しいちゃんのおかあちゃん

「あんたは、飲んでないときのほうがえー女や」とべろんべろんの私にいってくれましたね。

十三のライブバーファンダンゴ前にある“しいちゃん”(現しず)のおかあちゃんが95歳で天へ召されたらしい。ファンダンゴの打ち上げはもちろん、ライブ前にふらりと立ち寄って飲ませてもらったりしていたお店です。


あんたら、すじこ好きやなぁ。といわれつつも初めてすじこという食べ物の存在を知ったこと。

今日のライブの打ち上げ何人か聞いてきて!といわれ「ヘイ!」とばかりに子分のように働いたこと。

昼間の十三のまちで会って、喫茶店でコーヒーをおごってくれたこと。

ここにきて、わたしのことおかあちゃんて呼ばへんのはもぐりや!とイチゲンのお客さんをびびらせてもいましたね。

奈良漬けだけでも赤らめるお酒の飲めないおかあちゃんなのに、あんな酔っぱらいたちの話をよく怒らずに聞いてくれたものです。


いい女にはいつたどり着けるやら、はたまたそちらへ私がいったときもまだ同じ言葉をかけていただくことになるやもしれませんね。そのときはまた白いかっぽうぎ姿で叱咤激励でお願いします。

おかあちゃん、ありがとう。

March 22, 2009

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