何かが生まれる日。
意味のないイベントはないかもしれないけど、どうせならやってよかったと思える1日にしたい。その日が未来に繋がる1日であってほしい。イベントを作るときにいつも意識している大切なポイント。
マチカドラマがKAKASHI、ab initio、nolalaと繋がって自分たちのレコ発に呼んでいた時、erihaがハローモンテスキューと繋がって、自分たちの自主企画に呼んだり松本・仙台に連れて行ってもらったりしたあの出来事。何か次に続いた瞬間に「イベントやっててよかった」って感じます。だからこそ、新潟で活動しているアーティストのブッキングが一番繊細になっている。
7年もイベントをやっていると、関わるアーティストが固まってきたり、TAILWINDといえばこういう系のバンドみたいなイメージカラーが定着してきた気がします。すごく有難い気持ちと、新潟で関わるアーティストも割と固定されている状況を何とか打破できないかな?という気持ちと半々でした。
打破するならやっぱり現場でしっかり交わりたい。そんな中で決まったあまり今まで関わってこなかったアーティストと作る12月18日(土)の「HOME BY TAILWIND」
The Madpotatoman
何度もライブを見ているし、ボーカルのHayatoは専門学校の後輩。(だけど敬語で俺LINEしてます笑)
ローカル新潟を愛しながら、地元に根付いてバンド活動しているのがこれでもかというくらい伝わるし、その結果が先日のワンマンライブソールドアウトなのかなって気がしています。裏被りでライブは見に行けなかったけど、迫力ある音漏れは転換中に聴こえてました。
めっちゃライブかっこいいけど「TAILWINDのどの企画に誘ったらいいの?!!」状態が数年続いてました。本当悔しいくらいに。今思えば空きっ腹に酒とか、SPARK!!SOUND!!SHOW!!と一緒にやっていた時とかにオファーすれば面白かったかな?とか思うけど。
「ローカルプライドのThe Madpotatoman」と「県外バンドとイベントをするTAILWIND」こんなイメージ?あまりにもイベントで関わり無さすぎて、正直言うとTAILWINDのこと良く思われてないんじゃないかな?と勝手に被害妄想していたくらいです。笑
でも、Hayatoにオファーした時、こちらが驚くくらい喜んでくれたのが最高に嬉しかった。もうあんなに喜びを全面に出してくれるだけで既にかっこいいバンド。形や活動スタイルは違えど「新潟」っていう大切にしている共通の部分は通じ合ったものがあったんじゃないかなと思ってます。
やっと一緒に1日作れるし「新潟」「ローカル」という部分はTAILWINDとしても来年もっと濃く出したい部分。色んな意味を込めてこの日の大トリをThe Madpotatomanに託しました。
四半世紀少年
アバヨズだった頃からVo&Gtのなおきとは関わりがあった。なんかのきっかけで一緒に飲んだのが最初。アバヨズで初めてライブ見た時からいいバンドだなと思ってたし、あの時買った音源が何も録音されてなかったのもいい思い出。笑
アバヨズと2020年の12月に初めてイベントで繋がって、2021年はもっとガッツリやろうと考えていた時に解散。結構ショックでした。でも、なおきから「また新しいバンドを始めます」という連絡をもらっていて、それが唯一の救いであり希望でした。アバヨズに期待していた人は多いし、あんな才能豊かなバンドを解散させられる決断力も凄いなと思うけど。
まだバンド名も知らない、曲も知らない段階からなおきにはオファーしていました。どうせかっこいいと思ってたから。そして、曲を聴いてやっぱかっこよかったので何かそれはそれでムカつきました。笑
どんなにかっこよくても、もう一緒にやりたくないと思っているバンドがいるのも事実。反対に、まだ正体がわからなくても、なおきのバンドなら一緒にやりたいと思える彼の人間力。やっぱムカつくな〜。。笑
来年こそはガンガン一緒にやっていこう!って心から言えるライブを期待してます。
figbash & the Sketchy friends
あんまり関わりないとかいうとfigbashに怒られるよな(笑)
彼が前に組んでいたバンドの時からずっとお世話になっています。何気に風のリズムの2回目と、サーキットの1回目にも前のバンドで出てもらってるし、figbashになってからも出てもらってる。
じゃあ全然関わりあるなと思われるかもだけど、まだ濃い関わり方ができてない気がしてまいす。学生の頃はいつも対バン相手に緊張していたイメージだったしね。
でも、たまたまライブハウスで会って話した時に、これからの活動のこと、また一緒にやりたいねみたいな話をして、今回久しぶりに一緒に1日を作ることが決まりました。
挑戦的だし、figbashならではの感性で活動しているし、喋っても独特だし、絶対に真似できない世界観の持ち主だなと思ってます。今回バンド編成のfigbashを見れるがすごく楽しみ。当時20代の若者と学生だったfigbash。今は30歳過ぎたおっさんと素敵な世界観を構築したfigbash。どんな話ができるかも楽しみにしてます。
あえてfigbashって呼んでるけど、本名は言わない方がいいんだっけ?笑
丸山拓真
拓真君ももちろんだけど、ソロで活動しているアーティストって本当に凄いと思ってます。ステージに立って1人で表現するって相当強い精神力ないと中々できないだろうし。
拓真くんのライブは一緒になって楽しめる雰囲気が良いなと思っていて、それでいて、自分のイメージカラーやキャラもばっちり出来ている。これって出来そうで中々できないよね。俺もバンドとかDJやってたけど、お客さんを楽しませること自体が難しいし、自分らしさなんて全く出せなかった。そして、DJで一人でステージにいる時の孤独感。俺には耐えられなかった(笑)
拓真君とはRIVERSTの飲み会で出会ったのが最初...だったよね?そこからイベントのことを話すことは多々あったけど、中々この日にブッキングしたいというのがない状況が続いてました。そんな時にこの12月18日(土)の企画。思い切ってぶっ込んでみました!耳じゃなくて身体で音楽聴くような人たちが集まるラインナップの中に丸山拓真。これは面白いんじゃないかな?っていう直感です。
TAILWINDのイベント自体ほとんどバンドだから拓真君みたなソロでポップな楽曲をやっている人をブッキングする機会がなかったけど、これを機にイベントの幅も広がるきっかけになったらなと思ってます。
「オールジャンルで色んな音楽と出会えます」みたいなイベントはあんまり好きじゃない。ただ、今回の4組はジャンルが違います。微妙なニュアンスだし、自分の感性で話しているから、他人から見たら「オールジャンルの寄せ集め」に見えるかもしれないけど、しっかり掛け合わさって、来年以降に繋がるブッキングになっているはず。そこは謎の自信があります。
最近は「このバンドが好き」というより「音楽が響いてる場所が好き」って気持ちが強くなってきました。本当は色んな人たちとイベントをやりたいし、新潟のアーティストでも関わったことない人たちがたくさんいます。この組み合わせ面白そう!と思っても、中々実現できないことも多かった気がします。来年はもっとたくさんの出会いの中から音楽のある日常を作っていきたいですね。
TAILWIND年内ラスト企画はちょっとした挑戦企画。素敵な音楽で心躍る日になると思います。フラッと遊びに来てください。
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