【ポケカ】スクランブルバトル2024(準備編)
先日、東京で開催されたポケモンカードゲームの大規模カジュアルイベント「スクランブルバトル2024」に参加してきました。
せっかくなので備忘録として前日までの準備や当日の戦績等についての記事を書きたいと思います。
※当記事はポケカ歴3か月の超初心者の考えをまとめたものであり、ガチ勢の方にとっては周知の事実や間違いを多く含んでいるものと思われます。
あくまで今後に向けた言語化と記録が目的ですので優しい目で、いやむしろご指摘やアドバイスがあればぜひともよろしくお願いします。
1.自己紹介
noteでは普段ポケカには関連のないレトルトカレーとお笑いの記事を書いているので、まずはポケカに関する簡単なプロフィールから。
・なまえ
みーヌ
・属性
30代男性
・ポケカ歴
2023年12月ごろ、ポケモンセンターオンラインの抽選販売でシャイニートレジャーexのBOXが当選したことをきっかけに参入した超初心者。
普段は妻とふたりでパック開封およびカジュアル対戦、知人とのリモート対戦を中心にゆるーくプレイ。
TCG歴としては学生時代にMagic: The Gatheringをプレイしていた経験あり。
・イベント参加歴
2024年1月に参加者12名の小規模ジムバトルでイベントデビュー。
今回のスクランブルバトルが2回目のイベント参加。
2.スクランブルバトル参加に向けて
〇目標設定
今回参加することになったスクランブルバトルは、リアルタイムでマッチングするスイスドロー形式。
最大7マッチで、4敗すると強制ドロップというルールになっている。
つまり開幕から4連敗してしまうとその時点で終了。逆に言えば、4敗するまでに3勝を達成すれば最大の7回バトルすることができる。
順位を争う競技ではなく、カジュアルに対戦を楽しむイベント。とはいえせっかく勝負の場に挑むのだからと、以下の3段階の目標を定めた。
第一目標:とにもかくにも1勝する。
第二目標:3勝してMAXの7マッチを遊びぬく。
第三目標:敢闘賞がもらえる4勝を目指す。
とはいえ、初心者がいきなり無計画に挑んでも目標の達成は難しいだろう。
イベント参加が決まってから当日までの期間は約1か月。
この期間で目標達成に近づけるよう、下記の内容に取り組むことにした。
〇デッキ選択および調整
カード資産、対戦経験ともにまだまだ少なく、イベント参加を決めた時点でとりあえず対戦ができる状態まで整っているデッキは「悪単古代」と「アマージョex」の2つのみ。そのうち後者は安定してポテンシャルを引き出すためのシステムカード足りていない未完成の状態であり、練習量も圧倒的に不足しているため、必然的に前者を選択。 妻との対戦や環境デッキのリスト確認を中心に調整を重ねた
イベント直前のデッキリストは以下のような感じ。
「大地の器」「ハイパーボール」「ネストボール」「探検家の先導」「トレッキングシューズ」等で盤面を整えつつトラッシュにエネルギーと古代のカードを溜め、「ダークパッチ」「オーリム博士の気迫」でエネルギー加速した「トドロクツキ」「トドロクツキex」で早い段階から攻撃を仕掛ける。
動き出しの早さを活かして序盤からリードを奪い、終盤に出てくる強敵を「トドロクツキex」”くるいえぐる”で倒して逃げ切るパターンを理想としている。
主なカードの採用理由は以下。
<ポケモン>
トドロクツキ x3
メインアタッカー①
後攻1ターン目からダメージ100以上の攻撃を打てるポテンシャルがあり、序盤からリードを奪うコンセプト上、できれば先発で出したい。4枚採用していない理由は単純に資産の問題。
トドロクツキex x3
メインアタッカー②
終盤に”くるいえぐる”で相手の主力ルール持ちを倒して逃げ切るパターンが理想だが、下技の”カラミティストーム”でHP220のルール持ちポケモンまでワンパンで落とせるため序~中盤でも活躍できる。相手の張ったスタジアムを割るという仕事ができる点も偉い。技を打つのに3エネ必要なため、先発で出すと後攻1ターン目から技が打つのが難しい点がやや懸念材料。
