母に尊敬された日

September 22, 2011

昨晩から今朝にかけての奈良美智のツイッターが
劇的におもしろかった。
詳細は割愛しちゃうが、
ワタクシごときが、おもしろいのひとことで言い切っても
誰にも迷惑かけまい。

奈良氏は言った
「尊敬しないでけっこう。軽蔑してちょ。(中略)フォローはずしてケロ。」

か、か、かわいいっっっっっっっ!!!(ワタシクごときが、後略)
そして明け方に私はツイッターどころかラウダーになった
「そんな、あなたが、だいすきだー」と。

さて、尊敬つながりで、話はうんとさかのぼる。
むかーしむかし、おつきあいしていた彼と母を初めて対面させた日のこと。

今はなき、なんばのロケット広場で待ち合わせ。
長髪でなぜだか小汚い彼と、阿倍野育ち奈良住まいの母と私。

周りの人、見るわ見るわ。好奇の目で。

あいさつもそこそこに、予約してあったカニを三人で喰らった。
母、ちょっとテンション上がり気味。
彼、カニ味噌くっとる。
私、一番緊張してる。

食事を終え、穏やかな雰囲気の中彼と別れ、
母と私は奈良へ帰っていった。

私とふたりになった母が開口一番言い放った。
母「おかーさん、あんたのこと尊敬したわ」
私「え、なんで?」
母「おかーさん、あんなビジュアルの人とよう外歩かん」
私「!!!!!!!」

こんな理由で母に尊敬される娘って世間広しといえ
あまりいるまい。

時間はまたうんと流れ、現在。
先日実家へ帰って母とテレビを見ていたときのこと。
関西ローカル番組にある芸人さんが出ていた。

母「この人の顔、きもちわるいわー」
私「えー、わりと好きやでー」


母「あんた、まだ……」
その後母は、頭を抱え「いやーーーーっ」と絶叫したのであった。

母よ、いつかあなたに
「でかした!」と言わせてみたい。

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