やがて来るガソリンが高い時代

音楽と映像が好きで何度か見ている映画に「インターステラー」というものがある。インターステラーは農作物が育たなくなった危機的な地球が舞台のSF映画で、今より未来が暗く、子どもに明るい未来を示せないというところから始まっていて、子どもがいる私からすると気が滅入る舞台設定だ。天候のせいか、農作物がどんどん育たなくなり、人類は別の惑星に移住が必要になる。

話は変わって、私が子供の頃から石油はそのうちなくなると言われてきたけど、いまだにそのうちなくなると言われていて、2-3年前まではこのままシェールオイルとかでなんとか石油はずっととれるんじゃないかと思ってました。でも、エネルギーの本や、大地の五億年とかの本、ムラの未来・ヒトの未来を読んで、石油はもう作れないこと、今の社会が石油で成り立っていることを知ったり、2年前にロシアのウクライナ侵攻によるガソリンの高騰とかを経験すると、やはりいつかは終わりがくるものでそれは自分が生きている間に転換点が近くなるかもしれないという気がしています。

そうするととなりのトトロのような車がまばらで、人の行動範囲の狭い、でもインターネットで情報は得ることができるような社会が来るのかもしれません。となりのトトロならノスタルジーを感じでそれも悪くないような気もするけど、インターステラーのような、未来に明るい展望を残せない社会にはしたくないように思います。

インターステラーはSF映画なので、あまり参考にならないけど、なんとか石油がなくなる前に代わりになるようなエネルギーのサイクルと社会を作らないといけないなぁ、と電力ばかり使うIT業界の隅っこで仕事する私は思います。

いいなと思ったら応援しよう!