全力挑戦漫画坂 05
◆序章
読むのは簡単で楽しい「漫画」。けれど描く事に挑戦すればするほど、実力の無さ、納得度の果てが無いという事を痛感します。
そんな自分のマンガヂカラを高める為、自身で気になったり挑戦した事を備忘録として残していきたいと思います。
あくまで自分が受けた感じた「主観」の記事です。気になる点などコメントよろしくお願いします。
◆次々に公開されていくコンテンツへの感謝!
例のウィルスの世界的な蔓延で自宅待機要請のが叫ばれる世の中、不用意に外に出れない私たちのために、さまざまなコンテンツがYouTubeや各種配信サイトなどで次々と公開されております。本当にありがたい事です!
制作し公開を決定された創作者の方々に感謝!m(_ _)m
「ありがとうございます!」
◆画力上達 模写
画力の上達は絵描きなら誰でも持つ願い=欲望だと思います。
『漫画家になるには画力が必要!』 プロの漫画家の先生たちの意見
(引用参照:お絵かき初心者の学習部屋)
上記は一時期有名になった2012年の記事ですが、漫画家として編集者の目に留まるためには、漫画家志望者や新人には特に、
◆画力=「デッサン力」「表情の描き分け」「キャラクターの描き分け」
が圧倒的に必要ですよ! という記事です。(面白いのでぜひ御一読を!)
※ここで言う画力とは「読み手に意図を伝える」ための表現力です。
その中のひとつ「デッサン力」を見直すきっかけとして、最近出たこの動画が個人的に面白かったので御紹介します。
#253 今こそ創造力で戦おう!〜山田玲司の絵が描けない人のためのイラスト入門・中2ナイトニッポンvol 63
出典元:山田玲司のヤングサンデー YouTube
<内容概説>
サムネ画面左側の漫画家山田玲司先生が、セーラームーンを題材に「模写」=デッサンの方法について、隣の絵を描いたことのない人達に解説している動画です。
※なぜセーラームーン?なのかは、この前の「#252『美少女戦士セーラームーン』は何と戦っていたのか?」の動画にて、山田玲司先生がどれほどセーラームーンを愛しているのかを約1時間熱く語っていますので、そちらを参照ください。(^^)☆
玲司先生の模写技術ポイント(動画:18:10~)が、模写の参考になったので、
早速実践!
◆模写に挑戦! STEP1
<実践感想>
石膏デッサンと同じ手法との事。上から順番に描いたり、いきなり詳細を描かない、がキモとの事です。
最近人物のアタリは漠然と感覚で描いてしまっていたのですが、
頭と足、横の外枠を決める事で、
◇コマ内にキャラ全身を配置する場合
◇引きのコマで背景パースと複数の人物を連動する場合
の配置を確認でき、人物の位置決めに使える、と思いました。☆☆
◆模写に挑戦! STEP2
<実践感想>
「胸の大きさは、描いてる人の概念」(23:30~)には笑いました。(^^)
描き方のクセが身について久しいこの時期にあらためてデッサンをすると、いやでも自分の主観・妄想・性癖と向き合いますねコレ!(>_<) ww
足が命!な美少女戦士なのに、思いのほか長く描けてない!顔が自分の手癖が前面に出過ぎ(特に瞳)!あとスカート広がり過ぎ問題!(ぜんぶ主観・概念)
「つまり。。模写・デッサンする対象をちゃんと見てません という事を、見る人に伝えている絵だという事。。超恥ずい!」(両手で顔を覆いながら)
※動画内で美容師の人の画が巧いのは、仕事柄、
◇一歩引いて相手の髪のバランスを見る目
◇相手をよく観察、および 相手の要望に応対 するチカラ
があるからだと思います。
◆まとめ
今回、あらためて模写・デッサンを行い、自分が描き出す絵の
◇主観(=個性)と、◇対象物(=客観)との バランス
が現在どうなっているのかを知る事が出来ました。
主観がダメとか、客観を重視するなら写真でOKだろ、という否定ではなく、両方を意識して「読み手に自分の意図を届けるための画力」向上のため、
自分の意思で両意識のバランスを調整できるようになりたいと、あらためて思いました。
◆模写 と 継承
動画内でも語られていますが、歴史を辿れば先史時代の約2万年前のラスコー洞窟の壁画の頃から、絵は全て「自分の目で見て認識した映像の模写・模倣」で発展してきてます。
なので個人の「オリジナル性」とは、どれだけ様々な模倣技術を吸収&組み合わせして描き出すのか という事なので、引出しが多い事はオリジナル性の高さに直結すると思います。
ラスコー洞窟の壁画のように模写の対象を、自分の身体を構成する生命の糧として尊敬しリスペクトする心、「吸収します。いただきます。」する心意気で、今後も模写・トレースなども使って技術を吸収し、自分のチカラを構成する栄養にしていきたいと思います!。
リスペクトするマンガ家、イラストレーターの絵画の技術も、自分のせっかく磨いた技術も、模倣し「継承」しなければ、その人が死んだ時点で失われ忘れ去られてしまうので、尊敬する技術を積極的に継承し世に出していかなくては! 精進、精進☆☆