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#12 山田太一作品『早春スケッチブック』

みなさま、こんにちは( ´ ▽ ` )ノ
第2シーズンも楽しんでいただけておりますか?
本日もご訪問ありがとうございます。

昨日ですね、ウチのインターフォンが
ちょっと不思議な不具合を起こしまして、
今日は業者の方が見えたりして
そろそろおやつの時間
ゆっくりめの更新です♪

今朝の東京の気温は1度。
一気に冷えましたね。
青空が続いた今週の空を添えますね。

深呼吸用
冬晴れの空💙



本日は前11話に続き、
緋多先生のお話。

思い出話や、作品の話題になると
昭和感がいっぱい差し込まれますね(笑)
どうぞその辺も楽しんでいただけますように♪



さて
そんな嬉しい出会いの日
緋多先生が10/22のレッスン終わりに

いろんなカタチを見たい


と、おっしゃって配布されたシナリオ。

File02 ────────
作品:『早春スケッチブック』
原作・脚本:山田太一
制作著作 :フジテレビ
───────────

1991から遡ること8年、
1983年の金曜劇場で放送された人気作品。

Wikipediaによると

2005年6月1日には、ドラマ本編および出演者の対談集などが収録されたDVDが初めてリリースされている。

なんと、
22年を経て初めてDVD化されるほどに
愛された名作だったようです!!


で、今改めて知るところでは
子持ち同士のステップファミリーである
4人家族(両親・長男・長女)を軸に
展開するストーリーで、

岩下志麻さんは母親役。
長男役の”和彦”は鶴見辰吾さん。
実の父親役が山崎努さん。

いろんな情報があり、そうだったのか!と
思いながらまたシナリオを読んでみました。

ご覧になった方はおられますか?

私は、そいえば
岩下志麻さんが徹子の部屋で
初めての母親役?のようなお話を
なさっていたような・・・

ドラマも部分的に記憶があるような。
とうっすらと思い出しています。


私の実家は夜9時以降
子どもにチャンネル権がなかったので
 ↑ 伝わりますか?(笑)
大体ピアノの部屋か自室にいて

残念ながらオンタイムのドラマは
あまり見ずに育ちました。

覚えているとしたら
もしかしたら、再放送ではみたのかな?


ちょっとここで触れておきたい
私的パワーワード。 

原作・脚本:山田太一


この文字に心動かされる私。
開校式での大山勝美塾長との出会いでも
少し触れましたが、
高校時代から原作も読んでいた
『ふぞろいの林檎たち』『思い出づくり。』は
特によく記憶していて

私の脳内でキャラクターが動き出す
このストーリーが脚本となり、
ドラマとして映像化される面白さに
とても心惹かれていました。

山田太一さんは、ちょうど1年前
2023年11月29日に
89歳で天に還られたそう。
私は直接の対面は叶いませんでしたが
その道に居ればぜひお会いしたい方の
おひとりでした。


そう!
第8話で、シナリオの束の中から
フライヤーがまた2枚出てきて、
それぞれ意外な方が写っていた
とも記しました。

東京アクターズスタジオの母体である
メディア・ワークショップ に私たちのすぐ後
昼[4期]募集のタイミングで
 ・ディレクターコース
 ・シナリオコース
 ・ドラマチック文章コース

が増設されたためかと思われますが、
第5期生募集のフライヤーには
中央に山田太一さんが写っていたのです!!
(写真は、昼[2期]メンバーでしょうか?)


