挑戦状7 問われる自己責任の時
緊急事態宣言が発令され一日が経過します。しかし、肝心な行政の動きが遅いように思います。都民・県民・企業の多くが危機感の中、あらゆる対策を講じようとしている時に、リーダーシップを取ってくれるはずの行政が…
しかし、今や一人ひとりが考えなくてはなりません。多くの医療仲間の心身が疲弊してきています。人の命を救おうと懸命に働いていた中、感染して生死の狭間を彷徨っている医療従事者もいます。辛い・・・・・
以下は、2009年、新型インフルエンザが流行した時に、保健だよりに掲載した文面です。
自己責任とは・・・
アメリカのオバマ大統領が、就任演説で盛んに口にしていた言葉です。現在の経済危機は、まさにウイルス危機と同義語ではないでしょうか。現代の風潮ともいえる「利己主義」自分さえよければそれでいい・・・そんな風潮の中でのんびり過ごしてしまったことに対する警告が、ウイルスの暴動なのではないでしょうか?
就任演説から抜粋したものをウイルス危機と照らし合わせて紹介します。( )内が置換させた語彙(ごい)です。
オバマ大統領就任演説 Obama`s Inaugural Address
2009.1.24朝日新聞
私たちが危機のさなかにあるということは、いまよくわかっている。我が国(地球)は暴力と憎悪の大規模なネットワークに対する戦争状態にある。経済(地球環境)はひどく疲弊(ひへい)している。それは一部のものの強欲と無責任の結果だが、私たちが全体として、困難な選択をして新しい時代に備えることができなかった結果でもある。・・・・・・
“What is required of us now is a new era of responsibility”
今私たちに求められているのは、新たな責任の時代だ。それは、一人ひとりの米国人(人類)が、私たち自身や我が国、世界に対する責務があると認識することだ。その責務は嫌々ではなく、むしろ困難な任務にすべてを投げうつことほど心を満たし、私たち米国人(人類)を特徴づけるものはないという確信のもとに、喜んで引き受けるべきものだ。・・・・・
私たちの子どもたちのまた子どもたちに、私たちは試練の時に、この旅が終わってしまうことを許さなかった、と語られるようにしよう。私たちは後戻りも、たじろぎもしなかったと語られるようにしよう。そして、地平線と神の恵みをしっかり見据えて、自由という偉大な贈り物を受け継ぎ、未来の世代にそれを確実に引き継いだ、と語られるようにしよう。
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