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#14 「重心」 青井陽治先生

みなさま、こんにちは( ´ ▽ ` )ノ
本日もご訪問ありがとうございます。

10話までの1stシーズンを
100人以上が追いかけてくださったようで
大変ありがたく励みになっております❣

あなたの”あの頃”が甦っていますか?



前回はすっかり自分語りになりましたが、
また青いバインダーを開き、風瀬メモから
貴重なレッスンの思い出を綴りますね♪

毎回現役のバラエティ豊かな先生方から
直接ご指導いただけた東京アクターズスタジオ。

脇田時三先生 : 第7話
緋多景子先生 : 第11-12

さてその次は・・・
緋多先生のメモを振り返りながら
次のページがちらちらと目に入りました。

東京アクターズスタジオ〈夜2期〉講師陣

緋多先生のすぐ後に
ご指導くださったのは青井先生。
思い出がいろいろ甦って来ましたので、
素直にそのインスピレーションに従います。



1991年12月13日(金)
のレッスンを担当くださった

青井陽治先生


は、翻訳家であり舞台演出家。

劇団四季で俳優、そして翻訳者としても
活動されたのち、フリーでアメリカ戯曲の
翻訳・演出をスタート。

すぐに思い浮かぶのは、
朗読劇の金字塔ラヴ・レターズ』。
1990年8月の初演から26年、
約250組のカップルに読み継がれ、
四半世紀にわたって延べ469回も上演!😳
どの組の稽古にも立ち合われたそうです。

その公演のホームグラウンドは、
宇田川町の「パルコ劇場」。
渋谷ビデオスタジオからは5分の距離。

何度もお会いできそうな感じがしますが、
10月と12月の2回。
(10月の分はまた後日記載します)

この12/13だけで
風瀬メモは6ページに渡ります!


1991年冬は、ちょうど博品館劇場で
『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』の
何度めかの再演をなさっていた時期。

「映画の人」と認識されていた宝田明さんが、
この作品でミュージカルにご出演なさった
エピソードを少しお話しくださっています。

そんな流れから、

演技上の本物(個性)を表現する


という話題に。

現代劇を翻訳・演出なさっていた青井先生。
今読み返してみても、

金言だらけ!😳


*役作りについて
*ジェームズ•ディーンが今も新鮮に見える理由
*人間を考える時の秘訣
*大切にすること
*疑ってみること
*どうやるとウソじゃなくなるか
*無差別にひろげた刺激の収集
*より広い普遍性

などなど
圧倒的な濃度で伝えてくださっています!!!

その時期まさに
ミュージカル演出をなさっていたからこそ
その舞台に立つ方に話すような
熱とリアルな肌感覚を感じます。

なんて貴重な!

開校式で受け取った資料にも書かれていて
どの先生もおっしゃっていたことの中に、

★日常生活の中で常にマンウォッチングの目と耳を光らせておく事。

東京アクターズスタジオ〈夜2期〉配布資料より

というのがあります。

頭に中でいくら考えても
所詮自分の引き出しですものね。

周りをよく観察していると、
さまざまな気づきがあります。



舞台は、映像より年齢が自在

実年齢に関わらず、
子どもの役も年老いた役も
担うことができますよね。

遠目には衣装やメイクしか見えないから?

いいえ。
観客が物語に入り込むための大切な要素として
もちろん外見もありますが。

それとは別に、俳優自身が準備・実践できる
演じる上で大切なことも気付かされました。


何度も書きますが、私の最初の仕事は保育士。
何年も毎日子どもと関わっていたので、
尚更心に残ったそのお話を。

重心の置き方


生まれたばかりの新生児は4頭身ほど。
バランス的に頭が重いですよね。

首が据わり自力で頭を持ち上げるのは大変で
歩けるようになっても、重心は上にあって
頭が揺れると身体の軸も大揺れ。
なので、転びやすい。

7頭身、8頭身・・・となった大人は
どのあたりに重心があるでしょうか?

