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たまたま入ったライブハウス。

風のリズム最終日。ついにTAILWINDで呼ぶのが夢だったバンドが、弾き語りですが出演してくれます。ワタナベシンゴ(THE BOYS&GIRLS)さんです。THE BOYS&GIRLSはずっと心の支えになっているバンドです。そんなバンドとの出会いをnoteに残しておきます。

THE BOYS&GIRLSを初めて知ったのが2016年の春でした。バンド自体はもっと昔から活動していたので、僕が知ったのは遅いくらいかもしれません。「ボイガルってバンドが居て、めっちゃかっこいいんですよ!」と教えてくれたのが、今はTAILWINDのデザイナーで、北海道から新潟に進学でやってきたばかりのKEICAちゃんでした。

KEICAちゃんが口を開けば「札幌、ボイガル、札幌、ボイガル、札幌、ボイガル」ばっかり言っていたので、逆に「聴いてたまるか!!」くらいの気持ちになってしまい、最初は全く聴いてませんでした(笑)

転機になったのは2016年のTOKYO CALLING。今でもはっきり覚えている。別会場で1組ライブを見た後に、次に見たいバンドまで時間があるなと思ってフラフラ歩いていた下北沢。タイムテーブル見たらその自分の中でぽっかり空いた時間にTHE BOYS&GIRLS。

「KEICAちゃんがずっと勧めるし、1曲もまだ知らないけど見てみるか」

本当そんな軽い気持ちで下北沢CLUB Queに行きました。あまりにオススメされたから純粋に聴けなかったこと、KEICAちゃんが上げたハードル。そんな小さなことが一瞬で吹き飛ぶくらい圧倒されました。1曲も知らなかったのに涙が出てくるとかあるんだなと。ライブ力とか熱さとかでは語れない人間味あるライブを体感しました。

TOKYO  CALLINGが2016年9月にあって、その2ヶ月前の7月からTAILWINDはライブイベントとして再スタートを切ってました。そして、その年の年末に縁があってKEICAちゃんがデザイン担当として加入してくれて、今のイベンタークルーという形になります。そこからの夢はたくさんあるけど、その中の1つがTHE BOYS&GIRLSを新潟に呼ぶということでした。

何度も声をかけました。タイミングが合わなくて断られても、また別の機会で声をかけての繰り返し。北海道から簡単に新潟に来れないことも、新潟に来るメリットやタイミングを作る難しさも、全部わかってはいたけど、簡単に夢は諦めたくないので何度も声をかけた。その諦めない姿勢や泥臭くやっていくことはTHE BOYS&GIRLSのライブから学んだ気がするので。

「24」という曲があるんだけど、この曲が自分の人生を支える1曲でもあります。生きていればうまくいかないことも、悔しいことも、悩むこともたくさんあるけど、そんな自分に負けそうな時に救ってくれた大切な曲です。

僕にとっても思い入れの深いバンドだけど、きっと北海道に住んでいた頃から応援していたKEICAちゃんはもっと色んな気持ちが溢れてるんだろうなと思っています。当日どんな表情でライブ見てるか楽しみだな。時間かかったけど、続けてきてよかったね。

残念ながらTAILWINDみたいな小さなイベンタークルーではTHE BOYS&GIRLSを新潟の音楽好きな人全員に届けるのは難しい。本当は一人一人の耳にイヤホン入れて無理矢理にでも聴かせて回りたいけど...笑

でも、少しずつでいいからTHE BOYS&GIRLSの音楽を新潟の人に届けたい。やっとイベントとしてその最初の一歩目を踏み出せた気がします。きっとTHE BOYS&GIRLSの音楽は誰かの背中を押してくれるし、支えにもなってくれる。少なくとも新潟で活動する小さなイベンタークルーの支えになっているバンドです。

今回はアコースティックでの出演。来年はバンドで呼ぶ機会も作りたい。本当にそれまでイベントをやめるわけにはいかない。きっとバンドで呼ぶ機会を作れても、今度はもっと大きな会場で一緒にやりたいとか、色んな夢が溢れてずっとやめられないと思うけど。

もしTHE BOYS&GIRLSを呼べる機会があったら絶対ブッキングしようと思っていたTHE KING OF ROOKIE。そして、TAILWINDと言えば絶対に欠かせないバンドKAKASHI。この2組のボーカルを加えたスリーマンです。今まで積み重ねてきたローカルでの意地が1つの形になる大切な風のリズム最終日。

仕事や学校帰り。1週間が始まってしまった憂鬱な月曜の夜。力をもらいに是非ライブハウスへ。

12月6日フライヤー


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