Yahoo!JAPANと戦ってみた件
前回、Yahoo!JAPANに突然アカウントが停止させられてしまい、予約商品があるのに連絡も確認も出来ない、という記事を書いている。
まあ、事前に読んでおいて欲しい。
今回は「それから」となる対応の続きの報告となるからである。
君の仲間だ誤垢BAN
まず、突然アカウント停止させられた私は似たような症状に遭った方、そして対応された方がいないか少し調べてみた。
すると、はてなブックマークにて私の状態に酷似した垢BANを受けた方の体験談記事を発見することに成功したのだ。
まず私は誤BANである可能性を人間の担当者と会話し、再審査をお願いしたかった。しかし漸く見つけたログインなしで問い合わせることが出来る問い合わせフォーマットからは機械返信が届くばかり。
あまつさえ3回ほど問い合わせを送るとアドレスをブロックされてしまう、という対応に困り果てていたわけだが、イチかバチでこの機械返信メールに対して
と、私の現状を箇条書きにして返信してみることにした。
すると、約1日後にYahooカスタマーセンターの有人窓口から返信がやってきた!
【不正な利用にお心あたりがない場合、第三者による不正なアクセスが行われた可能性も考えられます。
そのため、弊社にてあらためてお調べいたしますので、お手数ですが、こちらのメールに返信する形で以下の質問にお答えください】
として、本名・登録住所・いつ作ったアカウントか、どういう環境でログインしているかを聞かれて正直に返信した。
いつ作ったアカウントかはハッキリ言って昔過ぎて覚えていなかったのだが、ヤフオクを使用したのはミヤマクワガタの飼育に使うためワインセラーをヤフオクで落札したのが最初のはずなので、残っている飼育写真から逆算すると2007年くらいにはどんなに遅くとも作っていたはずだ。
正直にそのあたりを解答して返信したところ、割とすぐに追加の質問が来る。ふむふむ、レスポンスは早いな。
【他の方が利用する端末の利用はないとのことですが、お持ちの端末(スマートフォンやパソコン)を、他の方に貸したといったこともございませんでしょうか
たびたびお手数をおかけしますが、以下の質問についてもご返信くださいますようお願いいたします】
これも全くない。
強いて言うならばWindows7のノートパソコンを購入し、サポート切れ前後にLinux(Arch Linux+KDE4)にOSを載せ替えており、3年くらい前にWindows10に再度入れ替えている。
まあ、結構前の話になるし直接は関係ないだろうけど……
そうすると「部署で確認するからしばし待て」とのお達しが来る。
実は有人窓口からメールが届いてここまでのやり取りは1日ほどしか掛かっていない。おお、やるやんYahoo!JAPAN――
と思っていたのか……?(CV:島田敏)
そんな時は拳を振り上げて
ここから毎日、並行して問い合わせている酒蔵さんからの連絡も合わせてメールボックスを確認する日々が続く。
およそ一週間だ。
流石に我慢しきれなくなり、先述の同じような症状の方がアカウント回復に半月ほど掛かっていることもあって最悪間に合わなくなると。
そう判断して催促のメールを送ってみることとした。
【Yahooショッピングで予約購入した数量限定商品の注文番号もわからない為ストアへの問い合わせも出来ず、現状オーダーが生きているのか、カードの引き落としが為されるのか為されないのか、引き落としのタイミングもわかりません。
これにより非常に困ってしまっています。
繰り返しますが不正な利用など何一つ行っていないにも関わらず、御社によって突然強制的に20年近い使用歴のアカウントを停止させられ、
商品の売買を始め様々な不都合が生じています。
アカウントを作り直すように機械返信がありますが、そもそも停止されたアカウントに電話番号が紐づけられており作成もできません。
上記予約商品の状態についてもなんの解決策も頂いておりません。
現在の進捗状況、対応方法などを連絡ください】
結構怒っている。
お気持ちメールを送ってからおよそ1日後。
先方(といっても毎回担当者は変わっている)からメールが届いた。
【お問い合わせいただきました件についてご案内いたします。
前回までにご案内したように、不正な利用にお心あたりがない場合、第三者による不正なアクセスが行われた可能性も考えられます。
