イッツ ミラクル!奇跡の三段落ち
May 21, 2010
事務所の前の高校のプールも
冬場は消防水利として溜めてあった水も
数日前に抜かれ、いよいよプール開きが始まる様子。
暖かい日には、プールサイドに猫が
遊びにきて、プールの水を飲んでいた。
今朝早くに、その猫がまたプールサイドへ遊びにきたが
覗き込むも水がないことにがっかり肩を落とし去っていった。
その後、学生たちでプール掃除が始まった。
気持よさそだねー。楽しそだねー。
と眺めていると、自分が働いたわけでもないのに
お腹がすいた。
今日は、どーしても鶏のからあげが食べたい!
でもチャーハンも食べたい!
かなりのはらぺこモード。
いつも行く、中華屋さんへ。
からあげ定食は、ごはんが白ごはんであるが
ここは仕方なし、チャーハンをあきらめ定食を注文。
しばらくして、店員さんがやってきて
「大変申し訳ないのですが、定食のごはんがチャーハンになりますがよろしいでしょうか!」
おーーっ!そんな奇跡があるのか!
わたしは、それが食べたかったのじゃぞよ。
ぜんっぜんOK!
小躍りして店員さんの手でも握りしめたい衝動をおさえつつも
静かに運ばれてくるのを待った。
お昼時の「相席の気まずさ防御」グッズの文庫本を読みながら。
ついついその短編に夢中になったが
私、えらく待たされていないか?
もう、短編2本完読しちゃったわよ。
「忘れられてる?ねーねー私のとりからとチャーハンまだー?」
とそわそわし出したところに、
からあげ定食(チャーハン)が運ばれてきた。
白い…、ごはんが白いよ…。
「大変申し訳ないけど、チャーハンになる」んだよね、
そう言ったよね。
これは、なんと店員に伝えたらいいのか。
こっちが、怒るのもおかしいし。
だって、「大変申し訳なく、チャーハン」だもの。
でも、どうしても何かを伝えたくて
店員さんを呼んで
「ごはんがチャーハンになるって言ってたような…」と
気の小ささマックスで聞いてみた。
すると彼女は言った。
「ワタシ〜、ニホンゴ、ヨクワカリマセン〜」
もう、ぐーの根も出ない。
奇跡の大オチ。
最後に、ひと言だけ突っ込ませておくれ。
「ごはん、炊けたんかい!」