
#30 演技は”あそび” 石橋冠先生
みなさま、ごきげんよう!
寒さが緩んだと思ったら、また冷えますね。
33年前通った渋谷にあった俳優養成所の思い出を
綴りはじめて3ヶ月半。おかげさまで、
本日第30話を迎えることができました🌈✨
目標の40話までの3度目の節目。
今週金曜は、1回お休みさせていただきますね♪
さて、今日は東京アクターズスタジオ〈夜2期〉で
ご指導くださった全講師のラスト
14番目の先生をご紹介するのですが・・・
ちょっと不思議な感情を味わっております。
連載をスタートして初めて、
ここへきて、 筆が・・・進みません💦
理由は、
すぐに気づきました。
だって。 もったいない、から。
3度の引越しにも耐え、
断捨離でどうしても捨てられないほど
大切に抱えていたものが
終わってしまう。苦笑
どれくらい手がつかなかったと申しますと・・・
毎回3000文字前後綴るのに、
本日16時の時点で、
285字 ←10%に満たない(笑)

でもね。
捨てられない記録・思い出たちを、
デジタルデータに残したくて、
同門の皆さんとも共有したくて始めた
のだから・・・
しっかり綴って参ります。
うん。
ランダムに思いつくままご紹介し
最後までとっておいた先生は、
当時の時点で
ドラマひとすじ30年
と、おっしゃっていた
演出家・元 日本テレビディレクターの
石橋 冠 先生
冠(かん) 先生
Wikipedia 情報も交えてご紹介します。
なんといっても、
思い出される先生の演出作品といえば、
1980年〜1992年、
12年という長きにわたりシリーズ化され、
今年ご逝去なさった西田敏行さんの追悼で
テレビでもそのドラマの一場面や、
🎵もしもピアノが弾けたなら の歌謡シーンを
何度も何度も見ることとなったあの作品。
池中玄太80キロ シリーズ
西田敏行さん演じる通信社の専属カメラマンの
池中玄太が、報道撮影とは別に
多くの鳥を撮影していて、特にライフワークの
真っ白な雪原に舞う丹頂(タンチョウ)を
静寂の中で撮るシーンは、
子どもながらに魅了された思い出が。
杉田かおるさん演じる長女と2人の妹たちが歌う
「鳥の詩」もずっと耳に残っています🎵
土曜ドラマの枠(土曜グランド劇場)で
1980年のパートI、1981年のパートII、
2つの連ドラにつづき、
ビッグスペシャル(1982年)
スペシャル(1986年)、
パートIII(1989年)も。
そして、私たちが〈夜2期〉を修了した
1992年の秋には、さよならスペシャルが!
このドラマには同期の友だちも出演したので
なおさら思い出に残っています。
冠先生は、東京アクターズスタジオの
生徒募集フライヤーにもお名前が載っていた
中心的な講師のおひとりでした。
「後半また来たいんだけど難しいんだ」
とおっしゃって、1991年のうちに2回
ご指導くださいました。
スケジュール的に難しかったのは、
秋に放送の「さよならスペシャル」の
制作に注力なさった時期だったからかと
想像しています。

「テレビの現場から」
レッスンで印象的だったことのひとつは、
2回とも先生が原稿用紙に手書きされた
オリジナルシナリオ
だったこと。
他の期の皆さんもそうでしたか?
1度目は、〈夜2期〉13回目のレッスン
1991年11月18日 (火)
この日の風瀬メモは4ページ。
シャープペンを忘れたのか、
珍しくボールペンで力強く書いています。
シナリオ:喫茶店のシーン
以前あったシナリオをシンプルに
書き直してくださったものとのこと。
File08 ────────
作品:喫茶店
脚本:石橋 冠
───────────
5人のシーン。
一度に多くのメンバーを
ご覧になりたかったのでしょうかね。
風瀬メモには、3cm以上ある特大文字で
自然体で
と、書いています(笑)
私たちがそれを演じるときに、
恥ずかしがったり、テレると
それは伝染してしまうこと。
なので、
恥ずかしいことであっても
「一緒に遊ぼ」っと
その世界に入ること。
・・・・・・キュンとしてしまう(*´꒳`*)
そして演出者は、交通巡査 であり
カメラワークも踏まえて
スムーズに動かすのだと。
演技はあそび
先生の流儀は、みんな全く違う。
正しい答えはない。
だから無限に面白い。
♡ハートを乗せて伝える。
みんなの良いところを発見する。
そんな冠先生のお話を伺い、
演出の様子にも触れ、
ここに来てよかった❣
私の観たかったのは、これだ🌟
心からそう思えたんです。
私が神戸から、東京に来た理由。
個人的に美しき伏線回収🌈✨
その3週間後、もう一度
〈夜2期〉19回目となる
1991年12月3日 (火)
冠先生にご指導いただけました。
この日の風瀬メモは2ページ。
教材は、また伊東屋さんの原稿用紙に
手書きされたオリジナル。

