【ポケカ】スクランブルバトル2024(バトル編)
こんにちは!
先日(準備編)と題して記載した「スクランブルバトル」への参加の記録記事。今回はいよいよ当日のあれこれについて記録を進めていきたいと思います。
前回はデッキの構築論や立ち回り等についての言語化をメインにしましたが、今回はどちらかというとイベントレポート的な側面が強く、よりカジュアルな記事となっております。
↓前回の記事はコチラ↓
※当記事はポケカ歴3か月の超初心者の考えをまとめたものであり、ガチ勢の方にとっては周知の事実や間違いを多く含んでいるものと思われます。
あくまで今後に向けた言語化と記録が目的ですので優しい目で、いやむしろご指摘やアドバイスがあればぜひともよろしくお願いします。
1.入場まで
イベント当日。
天気が良くて最高のポケカ日和である。
会場は有明にある「有明GYM-EX」。
東京2020オリンピックで体操の競技場として建立された施設の模様。
”ジム-イーエックス”という名前がついていてポケモンのイベントをやるのに最適な施設だなーと思ったら”ジメックス”と読むらしい。
ぜんぜん関係なかった。
開場は9:00となっていたが、総勢5,000人が参加する大規模イベントということで、30分刻みでグループ分けをした分割入場とのこと。
筆者は10:00入場のグループC。会場の様子がまったくわからないので余裕をもって30分前の9:30ごろに到着する目算で家を出た。
寒い!
天気がよく日差しがあったせいで完全に服装を間違えた。国際会議場駅から10分少々歩いたこともあり、到着直後こそ体が温まっていたが、入場待機列にならぶ30分のあいだにどんどん体が冷えていく。
そして手がガチガチにかじかんでいくと同時に、これから始まるバトルに向けて緊張感も高まっていく。
楽しいイベントに参加するワクワク感が先行して感覚がマヒしていたが、よくよく考えれば(よくよく考えなくても)この日がポケカをはじめて2度目のイベント参加。しかも前回のイベントデビュー戦は参加者12名の超絶アットホームなジムバトルだった。
小学生プレーヤーやその保護者も多い和やかな会場だったが、それでもガチガチに緊張してしまったことが記憶に新しい。
それがどうだ!
右をみても左をみても大勢のポケカプレーヤー!入場待ちをしているグループCの面々だけでもざっと100人以上。この2倍の人がすでに会場入りしてバトルをはじめてるの!?最終的にはこの10倍以上の人が!!??
そう思うと周りにいる人全員がめちゃくちゃ強そうにみえてくる。
和気あいあいと談笑する大学生っぽいグループも、小学生くらいのキッズとその保護者も、気の優しそうなカップルも、右を向いても左を向いても強豪ポケカプレーヤーに違いない!
怖すぎる!!!
「天気が良くて最高のポケカ日和である」じゃねーよ!
この中のだれかと戦って... 4回まけたら終了...
ひょっとするととんでもない場所に来てしまったのでは...
とかなんとか考えている間に入場列が動きだし、高まる緊張と凍えた手のまま、あれよあれよという間に入場口へ。
QRコードでチェックイン手続きを行い、参加者パスとリストバンドを受け取り入場。
ポケカの巨大パネルが展示されるロビーを抜けて対戦会場へと進んだ。
2.いざ!バトル会場へ!
