#23 「声の魅力・朗読」 小沢重雄先生
みなさま、ようこそ!
今日もご訪問くださりありがとうございます♪( ´ ▽ ` )ノ
こちらは11/1から連載中の #自分史エッセイ です。
1991年10月〜1992年2月の5ヶ月間
(火)と(金)の週2回、休まず通っていた
かつて渋谷区宇田川町にあった #俳優養成所 の思い出を
気ままにまとめています。
先週(金)に続き、本日午前中も宇田川町に用事があって
懐かしいエリアを散歩してきました🐾
今日はね、当時派遣で勤めた会社跡地へ。
パルコとハンズの間、オルガン坂渡って向かい側の
真新しいビルは、シンプル&スマートなホテルに✨
以前1階がルノアールだったレンガ色のビルと
色合いが似ているのも個人的には嬉しい(*´꒳`*)
先週、その2階フロアに
トゥーザハーブス(To The Herbs)Newオープン❣
と書いてあったので、入ってみました。
フロアの広さも当時の会社を思い出す感じ。
設計チームのカウンター席は、ハンズが見える窓際で
2人並んで事務を担当していました。
一番乗りで入店したハーブスで通された席は、
電算室(CADが導入された)のあったパルコ側。
もう隣のビルも建て替わっているけれど
渋谷区役所に続く坂沿いの距離感など
色々懐かしく、店内を見回してクスッとしつつ
ランチして参りました🍝
※写真、大きめで貼ります。
では、今日のお話です♪
東京アクターズスタジオ講師陣
先生方は共通して謙虚でいらして、
下の名前もメモしきれない方もいらしたほど。
私たちが生まれる前からご活躍なので
稀に関わられた作品名が話に上っても、
「君たちは(当然)知らないと思うが」
という含みがあったりして。
「知ってます!」というと、
「へぇ、そうなのか?」と
少し面白がっていらしたような(笑)
ご自身の歩んできた道に
誇りを持っていながらも
自慢する必要はないことを
体現くださっていたように感じます。
限られたレッスン時間のため
初回冒頭の自己紹介はほんの数分。
お名前や関わりある作品名を
認識しているメンバーがいれば
多少の情報共有ができるのですが。
それ以外は、Web検索もない時代のため
もし知りたくても確かめる術はありません。
さらに週2回のレッスンと毎回の課題に
だれもが集中しているため、
正直、気持ちの余裕もありませんでしたし。
この連載にあたり検索してみると、
失礼ながら、今だからこそ知る情報ばかり❣
そんな私の発見も一緒に綴ることで、
同門のみなさんの思い出に
彩りを添えられればと思っています🌈✨
小沢重雄 先生プロフィールより
Wikipedia によりますと
俳優であり声優でもあった小沢重雄先生。
たくさんの大河ドラマにもご出演で、
声優としてのお仕事で驚いたのは、
『サンダーバード』のジェフ・トレーシー、
つまりストーリーのメイキャストにして
国際救助隊を創設した司令官、パパ役❣️
・・・知りませんでした!😳
30代からお住まいだった埼玉県では
日本民話の会でも語りべとしても活動なさり、
昔話を埼玉で語る「浦和むかしむかしの会」を
創設なさっており、
当時そのチラシをいただいています。
今でこそ私も、親しい友人が多くなって
とても身近に感じる浦和。
関西育ちの私にとって、
当時利用していた沿線からは
神奈川県方面しか分からず、
一度も伺えなかったのですが。
資料とチラシも載せておきますね。
著書: 『語り書き・埼玉のむかしばなし 』 (↓第2集 僅少在庫あり)
そんなプロフィールから、
自己紹介では、
俳優、そして語りべ
とおっしゃっていました。
お生まれは、冨田浩太郎先生と同じく戦前。
大正の終わり、昭和へと移りゆく時代。
厳しい時も経ても夢を持ち、
シナリオライターを志し、演劇の道に進まれたこと
私の神戸の伯父とも重なり、尊敬するばかりです。
穏やかな話し方、
声優としても活躍なさった
深く響くお声からは想像もできないこと。
そんな小沢先生は、
なんと、6回もご指導くださいました!