イキリンコex x1
1ターン目に特性”イキリテイク”を使用する目的で採用。実質手札12枚でスタートでき、トラッシュを肥やす役割も同時にこなすので、デッキコンセプトである「動き出しの速さ」を力強く支えてくれる。同型デッキでは「かがやくゲッコウガ」の採用が一般的なようだが、持ち合わせがないため断念。
確かに長期的な安定度はゲッコウガに劣るが、1ターン目の爆発力が高いイキリンコの採用はコンセプト上悪くない印象。
とにもかくにも先攻後攻問わず1ターン目のボールで呼ぶ最優先ポケモン。
イダイナキバ x2
序盤にリードを奪いにくい相手だとジリ貧になりやすいため裏の勝ち筋として採用。
アラブルタケ x1
毒ダメージで”カラミティストーム”のワンパン範囲をHP230まで拡大する目的で採用。序盤のリードを「テツノカイナex」に捲られるパターンへの対策として1枚差し。
<トレーナーズ>
大地の器 x4
ハイパーボール x3
ネストボール x3
探検家の先導 x4
トレッキングシューズ x3
素早く状況に応じたカードを集めながらトラッシュを肥やす要員。
たねポケモンしかいないためボールはネストボールに寄せてもよかったが、トラッシュにエネルギーと古代のカードを送る目的も考慮してハイパーボールと半々で6枚採用。
ダークパッチ x4
オーリム博士の気迫 x4
トラッシュからエネルギーを加速する要員。ダークパッチはベンチのあくポケモンしか対象にとれないが、1ターンに複数枚使える。オーリム博士はサポートのため使用制限があるが、バトル場も対象にとれ、追加効果で3ドローもついてくる。どちらも捨てがたいメリットがあるためフル採用。
ブーストエナジー古代 x4
HP増強で相手の攻撃に耐える範囲を広げて攻撃の機会を増やす用途。古代のカードでもあるため迷うことなくフル採用。
その他、局面にあわせて効率よくサイドをとれるように「ボスの指令」「カウンターキャッチャー」を採用しているが、前者は古代のサポートを優先的に使いたいこと、後者は序盤にリードを奪いたいというコンセプトとミスマッチになってしまうため1枚ずつにとどめ、ACE枠で「プライムキャッチャー」を入れている。
スタジアムは「トドロクツキex」の餌としても使えるため4枚採用。「ブーストエナジー古代」を呼ぶための「タウンデパート」2枚。相手の盤面を妨害しつつ仕事のおわったイキリンコをボス等で引っ張り出される前にトラッシュする為の「崩れたスタジアム」。ミストエネルギーで”くるいえぐる”が封じられるパターンへの対策をメインに、特殊エネルギーに頼るデッキへの副次的効果も期待して「シンオウ神殿」を採用。
「ポケストップ」を採用したいところだったが、入手が間に合わずに断念。相手が張ってくれることに期待。
「ポケギア3.0」は2枚採用。「オーリム博士の気迫」の重要度が高いため、底上げとしての意味合いが強いが、終盤の勝負の分かれ目で1枚差しの「ボスの指令」にアクセスできる可能性にも期待した。「ともだちてちょう」も採用したいところだったが、手持ちになかったので断念。
「エネルギーつけかえ」は、オーリム博士でエネルギーが偏るパターンへのお守りとして1枚差し。確率は低いが、一応バトル場の「トドロクツキex」に 手張り+オーリム博士(+ダークパッチ)を経由して一気に3エネ付けるパターンも期待できる。
〇練習
繰り返しになるが、筆者はポケカ歴が極めて浅い超初心者だ。
対戦経験が圧倒的に少ない点はいかんともし難い。
「初心者だからしかたない」という言い訳はちゃんと心の中に用意していたが、それにしても今の自分にできることだけはやっておきたく練習に取り組んだ。
・理想の周しパターンを想定する
カードゲームは「引き」という運の要素が絡むため、常に思った通りの動きができるとは限らない。とはいえ引いたカードを無計画に使ってグズグズの展開になったり、未熟な長考で相手に迷惑をかけたりするパターンは避けたく、序盤中盤終盤に分けて大まかな流れをイメージをしておくことにした。
