『自由』の種類は理解しておいた方がいい

こんにちは、葬祭の道化師 原作のカザバヤシです。
この記事はTwitterネームmeg@NFT(@m01_baby)さんからお迎えしたNFTをサムネイルとしております。
ありがとうございます。

ということで、本日のテーマは"仕事をしてもらう側(経営者)"と"仕事をさせてもらってる側(労働者)"との関係性でとても重要なお話となります。

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まずですね、4年ほど前のお話から入らせて頂くんですが、今と違って僕は会社勤めだったんですね。
その会社ってのが、東京都内のあらゆるエリアに80部屋ほど客室を構えた宿泊事業のベンチャーだったんですね。

入ったタイミングがスタートアップもいいとこで、ルールやらマニュアルと言ったものが無かったんです。
中国人と日本人のツートップで運営する会社だったというのもあって、成長スピードがそれはそれは著しいんですよ。

そこで、僕含めたった2名の管理者というポジションがですね、都内の各部屋の運営業務を全て担っておりまして、例えばチェックインアウト業務とか、お客様からの連絡対応、予約対応とか。宿泊事業を運営するにあたって避けられない業務を2人でこなしてたんです。

もうわかると思うんですけど、
休めないんです。笑

ところが、契約上休みは月に6〜7日ほどあるようでして自分で時間を見つけてそれくらいの休みをなんとなく取るという流れでして。
業務に当たっても、出勤というシステムが無くですね、起きる時間も決まっていなくですね、
その日何をしなくちゃいけないのか自分でまとめて
業務の効率を上げるために何が必要かを考えて、何時間働くのかもその日による…という働き方なんです。

つまるところ、『自由』なんです。
これが本日の記事で最も大事なフレーズとなります。

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一方、皆さんの多くはいかがでしょうか？
恐らく月毎に予め決められた休みがあって、逆に言うとその決められた休み以外は必ず出社しているかと思います。
そして、役職毎に決まった仕事があって、もう少し上を目指したいけど今はここまでしかやらせて貰えないとか、この仕事やりたくないんだよなぁ、とかあるんだと思います。

働き方に『自由』というフレックスを求めている方が多いと見受けられます。

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ここで、少し話題がズレるんですが、
この会社で最も大変だったとされる業務が清掃なんですね。
80部屋もあると、2人で清掃するなんて現実的じゃないんです。だからこそ、アルバイトを沢山取って、シフトを組んで、給料を計算して。。という具合で清掃を上手く回してい訳なんですが、先述の通り、スタートアップもいいとこで清掃に関するマニュアルが一切無かったんです。

例えば、風呂場は排水溝のここまで外してしっかり洗い髪の毛は残さないとか、ハンガーはこの向きで統一とか、タオルはこの向きでこの順番に重ねてベッドのこの位置に置くとか。

そんなマニュアルが無かったから当初は無法地帯だったんですね。各々、思うように清掃していく。。

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ここで、ようやく
"この会社はルールに従うんじゃなく、ルールをどう設けるか"が大事なんだと気づいたんです。
そして、清掃マニュアルというものや、シフトのルールなどを完備して導入に成功しました。

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しかし、ここが思ったように行かなかった示唆に富む点でして。

"マニュアル通りにはやってくれない"ってことです。

写真や説明も付いているのでその通りやれば、
どの部屋も統一されたその通りの部屋になるはずなんですが、そうはならなくて。

そもそも文字が読めない人もいれば
謎にオリジナリティを出してしまう人もいる。。

かといって、当初のように『自由』にやらせる訳にも行かない。

要約すると…
『自由』にすれば暴れて
ルールがあれば変に崩れる。

このジレンマはどうしたらいいんだろうか。
と考えた時にですね。

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これが結論でもあり、タイトルでもあるんですが

『自由には種類があった』…ってことです。

もう少し噛み砕いてお話すると、
良い自由と、悪い自由に分断できて当時の僕はこれが理解出来ていなかったんです。

だって『自由』って聞くと、なんかいいものに感じるじゃないですか。
働き方自由なんですね、フレックスいいですね。
休みも自由にとれるんですか、素晴らしい。
…って。

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だから、『自由』に清掃させていました。
でも荒れ果てました。

だから、ルールを設けました。
守られませんでした。

そして、気づくんです。
『自由』にやらせていた時、明らかにズバ抜けて綺麗な部屋と清掃入る前の方がむしろ綺麗だったかもしれない。というような部屋の2種類があったんです。

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その差はなんだ？
それが『自由』の種類でした。

ここはすごく重要で、

悪い自由というのは、オールフリーです。笑
つまり、犬を解き放って世界中どこまでも走ってOKな野犬状態にさせることを言います。

一方、
良い自由というのは、ある一定のルールの中で『自由』であることを言います。
つまり、犬を解き放ちますが、柵があるのでその柵のエリア内で存分に遊び回ってねという飼い犬状態です。

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これを踏まえた時に、何が起きていたのか理解できますね。
つまり、僕がアルバイトに与えていたのは『悪い自由』の方だったんです。

だから、その時アルバイトに与えなくちゃいけないのは"オールフリー"でも"ガチガチのルール"でもなく。
簡単な一定のルールを設けて、その中であなた方のプロフェッショナルを発揮してねという、『良い自由』だったんです。

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そして、今のは僕がアルバイトに対して振るう『自由』のお話であって。
僕もまた、その会社から『悪い自由』を与えられていた事がわかるかと思います。
なんのルールもなく、なにをするも良し、いつ休むもよし、働き放題、休み放題。

定時なんて存在しない、どこまでも働ける。
予め決まった休日なんて存在しない、今休める。

そんな、状態を先述の例でいうなら
『悪い自由』なんですね。

一定のルールも存在しない中で、『自由』を与えられてしまっていたからです。

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多くの会社員の方々が、当初の僕の働き方を見た時に『自由』と感じて、隣の芝生が青く見えたと思います。

しかし、今あなたが所属するその会社では
月毎に決まった休みがあり、出社してからあなたに与えられた決まった仕事があり、決まった時間に終わりがあるかと思います。

それが『不自由』だと感じる方は、少し言い方がキツイですが、
無法な『自由』を与えられた時の『不自由さ』をまだ分かっていないだけです。

一定のルール内で『自由』であれる、その喜びは
素晴らしいものだと改めて、俯瞰してみてはいかがでしょうか。

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そして、もしあなたが人に仕事をさせる立場であるなら必ず『一定のルール内での自由』。
これを考えて、仕事を振ってみてください。

ということで、本日は『自由』と1口に言っても
『良い自由』と『悪い自由』があるからそこは区別しというほうがいいよねって言うお話でした。

参考になりましたら、ぜひフォローお待ちしております。

できる人、できない人と個人個人を区別してしまう前に、そうさせてしまっている自分、あるいはその環境から見直してみてください。

それでは、また。