内容振り返り、本日は前半3回分を
織り交ぜてまとめたいと思います。
1991年10月8日(火)
風瀬メモは2ページ。
冒頭に、2つの課題が配られ、
という宿題が出ています。
一生懸命やらないと結論が出ない
俳優は芸術家。
職業であって、職業でないもの。
だからこそ、
日々自分を磨くことが大切。
ご自身のライフワークでもある
伝承文化にも触れながら、
俳優の仕事は己を知ること
自分を客観化すること
そんなお話をしてくださいました。
また、宿題で取り組む朗読について
いろんなケースはあるけれど基本
作家の句読点は、尊重するようにと。
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ちょっと余談ですが。
風瀬メモに馴染みのない言葉を発見!
「さたらな舌」
さたらなじた
・・・て、意味を想像できますか?
ふふ、答えは。
東京アクターズスタジオでは行いませんが、
昔からよく早口言葉の訓練にも用いられる
「拙者親方と申すは・・・」で始まる
歌舞伎の口上『外郎売(ういろううり)』。
ご存知でしょうか?
「透頂香(とうちんこう)」という薬の効き目で
舌がよく回るようになるので
舌音である「さ・た・ら・な」も軽やかに
聞き取りやすくなる・・・
と説明する部分に登場します。
発音してみて、
なるほど!舌音なのか〜と
再認識する本日です。
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1991年11月5日(火)
風瀬メモ2ページ弱。
ロングトーンの発声練習を3つ
ご紹介くださり、試してから
前回宿題が出ていた朗読に。
まずは題材をご紹介します。
『忍ぶ川』
File05 ────────
作品:『忍ぶ川』
原作:三浦哲郎
───────────
Wikipedia によりますと
1961年1月「東芝日曜劇場」で放送時は、
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
脚本:八住利雄
プロデューサー:石井ふく子
制作著作 :TBS
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さらに古く、最初は映画化もされた作品。
この日のレッスンは、
原作小説の朗読でした。
風瀬メモを読み返し
強くよみがえってきたのはここ↓
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声は、原則的には良し悪しはない。
が、磨きをかけると、
声が魅力になる
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ご自身は、だれもが納得の良いお声ですが、
このお話にはとても希望をいただき
視野も広がり、大好きでした。
アクセントの矯正については、
方言・お国ことば
と呼ばれる
地域語は魅力的。
それに対し、
標準語(共通語)は
人為的。
人間的で血の通った地域語を捨てることはない、
が、共通語をこなすことは必要!
とおっしゃっていました。
1991年11月26日(火)
この日は、実技中心で
風瀬メモは実施した項目のみ。
『忍ぶ川』のプリントは、
文庫本の冒頭2ページ半の内容。
二重母音は摩滅しやすい
声色は変えすぎない
など、たくさんの書き込みが残っています。
Wikipediaによると、
2008年3月20日に81歳で他界なさったそう。
・・・寂しいことです。
〈夜2期〉にいらした頃は65歳だったのですね。
先生がライフワークになさっていた
「浦和むかしむかしの会」について
顔写真も載っている記事を発見したので
リンクしますね♪
日本の昔話伝える舞台俳優/小沢重雄さん
小沢先生はもう1話、
後半3回分のレッスンから
ご紹介できたらと思っています。
本日はここまで。
長文最後までお読みくださり
ありがとうございました!
おかげさまで、
全体ビューが、2900代後半に。
第1話をお読みくださる方も
またすこ〜しずつ増えていて励みになっています。
思いつくままに綴っております。
次回は、どなたのご紹介になるのかも、
どうぞお楽しみに☆
1/28(火) またお目にかかります♪( ´ ▽ ` )ノ
早くも1月最後の週末ですね。
今年はゆっくりペースの梅の蕾も
膨らんできました。
三寒四温、どうぞあたたかく、
そして心軽やかにお過ごしくださいね🌈✨