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全力挑戦漫画坂 08

◆序章

 読むのは簡単で楽しい「漫画」。けれど描く事に挑戦すればするほど、実力の無さ、納得度の果てが無いという事を痛感します。
 特に仕上げまでの速度が遅い場合、創作のモチベーション維持がホントつらい。(>_<) みなさんはどう維持されていますでしょうか。

◆創作モチベーションの維持

 新作描きたい! でも完成までの速度の遅さにモチベーションが維持できない。。。絶望しかない。。(>_<)
 そうだ!40pの漫画坂で息が切れるなら、仮に4p漫画坂なら作業労力は1/10!! モチベーションとスピードを維持しつつ進められるのでは!?
「4pづつ仕上げればマンガ制作速度は向上するか?」
煮詰まる頭でそう思いたち、実験的に挑戦してみました。

 既にラストまでのあらすじがある状態で、コマ配置、演出表現などを4p単位で検討して仕上げます。

 ◆実験挑戦項目  

 ●基本的に4p単位でネーム清書~仕上げまでを進める。 
 ●なるべく4pごとに次回への引きのコマを設ける。 
 ●シーンを変更した時は「場所、人物配置」のコマを入れる。


◆マンガ「Soul Seed Seekers」

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◇マガジン「Soul Seed Seekers」

 ※※ マンガ本編は下記リンクを御参照ください。 ※※

◇ ▼1~4P
◇ ▼
5~8P
◇ ▼9~12P
◇ 13~16P
◇ ▼17~20P
◇ ▼21~24P
◇ 
▼24~28P
◇ ▼29~32P
◇ ▼33~36P
◇ ▼37~40P


▼▼ 以降続きは、現在心を込めて支度中。▼▼


◆挑戦の所感

 ネームを最後まで切っても、下書き作業で再度冒頭から振り返りつつ作業を進めていると、「面白くないからここ修正した方がいいのでは?病」に
す~~ぐ罹患してしまうのが積年の悩みでした。(>_<)

 「p20あたりまで進めていた下書きを中断してp10前後のコマ割り構成などを描き直す」というような、手戻り作業が頻繁に発生する主な理由はもう分かっていて、「もっと自分的に面白い表現を思いついたため」なので、
 ●せっかく閃いたアイデアはアイデアとしてなるべく検討・生かしつつ、
 ●高まった創作意欲・モチベーションを手戻り作業でなるべく下げない。
という精神的ダメージを減らす作業方式を模索すべく試行した次第です。

以下、4pごとの小単位区分完成に挑戦した感想を記載します。

◆メリットに感じた部分

◇引きのコマについての検討を意識できるようになった。
 全体の流れがある中で、どの場面、どのようなコマ演出を次ページへの引きとして使うか、という事を意識的に考えられるようになりました。
 これは多分、4pという区分をつけたことで意識できるようになったと思います。本来は見開き2p単位で構成を検討する話ですが、私的にはどうも2pではページに載せられる表現情報が少なすぎて、検討まで至りませんでした。

◇絵柄や表現の挑戦が可能になった。

 漫画坂を登る作業にはどうしても時間がかかるタイプのため、「この描き方、構図、表情などを次回取り入れてみたい!」という日々の気づきや好みの変化が発生した際に、一気に描いていた頃は中々出来なかった絵柄変化や表現の挑戦を反映しやすくなりました。
 ※※ex.目の描き方、まつ毛の艶入れ、など。※※

◇作業への集中が途切れた時の切替え仕事が確保できるようになった。

 ペン入れ等の作業に集中できなくなったら、先々のネームを進めるという方式が可能になりました。

◆デメリットに感じた部分

◇とくにスピードが上がったとの実感はあまり無い。

 こればかりは「数をこなす」しか速度向上は望めないのかッ。(>_<)

◇描き方が最初の頃と違う!という状況が発生しやすくなった。

 数ページ前の描き方と違う!が出るようになりました。(^^;)
日々の研鑽、成長の証!として前向きにとらえたい思いたいッッ。(>_<)

◇ストーリーがブレがち。
 小分け方式だとつい、主題に関係ない小ネタを盛込みたくなり 話が冗長になりがちになると分かりました。
 4p単位作業は近視眼的になるため、全体の構成、主軸の物語は一度最後まで通して作成し、そのうえで4p作業に落とさないとダメだと思います。
 また入れるネタの整理の必要さも実感しました。残念でも切らないと!! w

◇「読むテンポ」が把握できない。
 通して何度も読み直しつつ進める方式ではないため、読み手の読むテンポを把握できません。これは最大のデメリットだと思いました。
 まだ未完成のためどこがテンポが悪いのかわからない状態ですが。(>_<)
全ページ完成した後に再度通して読み直し、テンポの悪いコマ、ページ、ネタを修正する必要がありそうです。
 

◆まとめ

 もちろん、通しのネーム段階で演出表現・引きのコマの配置・配分の検討が出来れば、手戻り作業は無くなるとはわかっているのですが、いかんせん納得いくOKネームの”手順・基準”技術が不足しているので、なかなか効率よく漫画坂を登れていないのが現状です。(>_<)
 邪道なやり方だと思いますが、マンガ完成へのモチベーションを持続するための試行錯誤のひとつとして、今後もいろいろな挑戦を試していきたいと思います。

 もし、なにか気づいた点、より良い方法などありましたらコメント頂けましたら幸いです。 また、マンガへの感想もよろしくお願いします。

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