ジュエリーって、そもそも何?【ジュエリーの語源】編
「ジュエリー」という言葉自体
知っている人はたくさんいると思いますが、
アクセサリーと違いはあるのか
どういったものをジュエリーと呼ぶのかなど、
正確に説明できる人は少ないのではないでしょうか?
かく言う私自身、曖昧にとらえている部分がありましたので
ジュエリーとは何ぞや
を語源から理解していこうという作戦(?)です。
■ジュエリーの綴りが2通り?
まず、ジュエリーは何語なのかというと『英語』であり
綴りは「jewelry」または「jewellery」です。
なぜ2通りの単語が存在しているのか?
それは、アメリカ英語とイギリス英語で綴りが異なるから。
・アメリカ英語が「jewelry」
・イギリス英語が「jewellery」
文字通り、主にアメリカで使われている英語がアメリカ英語で
主にイギリスで使われている英語がイギリス英語です。
発音はどちらも同じようです。
ではなぜアメリカ英語とイギリス英語が存在しているのか?
に関しては…できあがった歴史的背景が異なるため。(ざっくり)
簡単に言えば、”方言の違い”ということ。
(アメリカ英語とイギリス英語の違いは、下記の「◆番外:アメリカ英語とイギリス英語のはなし」で少し触れています。)
※ここではアメリカ英語の「jewelry」を軸にお話しします。
■ジュエリーという言葉のルーツ
「jewelry」は「jewel(宝石)」と「ry(集合体)」という2つの組み合わせでできており、
「jewel」という言葉のルーツを辿ると
以下のような流れであることがわかりました。
ちなみに、冗談を表わす『joke(ジョーク)』もjewelと同じくjocalisから生まれた言葉だという話は、いろいろな記事に共通していました。
(②を見ると、ここで派生していったということなのか?)
◆番外:アメリカ英語とイギリス英語のはなし
日本人にとって『英語』というとアメリカ英語の単語や発音をイメージす る方が多いと思います。
例えば、エレベーター(elevator)/サッカー(soccer)
上記はどちらもアメリカ英語です。
これをイギリス英語で言うと
リフト(lift)/フットボール(football)となります。
別にどちらにしても何となく通じますが、日本人にとってはアメリカ英語の方が主流で、イギリス英語の方は単語からイメージするものが変わってしまいそうですね。
(リフトだとスキー場にあるようなリフトが即座に思い浮かぶ感じが…)
ではなぜ日本人はアメリカ英語の方が馴染みがあるのか
それは、わたしたちが学校で習う英語や、駅の案内など街中で見る英語のほとんどがアメリカ英語だからではないでしょうか。
(※イギリス英語が使われている場面も多々ありますが。)
世界的にみるとイギリス英語を使う国が多数と言われているようです。
なので日本の企業などがジュエリーの綴をどちらで表現するかに関しては、
もう思想や好みで決めているだけのような気がします。(個人的主観)
▶次回、【ジュエリーの歴史】編へつづく