きっとくる〜
September 03, 2011 17:26
先日、北島さん虫好きやからあげますー!と頂いた招待券をもって「蝶と甲虫展」へ出向いた。
閉館間際だったこともあり、人がいない。しかしまあ、リアルに標本なんで、蝶の腹に生えてる毛まで見えるわけで。わりかし足早に見てたわけです。
微妙な距離におばちゃんひとり発見。
彼女から何かがビンビンくる。
これは、気合い入れないとくるな。色恋の感はないがこんな感はだいたいあってる。その感を回避すべく、私は彼女を追い越すことに決めた。
彼女を追い越す瞬間、そこが勝負どころ。しらーと、まさに蝶のように優雅に追い越すはずが、やっぱり、きた。
待ってましたとばかりに、虫取り網にかかるように。
なあ、おねーちゃん。
ひぃ、きたぁー!話しかけられたぁ!
ここはひとつ、にっこり作戦で通りすぎようとした瞬間、彼女から出た
ことばは
「おねーちゃん、楽しい?」
うわっ、想定外!
きれいやねーみたいな、共感モードかと思っていたら、まさかの、今の気分についての質問かよ。
「いや、毛とか生えてて少し気持ち悪いですね」
な、何を今の気持ち正直に告白してんだ、わたし。
「あはは、そうか。おねーちゃん一緒にギフチョウ探してや」
あ、はい。
ここにいる虫を捕まえたのは、普通の大阪のおばちゃんかもしれない。
一瞬の迷いは、確実に網にかかる。