やっぱりすげぇ! 将来の不安との戦い
ロシアでプロのバレエダンサーとして踊っていた私だが、実は、2021年4月頃、ウクライナとの戦争の影響で日本に帰っていた。
それから、有り難いことに日本で公演に呼んでいただいて、沢山舞台に立って、バイトしてという毎日。
すべてをまとめるには、あまりにも沢山の出来事、出会い、体験がありすぎるので、
年始帰省した今、家族と話し猛烈に心に響いたことをここに書こうと思う。
1.帰省するまで
実は、2022年夏頃から将来についていろんな疑問を抱いていた。
もう21歳、すべての面で自立しないと、大人にならないと、
その気持ちは、ニュースやユーチューブ、友達のSNS投稿を見るたびに、どんどん大きくなっていった。
バレエをやってはいけないんじゃないかと思った。
バレエだけで食べていけない今、それってプロの職業ではなく趣味じゃないか、
気持ちの面で、自分をどんどん追い込んでしまった
何もできない放心状態、でもなにかしないといけない。
まず、稼ぐ?バイトを増やした。
一生そうやって生きる?
保守的になっている自分が大嫌いだった、
これが大人になったってこと?
だったら、もうどうにでもなっちまえ!
いきなり、朝から新幹線で行ったことない東北に向かい、
福島から新潟まで、ヒッチハイクで行ったり
彼氏の実家にいきなり訪問したり
公園で寝そべってみたり、駅のホームで寝転んでみたり、、、
いやこれだけ見たら、やべーやつだな、笑
でも、心の回復になり、何かしてる自分、成長や変化を無理やり感じようとしてる自分を肯定できた。
ただ、肝心の将来に対する不安が消えてない。
ずーっとモヤモヤして、周りと比べて、悪夢を見て、、、
毎日何かに全力で追いかけられてるみたいだった。
とうとう年が明けて、実家に少し帰ることに、
こんな姿、気持ちで実家になんて帰りたくない、
ただ、これを書いてる今、本当に帰省して良かったと思っている
何かすがすがしい、
この気持ちをここに残しておこう、そう思った
2.実家で
ある夜、父に
かざね、これからどうしたいんだ?プレイヤーとして続けたいのか?
と聞かれた。その言葉だけで、色んな気持ちが込み上げて涙が出た、
もう限界、違うことをしたい、人生をもっと楽しみたい、
そう伝えると、全く予想してない反応をされた、
父:いいじゃん!
私:え?!
父:なにがしたいの?
私:カメラで写真を取りながら旅をしたり、動画を作ったり、編集したり、映像作品を作り上げてるとき、自分が解放されて楽しいんだよね、他にも、、、
父:おーいいじゃん、
こんな感じで、父は何1つ否定しなかった。
そしてその会話の最後に、
親は助言や応援はできるけど、結局受け入れることしかできないんだよ、
だってかざねの人生でしょ?
12歳の自分、30歳の自分、が今の自分を見てどう思うのかっていう多感的な目を持ちながら、今の自分を尊重すればいいんじゃないかな?
とりあえず行動しな、保守的になるな挑戦的になれ、
これが父の言葉だった
父の言葉、全てが心に響いた、感動した。
今でもその気持ちを、まとめて書くこともできるが、その時とっさにメモした言葉をここにそのまま載せようと思う。
自分よりも、バレエが上手い人、知識がある人、仕事ができる人、ストイックな人、才能がある人、キレイな人etc...なんて死ぬほど居る。
でもそんなのどーだっていいんだ!
今、自分が何をしたいか
今、自分が将来どうなりたいと思っているか
今、自分が、、、
今の自分がどう思って、何をしたいのかが大事だと気づいた。
周りなんて見渡して比べていたらきりがない!
将来の世界が、自分が、どうなっているかなんて5年後でもましてや明日だって誰も分からない。
将来や過去より、今が一番大事という、簡単で大切なことを見失ってた。
私はいつも全力で走って、自分を見失ってしまう。
でもこうやって、道の開拓の仕方、自分のしたいこと、自分を肯定できること、を見つけやすくしてくれる、両親や祖父母、
自分に色んなモデルロールを見せてくれる兄弟、従兄弟、
が私には居る。
まだ全てが解決したわけでは無いが、確実に成長し、頭のもやもやが晴れた気がする。
感謝の気持ちを忘れず、頑張る!
これからの人生が楽しみだ。
ここまでながーい文を読んで頂き有難うございます。
こんなへなちょこな自分ですが、これからの成長や、人生、人間らしさを見て楽しんで頂ければなと思います。
大丈夫。人生は一度、今この瞬間を精一杯生き、楽しみ、大切にしなさい。
この祖父の言葉で終わろうと思います。
ではまた!
Ps.父は彼氏の話と踊ることをやめたいと言った話のダメージで次の日、寝込んでました🤫笑
受け止める側も大変ですな😆