さらに年齢を重ねると、腰、ヒップ、脚 と
だんだん降りてきますが、

歳を重ねても若々しく見える方
っていますよね?

一日を振り返ってみても
睡眠十分で元気な時、
仕事帰りでお疲れの時、
明らかな変化が!

違いを起こしているものは何でしょうね?


ぜひ観察してみてください(*´꒳`*)

1991.12.13 風瀬メモ p1 序盤


そんな風に身体の使い方を知り

肉体を訓練することは

キャパシティ拡大のため



って、また納得。

それは

哲学者、文学者、音楽家、ダンサー、
画家、体操選手・・・

どんな役柄であっても、

湯水のように日常生活を送り出す人

になるため。



なんと。

未熟な私は、どこか演技を
一瞬、数日、などある瞬間のものとして
捉えていたように思います。

俳優を仕事とするなら、
確かに、今日も明日も・・・
また、場合によっては
異なる役の現場が重なる時期もあるかも。

その都度、生きる役の日常を
送り出していくのですね。

何日も続く舞台を演出なさっているからこその
フィジカルな視点は、
たぶん頭の中だけが忙しかった当時の私には
どれも目から鱗!でした。



東京アクターズスタジオの講師として
フライヤーにも名を連ねていらっしゃる青井先生。

東京アクターズスタジオ講師陣
東京アクターズスタジオ生徒募集フライヤーより
書き写し

スケジュールの合間を縫って来てくださった
2回のうちのたった1日(3時間)、
ではありましたが、
本当に多くのことを

ぎゅぎゅっと濃縮してお伝えくださったのだと
読み返しながらまた感じています。


自分の色


感受性のメモの最初にひと言。

標準的なヒトは 
感受性も標準的

えっ(^-^;)

表現者を志す人にとっては
ガツンと響くフレーズでは?

※ちなみに、お話をメモしているので
漢字やカタカナは風瀬が受けとった
勝手な印象による表記です。

今書いていて、
30〜40代にこれを読み返したかった
と感じています。

私自身、娘が小学校の高学年になる頃から
自分に似合う服がわからなくなっていました。

体型も変わっていましたし、
顔つきや肌の色・肌質から
以前は似合っていたはずの色も
クローゼットにある見慣れた服も
どうもしっくりこない。

何より、自分のことを二の次にしすぎて
無難なものを選ぶことが多くなって

つまり、私は
標準的なヒト を目指してた!?

だから、見事に
そうなってしまっていたのでしょう。

でも、そうなってみると、
私はそんな自分を歓迎はしていない

どこでねじ曲がったのかな?
誰かの期待に応えてでしょうか?
それとも、無意識に何らかの目的が?

私が求めてた「標準」って一体なんでしょう?


結婚して母になり、
フツウでいようとしていた私がいました。
それが大切とさえ、思っていました。

子どものころ引っ越した時、
地毛が茶髪で、関西弁も話せなくて
ガイジン(外人)と言われ
異質だったと自覚があったから
かもしれません。

でも。
もし30代の頃に、
このバインダーを読み返せていたら、

感受性も標準的
は、
受け容れたくない

そう感じたんじゃいかな。


感受性

私自身が失くしたくない大切なもの
なのだと、今、気づかされています。

あなたはいかがですか?