シナリオ: 大学・演劇部部室
今度は男女ペアのシーンです。
File09────────
作品:大学・演劇部部室
脚本:石橋 冠
───────────
アレンジしながら
いろんな要素を入れ込んだシナリオとのこと。
この日の風瀬メモは2ページ。
Sちゃんが、川谷拓三さんに似ている!
とおっしゃったこともメモ🤭
キャスティングは組み合わせの妙
「Aさん」と「Bさん」を
いろんな人が演じるので、
組み合わせてドキドキしたら◯
当たり前に見えるのは×
その人の要素を発見したい
とおっしゃって、
人の配置、組み合わせを変えながら
同じ場面を繰り返しました。
舞台や画面に出ている(=段取り)ではなく、
居ること(=酔うこと)を意識する。
芝居にはリズムがあるので、
そのリズムで動いてみることなど
話してくださいました。
面白い芝居は磁石がある
そこにあるものとあそぶのが演技。
あそびとは、夢中になること
繰り返し、その場を多面的に見て
自分に対しても冒険心を持つこと
違うものの両極端の幅の中を生きること
を伝えてくださいました。
この日のひとことメモは、
「風のような芝居をするね」
私の演技後に冠先生にいただいた言葉です。
子どもの頃から「風」が大好きだった私にとって
何よりものエールをいただきました🍃
これだけで何年も生きられるぐらいの、
私にとっての人生の栄養です💓
そして、後半はもう来られなからと
レッスン終わりに残っていた10名ほどに
「みんな、ラーメンは好きかな?」
とお声掛けくださり、
駅に向かう途中のお店で
アツアツのラーメンを食べて解散しました。
ひとつひとつが
本当に幸せな時間でした。
石橋冠先生、2回にわたりご指導くださり
ありがとうございました🌈✨
修了式にもいらっしゃれないからと
ひとりひとりへ書いてくださったメッセージ
今でも宝ものにしています✨💎✨
出会えたことに心から感謝します☆
今日はここまで。
長文お付き合いありがとうございました。
先ほどテレビを点けたら
「西田敏行さんのお別れ会」の見出しが! ?
(合掌)
・・・このところ綴るタイミングにも
不思議なシンクロを感じています🍀
おかげさまでようやく〈夜2期〉にご指導くださった
14名の講師の顔ぶれをひととおり、
ご紹介することができました☆
目標の40話へのカウントダウン❣
残すところ10話
実は、私の思いつきの全40話とは別に、
もうひとつ、クリアしたいと思っていた
目標がありまして。
本日それが達成できました🌈✨
それは、10万字書くこと✍️
それくらいのボリュームを綴ることで
私自身の個性やら質のようなものも
感じていただけるであろうと。
no+eは記事ごとに文字数がカウントできるのですが、
Excel表に毎回の文字数を入力して見ていたところ、
前29回で、9.6万字を超えていまして
今日3千字を上回ったので、めでたくコンプリート🌈✨
なので、あと10話は肩の力を少し抜きつつ
何度もご登壇くださった先生の後半のご紹介やら
私たしの卒業制作で覚えていることをを
まとめる予定です。
引き続きお楽しみいただけますように✨
ここまでの話をまとめたリストからも
併せて味わっていただけたら幸いです🍀
✼••┈┈┈┈• 記事まとめのご紹介 •┈┈┈┈••✼
こちらの自分史エッセイは、
2024年11月1日の第1話から連載をスタート🌈✨
33年前に通った俳優養成所 東京アクターズスタジオの
毎週2回、ちょうど5ヶ月間過ごしたレッスン日をなぞり
(火)(金)の午後、アップしながら
通った回数にあたる全40話を目標に綴っております。
マガジンからは、初回〜連載昇順にお読みいただけます♪
また、 (株)PLANETco.のno+eには降順リストがあります🪐
14名の講師別リストは第17話で随時更新しています。
他の気になる先生もぜひ併せてご覧になってみてください♪
それから。わたくし風瀬の自分語りメインになった回は、
別マガジン: 私のこと にリストアップしています♪
🐰アンダーライン箇所からリンク🔗にジャンプできます🐰
冒頭にもお伝えしましたように、
2/21(金)は、10回に1度のお休みで
4thシーズンに備えます。
来週2/25(火)にまたお会いしましょう🌈✨
私は家族で雪を見に行く予定です♪
みなさま、どうぞ暖かくして
豊かな時間をお楽しみください*・. .。.:*・゜゚・*
またね♪( ´ ▽ ` )ノ
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