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リアルなデータとフィードバックから学ぶ:東京大学・平石健人さんに聞く、風音屋インターンの魅力

風音屋(@kazaneya_PR)人事担当です。私たちは「100社のデータ経営を実現する」というビジョン達成のために、データアナリスト/コンサルタントの採用をおこなっています。

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そこで本記事では、今年の夏に学生インターンとして参加してくれた東京大学・平石健人さんへのインタビューをお送りします。聞き手は風音屋の人事担当です。特に若手・ジュニアのデータアナリスト/コンサルタントの方々に向けて、風音屋の働き方や学べることの一端が伝わればと思います。


きっかけはリアルなデータに触れる面白さ

──まずは自己紹介と、風音屋でインターンすることになったきっかけについて教えてください。

平石:東京大学の経済学部3年の平石健人です。大学ではマクロ経済学の研究をするゼミに所属しています。ゼミでの研究を進めるにあたってデータ分析のスキルが必須で、Pythonを習得するサブゼミも開講されています。

インターン参加のきっかけは、このサブゼミの講師として、風音屋の代表・横山さんがいらっしゃったことです。横山さんは風音屋で取り組むプロジェクトについてお話され、さらにマスキング済みのデータを提供していただき、それを分析する機会までくださりました。企業のリアルなデータに触れる経験はとても貴重で、刺激的でした。

もっとやってみたいと感じていたところで、風音屋でインターンを募集していると横山さんがおっしゃっていたので、これはと思って応募させていただきました。

インターンでは人材系サイトのデータ分析に挑戦

──インターンで取り組んだ業務について教えてください。

平石:私が担当した業務は、ある上場企業が運営する人材系サイトのデータ分析です。サイト上で新機能が公開されたため、ユーザー行動のプロセスを分析する「ファネル分析」をおこないました。

具体的には、新機能が実装されたページでユーザーがどのような行動をしたかについて、ユーザーの属性とかけあわせて分析しました。たとえば、行動については「サイトのログイン」→「該当ページの閲覧」→「新機能の初回利用」→「新機能の2回目利用(F2転換)」……といったファネルごとに分析しました。ユーザーの属性については「新規ユーザー or 既存ユーザー」「ユーザーの職種」のように分類しました。

何度もフィードバックをいただきながら、最終的にはレポートを作成し、クライアント企業の執行役員に提出することができました。

──素晴らしいですね。3ヶ月間で上場企業の経営者層にレポートを渡すことができたのですから、すごい成果だと思います。インターンのプロセスについても教えていただけますか。

平石:ありがとうございます。プロセスとしては、最初の1ヶ月は研修のような感じで、飲食店のデータを見て分析するという課題を出していただきました。BigQueryとLookerStudioの使い方をキャッチアップしたり、参考図書を読みながら課題に挑戦しました。2ヶ月目からが本番で、先ほどお話したデータ分析に取り組みました。

ただ、いきなりデータ分析をするのではなく、まずクライアントの事業についてしっかりキャッチアップする段階がありましたね。ざっくりとイメージはもっていましたが、それだけでは足りないんだなと。クライアントについての資料を共有していただいて、ビジネスモデルの理解を進めました。

その理解を踏まえたうえでデータにアクセスする権限をいただき、フィードバックを都度いただきながら分析を進めていきました。

リアルなデータとフィードバックから学べたこと

──インターンの業務のなかで学んだことを教えてください。

平石:データ分析を勉強する学生として、最も学びにつながった点は、クライアントのデータを実際にみながら分析できたことです。いち企業のリアルなデータを分析し、それをもとに経営改善の提案をする。そんな機会はなかなかありません。とても貴重な経験でした。

──風音屋では、会社のリアルなデータを分析して経営課題の解決につなげることを大切にしているので、それが学びにつながったのであれば嬉しいです。ほかにはありますか。

平石:業務の過程で、何度もフィードバックを受けることができた点もよかったですね。データの分析についての改善点はもちろん、それをどのように伝えるか、表現するかについてもコメントをいただくことができました。

横山さんをはじめとする風音屋の社員の方々から直接アドバイスをいただける環境は、すごく貴重だなと。MTGでのフィードバックはもちろん、テキストベースのやりとりもたくさんしてくださり、そのコミュニケーションも学びにつながったと思います。

──フィードバックのなかで、印象に残っていることはありますか。

平石:特に学びになったのは、データ分析の雲・雨・傘のお話です。データから直接的に言える結果(雲がみえる)、そこから得られる考察(雨が降るかもしれない)、その考察を踏まえた提案(傘をもっていくべきだ)の3つをきちんと分けて書くという考え方です。これはデータ分析の方法からレポートの作り方にまで共通する本質ではないかと思います。

データ分析にはヒアリングが大切だと実感

──インターンのなかで「もっとこうすればよかった」というような課題はありましたか。

平石:クライアントとコミュニケーションする機会を、もっと活かせるようにしたかったですね。分析レポートを提出した後に、プロダクトマネージャーの方に直接フィードバックをいただいたのですが、もっと早い段階でレビューしていただくべきだったなと。ヒアリングの大切さを痛感しました。課題やニーズの聞き取りをもっと充実させることができれば、さらに分析の精度を高めることができたのではないかと感じています。

そのためには、素朴な話になってしまいますが、学生生活との両立をもっと意識しておけばよかったと思います。自分の場合、インターン期間の最後に留学を控えていたため、うまく時間を使えない時期があったんです。学生でも社会人でも、タスク管理は大切だと改めて実感しました。

──もし再び同じプロジェクトに挑戦するとしたら、どんなことをやってみたいですか。

平石:風音屋のみなさんがやっていらっしゃるように、分析からプロダクトの改善につなげるところまで取り組んでみたいです。クライアントの課題解決に伴走する経験ができたらと思います。

今後やりたいのは社会課題の解決につながるようなデータ分析

──先ほどご自身の留学の話もしてくださりました。今後のキャリアについては、どのように考えていますか。

平石:最初に少し触れましたが、私はマクロ経済学のゼミに所属しています。その知見を活かして、将来はデータアナリスト/コンサルタントとして行政などのデータを分析し、よりよい政策の実現に寄与するコンサルティングがしたいです。そのためにも、留学先のUCL(ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン)では、開発経済学の講座を取ろうと思っています。

──なるほど。風音屋でも、自治体や国のデータを分析する仕事ができたらと思っています。代表の横山には国際NGOでのインターン経験もあります。先日、内閣府の雑誌『経済分析』に横山の論文が投稿されましたし、アドバイザーのhase-ryoさんはデジタル庁で活躍されています。将来、社会課題の解決につながるようなプロジェクトが一緒にできるといいですね。

平石:ぜひ、お願いします! それまでに自分もスキルを磨きたいです。

──お話を聞かせてくださり、ありがとうございました。

平石:こちらこそ、ありがとうございました。

ともに100社のデータ経営を実現しよう!

風音屋のサマーインターンでは、リアルな企業のデータを用いた分析を行い、インパクトの大きい仕事に携わることができます。平石さんのインターン体験記は、学生インターンだけではなく、若手のデータアナリスト/コンサルタントにとっても成長のヒントとなるのではないでしょうか。

アウトプットの品質を支えているのは、社内のレビューやフィードバック体制です。インターン生であっても、1人のプロフェッショナルとして扱い、1人のプロフェッショナルとして活躍できる環境です。

現在、風音屋ではシニアからジュニアを問わず、データ領域を中心に各ポジションを絶賛採用中です。本記事に共感するところがあった方は、ぜひともご応募ください。

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