのある方ならきっと胸躍る
あのガラス張りのロビーからの渋谷の眺望も
上の埋込リンクからぜひご覧くださいね💙

※その後建替えられ「渋谷パルコ・ヒューリックビル」として
２０１９年１１月にリニューアルオープンした 渋谷パルコ。
８階に生まれ変わった劇場は６３６席になっているそうです
👉　現在の ＰＡＲＣＯ劇場

当時勤務していた派遣先のゼネコンさん（#04 既出）は、
渋谷ビデオスタジオからＰＡＲＣＯパート１に向かう
オルガン坂の中ほどにあったので、

仕事終わりにどきどきわくわく徒歩２分、
楽しみに伺いました🐾

ゲネプロを拝見したのは、

舞台『パパ、映画に出して！』

でした🌈✨

原作は、米国の喜劇作家としても著名な
ニール・サイモン。
その訳と演出をなさっていたのが青井陽治先生。

検索してみたら、

わぉ！

ＰＡＲＣＯ　ＳＴＡＧＥのウェブサイトに
作品紹介ページが見つかりました🌈✨

基本情報だけでしたが、
リンクさせていただきましたので
ぜひそちらに飛んでご覧ください❣

画像にある通り３人芝居。
キャストは、
細川俊之さん、松下由樹さん、萩尾みどりさん

ああ、そうだったなぁ･･･と
お声や、動き、ユーモラスな場面、
舞台装置の（たぶん）リビングに置かれた
中央のソファが蘇ってきました！

（松下さんは初舞台だったような）

公演スケジュールを見ますと、
１９９２年の８月３０日から。
その数日前の最終リハーサルである
ゲネプロに伺えたということ。

記録の大切さ

私の記憶については第１３話にまとめました。

最大の要因は、祖父の隔世遺伝。

と、自分では思っておりますが、
祖父は「２つの郡」ほどの情報を
正確に把握していたと思われますので、
「おじいちゃんすごい！」とだけ感じており、

まるでそれには及ばないとの自覚の方が強かったですし
記録力って誰かと比較するものでもないので、
神経衰弱は得意かも！という程度の認識で、
それを活かすとか伸ばすとか
考えたことはありませんでした。

そして、記憶以上に大切なものが、記録。

実際今回この連載を書き進めながら、
３３年前の青いバインダーの存在に、
ものすごく力をもらっています❣

当時の資料に加え、
毎回の風瀬メモがなければ、
この連載は生まれていません。

そして、俳優の学びにしては、
自分の表現につながることのみならず、
先生方から発せられるあらゆるものを記録する
熱と妙な細やかさもあり、
カリキュラムの全体を残そうとしたのでは？
とさえ思えてきます。

当時は無意識だったけれど
真摯さの中に秘められた何かがまた、
自分でも興味深く、
読み返しながら考察しています。

俳優養成所に通うことの目的は、
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
俳優になること
演技の基礎や表現を学び自分を磨くこと
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
でしょうか。

動機はさまざま。
指揮者が楽器を学ぶように、
演出のために自ら演技者となる方もいらっしゃいますね。

もしかしたら、
有名になりたい
注目されたい
という意思を持つ方も多いかもしれません。

･･･じゃあ、

私が求めていたのは？

すぐそばで長く一緒に居る家族には
今も親しくする当時の仲間や
お世話になった先生方やそこでの時間を
私が大切に思っていていることは
伝わっていたはずですが、

一度も、当時の詳細を話したことはなく
性格的に目立ちたい様子のない私を知る人は
なぜ俳優養成所に通っていたのかはわからず、
不思議だったかと。

今回の断捨離がなければ
その資料を見返すこともなく、
全４０話という目標を持たなければ
ここまで細かくまとめる必然性もなかったので

家族や近しい友人、また、俳優を目指す方にも
読んでもらえるカタチになったことが
大きなギフトだと感じています。

これまでの何度か記してきたとおり、

脚本は、図書館や書籍で手に取れるものがあり
作品としてのドラマ映像は、
映画やテレビ、ビデオ映像などで見ることができるので

私は、その間を繋ぐ

☆★☆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
映像を作る場所、
シナリオのキャラクターが
生き生きと動き出す現場を見たい！
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈☆★☆

という一心。
だからこそ、よりそれに近い場所を求め
３度目にしてこうして近づけたのだと
３３年を経て気づくことができています。

で、観せていただいたゲネプロは。
とても素晴らしかったです☆

その体感や心の躍動は
ちゃんと残っているのですが。

いつもの私なら、映画のフィルムのように
全体を記憶しそうなところではあるのですが、
この時は違っていたんですよね。

事務局で

「勉強しておいで」

と送り出していただいた嬉しく貴重なチャンス！

だからでしょうか？

青井陽治先生のおっしゃる重心、意識の状態、
そしてさらに、
富田浩太郎先生のおっしゃる余分な力を排し
リラックスした上での身体表現と発声
にも注目していたようで、

表情や動き、声が部分的に残っていて、
記憶も断片的です。

この作品の脚本を拝読したわけではありませんが、
私がずっと観たかった、
シナリオの文字だったキャラクターが、

演出によって組み立てられ、
俳優によって息吹を与えられ
目の前で繰り広げられるその感動と、
会場の息遣いのようなものを
体感させていただいた

そう実感できる、
大変ありがたい機会でした✨💖✨

その日の風瀬メモははないので、ここ１０日ほど、
当時の様子が伝わるページや記事がないか検索して
この記事を書くことができました🌈✨

〈夜２期〉修了後の出来事。
点と点がつながり、
当時は分からなかったことも
今また知ることができて感激です☆🥹

読んでくださるみなさまにも
楽しんでいただけていたら嬉しいです❣

そして、
劇場のホームページって美しくて
みているだけでわくわくしますね✨💖✨

舞台や今後の作品にも興味をお持ちの方には
劇場にも足を運んでいただけたら
私も嬉しいです❣

今日はここまで。

これまでで一番遅い、
レッスン後にみんなで食事して帰宅したような
深い時間のシェアになりました。

お正月休みも終盤。
移動や、休憩時間にお読みいただければ幸いです✨💖✨

次回は、１月７日(火)にまたお目にかかります。
ではまた来週( ´ ▽ ` )ﾉ

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