大山塾長とのつながりもあってか、
山田太一さんのシナリオは複数教材に
なっていました。

そのひとつである『早春スケッチブック』

東京アクターズスタジオ資料&風瀬メモ
バインダーのページと
シナリオプリント



前述の出会の日のレッスンの終わりに

台詞はしっかり覚える


そう告げられていて

いよいよ緋多先生が手渡された宿題は、
B5用紙1枚に、小さな字で上下2段
2ページ分のボリューム。

12月6日(金)、
緋多先生と再会し演じたのは。

大学受験のため予備校に通う和彦の前に、
樋口可南子さん演じる謎の女性が
トリックスターとして登場し
物語が動き始める、そんなシーン。

コンパクトではありますが、
当時は、観ていない番組は後追いできず
自分の読み取る力と想像力だけが頼り。


🟦バインダーの風瀬メモには

相手の反応をよく見る こと、
そして、
声・解釈・表現
の3つの視点でメモが。




この連載を始めて一つ気づいたことがあります。

私が〈夜2期〉で出会えた14名の講師の
多くは演出家や演技指導者であったので
作る側の視点と、自分を解放する点で
多くの刺激を受けました。

緋多先生も喜怒哀楽などの表現に
自分を縛っているものからの解放を
伝えてくださいましたが、

それ以前に「声」の大切さ
台詞が自然に口に出てくるよう
丁寧にご指導くださった印象があります。

その際、
お手本という意図ではないのですが、
さらりと、
台詞を口にされること
目配せや表情が
自然(じねん)であるように
振舞われている
その様子に
大きな刺激をいただきました。

俳優・演技者であるからこそ
一瞬でその場を舞台に変えるような、
とてもナチュラルかつ説得力のある表現。


私たちがその表現に触れた上で、

相手に、観客に届く表現と
そのポイントを
示してくださったことが
メモから読み取れました。

自分の

表現意図が相手に伝わってこそ


表現である。と。


翌週12月10日(火)

もう一度、緋多先生にご指導いただけました。

今思うと、贅沢なことですね。

この日は一番メモが少ないのですが
自分が受けた指摘が残っていました。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

私の声はひらべったい

そのため、聞こえにくい

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

きっとそうだっただろうな、と思います。

私は子どもの頃から
人の話を聞くのが好きで、
家族や友だちの中にいると
どうしても聞き手になることが多く、
自分からどんどん話す性格では
ありませんでした。

ハキハキ話した記憶はないな、と。


もう一点は演技指導で、
相手の台詞を待って動くこと。


そんなお話があった後、

自分の感情を解放し、
そのチャンネルを
すぐ変えることもできる
集中力とテクニックについても触れ

身近なシチュエーションで

Etude (エチュード)

も行っています。


自分を知る大切な手がかりを
たくさん受け取って、
2月末の修了までにどれくらい
改善&成長できたでしょうか。




初回10月22日の風瀬メモに
私たちが歩む方向性として

人の心にスッと入っていける人


という緋多先生の言葉がありました。

緋多先生ご自身が、
それを体現くださっていたと感じます。

それともうひとつ。

苦労して得たものは あげます

とも。

緋多先生のお人柄が滲み出るお言葉。

え?

って
当時驚きを持ってメモした感覚が
蘇ってきました。

緋多先生とのエピソードは
まだまだあるのですが、
整理しきれないところもあり、
本日はこの辺にさせていただきます。

緋多景子先生、
本当にありがとうございました
🌈✨


ななちゃんが発掘しくれた
当時の私たちの演技ビデオを見たら
またメモの内容が立体的になるでしょうか。

思い出せたらいいなぁ。
そしたらまた緋多先生編を綴りたいです❣

本当に幸せな出会いです✨💖✨


また、これって
私が東京アクターズスタジオ
受け取っていたものを集約する言葉でも
あるようにも感じています。

なんと寛大な。愛。

今、先生方の年齢を迎えて
私もこうありたいな、とも
また思っています。




今日も長文お付き合いありがとうございました。

自分の中にある
得体の知れない大切な何か 
に出逢おうとする旅は続きます。


そんな視点からも、
次回はちょっと
ムダにいい?かも知れない記憶力と
記録してきたことを通して
私自身について
整理してみたいと思っています🍀

次回は12/17(火)にまたお目にかかります♪
どなたさまも、素敵な週末を🌈✨



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風瀬由季*𝑌𝑢𝑘𝑖 𝐾𝑎𝑧𝑎𝑠𝑒
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