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【出版体験裏話#03】 ゴールは霧の中
提出したサンプル原稿に指摘はなく、
前向きでいい感じのコメントをいただきました。
50個の目次と同様、
まずは、方向性の確認だったのでしょう。
そして、その後、
「原稿はいつまでにできますか?」
と言われた時、
実はちょっと不思議な気分になりました。
というのも、私が日常で扱う家電などのモノづくりは
企画が決まれば最終のゴールを先に決めるからです。
「いつまでに達成する」という大きなマイルストーンがあって、
工程を細かく刻んでいきます。
これが私の常識でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1714021379489-kE2CvT6zLv.png?width=1200)
でも、出版の世界はどうやら違うような気がしてきました。
そういえば、ドラマなどで出版社の人が
「せ、先生、お原稿、まだでしょうか・・・」と
作家の書斎で居座るシーンを見たことがありますよね。
もしかしたら、出版の仕事って、
「お原稿」が出てから初めてスタートが切れる、
原稿ができるまでは、ずっと企画の段階なのでは・・・
と思うようになりました。
例えば、こんな感じで・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1714021499472-ed3wKCllAw.png?width=1200)
もし、この見立てが正しいなら、
自分が早く原稿を仕上げないと
いつまで経っても企画が終わらず、
スタートが切れないことになります。
原稿を仕上げるまで、
ゴールまでの工程は霧の中というわけです。
「原稿はいつまでにできますか?」と言われたのが12月半ば。
もうすぐ冬休みだし、そこで弾みをつける意味で
原稿UPのゴールを3月初旬に設定しました。
そして、私の計画通り
3月6日に原稿を提出できたのでした。
「やった、これでスタートが切れるはずだ。
ゴールまでの行程が見えてくるはずだ。」
と思ったのも束の間、
私が仕上げたと思った原稿はGOサインには程遠く、
これより終わりの見えない沼にハマっていくのでした・・・
(次へ続く・・・)