様々なメディアがあり、
総タレント時代とも呼べる現代なので、
このメッセージは多くの方に届くのでは?
とも感じ書いてみました。

さて。
その上で、青井先生は

*自分の魂を磨く 
*外見をこわす

という2つにチャレンジするよう
話されました。


自分の色。

あなたも今一度見い出してみませんか?
文末に私が今日思いついた
自分のためのワークを載せます。
よろしければご一緒に♪


社会の縮図のごとく、居る


社会人としてまともに生きてないと
演劇人として生きていけない
ともおっしゃって

こちらも開校式で受け取った資料とも
重なる言葉。

自分のキャパを広げて、
世界に目を向ける
ことも付け加えられています。

自分と社会
どちらかではなく、
そのバランス。

これは人生にも通じること。
この年齢になったからでしょうか、
深く頷き読んでいます。

青井先生は、当時の講師陣の中では
ぐっとお若かった印象でした。が。

2017年9月に69歳という若さで
天に旅立たれたこと、
今回検索していて気づきました。
先生方にもうお会いする機会がないと
わかってしまうと、寂しい気持ちです。

青井陽治先生、ほんとうにありがとうございました❣️



レッスンは2回と記しました。

以前書いたように、当時の職場から
3分でレッスンに通えて、
かつ、教材係をしていた関係で
事務局のお部屋に毎回立ち寄っていた私。

メディア・ワークショップの事務所には
常に3〜4名の方がいらっしゃいましたが、
事務局はたぶん、
私たちがお世話になった方おひとり。

そんな中、年に数回、
猫の手も借りたい忙しい日があるモヨウ🐾


私は、東京アクターズスタジオ修了後も
1992年12月までは、宇田川町に勤務。

当時の仕事はファイリング事務。
大量のコピーと資料作り、封入をする等
そんな手間作業は、
元保育士の経験からも、お任せあれ!な私🐈‍⬛

ここでも、
ちょうどそこに居たので
お声がかかり
お手伝いをしたことがありました🐾

サクサク作業を進めたところ、
無事その準備が整い、とても喜ばれました。


どんな経験もお役に立ちます(*´꒳`*)


「いつもありがとう!助かったよ。
 もし、時間が合えば
 ゲネプロで勉強しておいで。
  青井先生に話してあるから。」

ゲネプロ は、公演の本番直前に行う
演技・衣装・音響・照明などあらゆる動きを
本番さながらに通して行う最終リハーサル。

「え!ありがとうございます!🥹」

翌日か翌々日。
携帯電話も持っていない当時、急なことで
よく連絡するメンバーに時間の合うか尋ね
ひとりだけつかまり
仲良しと2人で伺ったような気がします。

渋谷ビデオスタジオからは徒歩5分、
会社からは徒歩2分のパルコ劇場

松下由樹さんが出演なさる
『パパ、映画に出して!』
目の前で観せていただく機会を得ました🌈✨

先生はまったくご記憶にない修了生ですが、
私にとっては忘れられない
奇跡のような三度目まして☘️


どんな時も手がかりは自分。 *ワーク付き


青井先生の「感受性」メモから
はっとしたことを元に、
私自身が冬休みに試してみようと思う
自己チェックの手順をまとめてみました。

自分の外見 を鏡や、
街のウィンドウに映る動く自分を
よく観察してみます。

1)これが私、という姿でしょうか?

 着ているものは大好きな
 それは、どんな気持ちで選んだの?
 今の私に似合ってる?

髪型は?
メイクは?
姿勢は?
ボディラインは?

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

もし、どこか違和感や
あれ?と思う点があったなら
何がそれを作ったか考えてみます。

2)大好き!似合ってる!と言えない要因は?
カタチ?
素材?
色?

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ひとつでもポイントが見つかったら
それを別のものに置き換えてみます。

3)自分が嬉しくなっちゃう要素は?

変えてみたら何が変わった?
私は何が好きだろう? 

風瀬の思いつきワーク001




今日も長文最後までお付き合い
ありがとうございました。


明日は冬至🍊
ずいぶん冷えてきましたので
ゆず湯やかぼちゃ、お鍋で
パワーチャージして
暖かくお過ごしくださいね。

次回は12/24(火)メリクリ🌟
イヴにまたお目にかかります♪
どなたさまもスペシャルな週末を🌈✨


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風瀬由季*𝑌𝑢𝑘𝑖 𝐾𝑎𝑧𝑎𝑠𝑒
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