場内は約9400㎡のフロアに対戦用の長机がズラーっと並べられ、最大で同時に1,380組が対戦できるようになっている。
筆者が入場した時点で既に入場済のプレーヤーたちが熱いバトルを繰り広げており、全体の4割弱ほどの卓が埋まっていた。
これは本当に壮観で、ぜひとも会場にいなかった方にも様子をお伝えしたいところだが、正直緊張しすぎて写真を撮る余裕など全くなかった。
そのあたりの様子はポケカ四天王サーニーゴさんをはじめ、複数のプレーヤーの方がレポートされているのでそちらをご覧ください。
この中に混じっていよいよバトルが始まることとなる。
呼吸を整えつつ(案の定まったく整うことはなかったが)マッチングの方法を確認する。
今回のイベントは各プレーヤーが任意のタイミングで近い戦績の相手と対戦することができる「リアルタイムマッチングスイスドロー形式」が採用されていた。
対戦までの流れは以下のような感じ
①.入場時にQRコードチェックインを済ませると、事前に登録したLINEアカウントに運営から専用のメッセージが届く。
②.トーク画面からイベント情報の画面を開き、表示されている「マッチ開始」のボタンをタップ。
③.マッチングが開始された旨のメッセージが届くので、その状態でしばらく待機。
④.約1分ほどでマッチングが完了し、対戦相手のプレーヤー名と対戦する卓番号がメッセージで届く。
⑤.指示された番号のテーブルに移動すると、対戦相手も同じ場所に来るはずなので、相手に間違いがないか確認して対戦開始。
⑥.対戦が終了したら、勝利したプレーヤー側がLINEのトーク画面に表示されている専用フォームに勝敗情報を入力。両者で入力に間違いがないことを確認して送信ボタンを押すと、即座に両者の画面に戦績が表示され、次のマッチ申請が可能になる。
⑦.②~⑥を、合計4敗するか7試合終了、または任意でドロップ(棄権)するまでくりかえす。
めちゃくちゃ簡単!
会場内にはジャッジの方がたくさん巡回しておられ、ルールやプレイで困ったら手を挙げればフォローをしてくださるなど、サポート体制も万全で、初心者でも不安なくプレイできる環境が整っていた。
さぁ!マッチング方法も確認したのでいよいよ準備万端!
前回の記事で触れた3つの目標
第一目標:とにもかくにも1勝する。
第二目標:3勝してMAXの7マッチを遊びぬく。
第三目標:敢闘賞がもらえる4勝を目指す。
これらの達成に向けて、バトルをスタートすることとなった。
3.激闘編
ここからは、緊張のままスタートした筆者のスクランブルバトル2024の対戦内容について、ダイジェスト形式でまとめていく。
1戦目 vsルカリオ ガブリアス : 勝ち
ガチガチの緊張と入場待ちの寒さで手が震える状態での初戦。
相手は環境に多いタイプのデッキではなかったが、事前にリモートポケカで対戦した知人が使用していたデッキに近い構成だったので冷静に立ち回ることができた。
序盤にイキリンコexから2種のトドロクツキに順当にエネルギーを張ることができてリードを奪う。中盤で手が止まり、追いつかれる場面もあったが、終盤は相手側も息切れ状態となりギリギリで逃げ切り。
初戦から第一目標の「まずは1勝」を達成。
対戦相手の優しい対応に助けられ一気に緊張がやわらぐ。
2戦目 vs悪リザードン(ピジョット型) : 負け
こちらがイダイナキバ、相手側はネオラントVが先発と悪くない駆け出しだったが、序盤にオーリム博士の気迫を引くことができず。攻めあぐねているうちに盤面を整えられてしまい成す術ないまま押し切られる。
3戦目 vsタケルライコ(サーナイト型) : 勝ち
この日イチのブン周り。後攻1ターン目からトドロクツキでサイドを取り進め、相手の場にエネルギーが溜まるまでにしっかりとリードを奪えた。終盤にタケルライコで反撃をもらうも、そのまま逃げ切りの形に持ち込む理想の展開で勝利。
4戦目 vsパオジアン : 勝ち
序盤は双方ぼちぼちの周りで小さいダメージの応酬になるも、早い段階でボスの指令及びプライムキャッチャーでセビエを進化前に処理できたことで相手の手を止めることに成功。終盤かがやくゲッコウガの”げっこうしゅりけん”で一気にサイドをとられてピンチになるも、中盤までのリードが生きて何とか逃げ切り。
ここで第二目標の「3勝して最大7試合を遊びぬく」の達成が確定。
次第に連戦による疲れで集中力が切れ始める。
5戦目 vsアルセウス ヒスイヌメルゴン : 負け
予習不足で相手が何をしたいデッキかがわからず、集中力切れも相まって序盤からグズグズの展開。何とか切り替えようとするも、万全に整えられた盤面に成す術なく、サイドを1枚も取れずに完敗。
6戦目 vs悪リザードン(ビーダル型) : 引分け
序盤は悪くない展開でリードを奪うも、明らかな集中力切れで細かいプレイミスが目立ってしまう。中盤以降は相手側の周りが良くなかったことに助けられお互いサイドを取り合う一進一退の形に。最後はトドロクツキexの”くるいえぐる”で両者きぜつによる引き分けとなった。
7戦目 vs未来ビート(テツノブジンex テツノイサハ型) : 負け
「後攻1ターン目にイキリンコexを呼ぶためにハイパーボールを使用 → イキリンコのサイドアウトを確認 → ハイパーボール使用時にヒスイのヘビーボールをトラッシュしていたことに気づく」 という超絶凡ミスによって初手から手が止まる苦しい展開。その後も手札を補充することができず、ジリ貧のまま走り切られる。
ということで、最終戦績は 3勝3敗1分 となった。
4.感想
当初の目標については
第一目標:とにもかくにも1勝する。 → 達成!