(序盤)
じゃんけんに勝った場合は後攻を選択する。理由は、後攻1ターン目からサポートを使用して即座に攻撃できるパターンが十分期待できるため。これで相手の出鼻を挫くところからスタートしたい。
先発は「トドロクツキ」が理想だが、「トドロクツキex」「イダイナキバ」の場合でも積極的に攻めてリードを奪いにいく。
とにかく最速で攻撃を仕掛けるのが目標のため、1ターン目は先攻後攻問わず「イキリンコex」で手札を補充しながら盤面を整えるのが最優先。
(中盤)
リードを奪い、差を広げにいく。逃げるを選択してもトラッシュしたエネルギーを拾うことは得意なので、アタッカーを入れ替えることも視野にとにかく現状の火力で倒せる相手を優先して倒しにいく。ワンパンできない相手に対して、蓄積ダメージをとるか”くるいえぐる”で強引に倒しておくかの判断は難しいが、こればかりは今の経験量ではどうにもならない。お互いのサイド枚数やベンチの状況を見て思い切った判断をする。
(終盤)
”くるいえぐる”でのサイド取りきりを視野に、「ボスの指令」や「プライムキャッチャー」の使いどころや、双方のダメージ蓄積量を考えながら詰めていく。「トドロクツキ」の”あだうちやばね”の火力も上がっているはずなので、「探検家の先導」やチャンプブロックで強引にトラッシュの古代のカードを増やす方法も意識しておく。
練習の時点からこのパターンに持っていくことを意識しつつ、あくまで「理想パターン」でしかないことは頭に入れておく必要がある。
引き運によってイレギュラーはおこるし、相手も思い通りに動いてくれるとは限らない。とにかく指針を明確にし、その通りにならない場合にパニックで凡ミスをしないことを心掛けて練習をした。
・練習プレイ後に感想戦をする。
スケジュール的にイベント当日までにジムバトルに挑んで経験を積むといった実践練習をする余裕がなく、妻との対戦を通して練習することになった。同じ時期にポケカを始めた妻が環境デッキをいくつも組んでいるわけはないので、妻の使う未来デッキと対戦を繰り返しながら、「理想の周しパターン」にもっていく練習と、プレイミスを少なくする練習。
単純な勝敗に一喜一憂するにとどめず、短くても感想戦をするようにした。「〇〇を今引きできたから勝てた」という引き運の話に終始せず、流れの分岐点がどこにあったかやプレイミスがなかったを中心に検討した。
〇環境デッキの知識を得る
自分のデッキに理想の周しパターンがあるように、相手のデッキにもコンセプトややりたいことがあるのは当然のことだ。メタを考えながらデッキや戦術を考えられるレベルには到底達していないにせよ、現環境にどんなデッキがあり、どういう動きをするのかや、キーとなるカードの知識があるに越したことはない。
例えば自分のターンに十分なエネルギーの乗ったポケモンがバトル場にもベンチにもおり、手札に「ボスの指令」がある場合。どのポケモンで、どのポケモンを攻撃をすべきかは、相手のデッキや状況によって変わってくるだろう。
「なにもわからないからとりあえず技を打つしかない」という状況をできるだけ減らし、「(たとえそれが最適解ではなかったとしても)次のターン、相手はこう動きたいはずだから先にベンチの〇〇を倒して妨害しよう」といった思考でプレイできる盤面を増やすべく、ポケカプレーヤーのnoteや大会入賞者のデッキリストなどを小まめに見るようにした。
3.最後に
以上の内容を実践し、スクランブルバトル当日を迎えることになりました。
思いのほかだらだらと長い文章を書いてしまったので、当日の心境や戦績、肝心の対戦成績と準備の成果については後日改めて投稿しようと思います。
当記事が目にとまった先輩ポケカプレーヤーの方がおられましたら、構築・練習の両面について、ぜひともアドバイスをいただければと思います。
はたしてみーヌ氏、当初の三つの目標を達成することができたのか?
Coming soon…
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