もてあそばれちゃった
電車待ちのホームにて。
若いママにだっこされた2歳くらいの美幼児が
私を見てニコニコ笑っていた。
幼いながらも顔はしっかりしていて
「きっとお父さん、めっちゃ男前やろな」と
予想される美男子。
邪心のない子供の笑顔には、無条件にこちらも
笑みがもれるものだ。
あまりの可愛らしさに
人に見られたら恥ずかしいくらいの
もうメロメロな笑みでもって応えてみた。
隣にわたしよりずっと若いお姉さんが立った。
その瞬間、その子はそのお姉さんに目を移し
満面の笑顔をそのお姉さんへ向けた。
そして、こともあろうにそのガキは、
私に稲中卓球部の井沢並みのガンを飛ばした。
アタシ、捨てられちゃったのね。
なんだか弄ばれた気分。
ガキのくせしやがって、しっかり大人の女性の心の掴み方を
心得ておるのだね、君は。
そして、若くて美しいものが好きなのだね。
君の将来が、垣間見えるぞ。
女に刺されないようになっ。
January 07, 2007