第二目標:3勝してMAXの7マッチを遊びぬく。 → 達成!
第三目標:敢闘賞がもらえる4勝を目指す。 → 未達成...
と、まずまずの結果に。
1戦目で良い感じに緊張がほぐれたことと、集中力の残っている前半のマッチでデッキがよく周ってくれたことで好調なスタートが切れたように思う。
構築面では、直前で投入したイダイナキバが練習不足でうまく活用できなかった点が課題だろうか。
イベント全体としては、とにかく「よし!バトルするぞ!」と思ったら即座にマッチングができ、対戦までの待ち時間やストレスが限りなくゼロに近いというのが素晴らしかった。
逆に、「疲れたのですこし休憩しよう」となれば、マッチングボタンを押さなければいいだけだし、お腹がすいたら一旦会場を出て食事をとっても問題なし。
このあたりは大規模ながらカジュアルイベントであることの強みであり、連戦慣れしていない初心者の筆者にとっては非常に嬉しいシステムだった。
また、初心者目線でいうと、この「各自が任意のタイミングでマッチを開始する」というシステム上、バトルに制限時間が設けられていない点も大きかった。
制限時間のある通常の大会と異なり、(マナー違反にならない配慮は必要だが)しっかりと思考する時間をとることができ、「遅延行為ととられないように焦るあまりミスをする」という初心者にありがちな展開を、ある程度回避することができた。
もちろん、これは対戦して頂いた相手プレーヤーの方々の初心者に対する優しい対応や、ひいては会場全体の「ベテランも初心者も関係なくカジュアルにポケカを楽しもう!」という雰囲気によって実現されたものだと思う。
入場前にビビり散らかしはしたが、とにかく民度が鬼のように高いイベントだったと感じた。
余談だが、今回はカジュアルのイベントということもあってか、巡回されているスタッフやジャッジさんたちが、それぞれ推しポケモンのグッズ等をたくさん身に着けておられ、「ポケモンが好きな人たちが運営しているイベントなんだなー」というのがひしひしと伝わってきたのも素晴らしかった。
5.さいごに
ポケカをはじめて約3か月。対戦イベントへの参加自体が2回目で、大規模なものへの参加は初でしたが、初心者の自分でも存分に楽しむことができる超絶最高なイベントだったと思います。
・5,000人規模の大規模イベント
・スムーズかつ柔軟な対戦が可能なマッチングシステム
・参加者全員に配布されるパスとリストバンド
・大人数のジャッジ・スタッフ配備で万全のサポート体制
これらが実現されていて、参加費が無料って本当にどうなってるんだ????
というのが最大の感想で、ポケカ、ひいてはポケモンというコンテンツのバケモノっぷりを改めて実感することとなりました。
また、勝敗にこだわり過ぎないカジュアルなイベントだったことが大きいとはいえ、参加していたプレーヤーの皆さんの激烈な優しさ、民度の高さにも驚嘆するばかりです。
このイベントを通して、よりいっそうポケカが大好きになりました。
これからもポケカライフを楽しめればと思います。
事前準備や当日の対戦など、関わってくれたすべての方に感謝して、この記事を締めさせていただきます。
ありがとうございました。