以下、お約束いただける場合は緩和を検討させていただきます】
お約束いただける場合は緩和を『検討』させていただく。
正直、なあに言ってるんだコイツ、と思わず声が出てしまった。
何もしていないのに突然アカウント停止
問い合わせようにも機械返信
イチかバチかで有人対応を引き出す
一週間近く放置
「条件を出すから約束できるなら緩和を検討」
いやいやいや、それ違くね?とkazさん割と怒り心頭。まあ、条件というものが大した内容ではないため
(ログインIDを変更してシークレットIDを使う・ログイン時にテーマを設定する・定期的に最新の情報に更新する・定期的にログインをする)
それ自体は構わないんだけど……
ちなみにここまで、垢BANされた理由に関しては一切開示されていない。
他の方の体験談を見ると、
「普段使っていないwebブラウザからリダイレクトすると引っかかる」
といった書き込みがあったので、やはりBAN前日にXのDMリンクからヤフオクを閲覧し、X公式アプリに組み込まれたブラウザから自動ログイン・閲覧をしたのが原因ではないかな?とちょびっと思ってはいる。
と、いうか他にYahooアカウントを活用した記憶があまりない。
(ニュースや天気の閲覧は当然するとして)
まあ仮にその場合でもAmaz◯nや楽◯だと「普段と違う環境からログインあったけどこれあなた?」って一報あるけどね……
なんにせよ基準が明かされない以上、わかりました約束守るからアカウント再開お願いしますわ、と言うしかない形ではある。
相手を不正アクセスと認めた場合、自らの判断で自由に処罰することができる!
そして漸く手続きが次の段階へと進んだ。
成程、要するに本人確認をするために10日以内に書類で住民票の写しか免許証のコピーを郵送しろと。
めんどくさ……
私はどケチなので非常にミミッちい事を言うと、なんで何もしていないのにBANされた側が切手と封筒を金払って用意して郵送するコスト払わなきゃいけないんですかね。
この時点で結構怒っていたので、
「突然停止されてクソ困っている。書類送ってやるからBAN理由を開示しろよ」
と付け加えて送ったところ、解答はこんな感じ。
要するに
『株式会社ラインヤフーは相手を不正アクセスと認めた場合、自らの判断で自由に処罰することが出来る。場合によっては抹殺することも許される!』
と、いうことだな。
そしてBAN理由は開示しないさせない伝えない。
ログインが必要な注文情報他はログイン制限中は閲覧できない。
アカウントを作ろうにも携帯電話番号をBANアカウントに紐づけていると二段階認証登録ができない。
解除することが出来なくはないが運営の出した「お約束」を守ることと自費で書類の郵送手配が必要
前回のオチ、冗談でスターリンだなこりゃ、と書いたが割と洒落になっていないレベルでスターリンである。
「え?そんな事書いてBAN解除に悪影響とか出ないの?」
と思う諸兄もいらっしゃるかもしれないが、実は同時並行で問い合わせていた酒蔵さんから
「問題なくオーダー進んでるよ!」という連絡を貰っており最悪解除されなくてもまあ平気なので……
というかこの程度の文句を根拠としてBAN解除を見合わせるサービスならマジでスターリンなので縁を切るだけである。
星空のメッセージ
さて書類は郵送するので10日ぐらいしたら制限緩和を検討してやらなくもない、というお殿様企業とのやりとりはこんな感じなのだが、今回の一件からアドバイス出来る事が数点ある。
①Yahoo!IDを使ったサービスで高額・重要取引はお勧めしない
上記の通り、利用規約上はある日突然ユーザーのデータを削除することもあるけどいいよね?答えは聞いてない!というスタンスであるため、重要な内容や高額取引は避けた方がいいかもしれない。
私が調べた限りだと、ライブのチケットやPS5の購入当選などをYahooメールに紐づけていて突然BANを食らうケースの人もいたようだ。
例えばYahooトラベルで航空券や宿泊券などを手配すると痛い目を見るかもしれない。
②外部ブラウザからYahooサービスにログインしない
今回のBAN理由が開示されないためあくまで念の為、という感じなのだが、XやLINEのスマホアプリ内のブラウザから直接リンクを経由してログイン、というのはひょっとしたら影響がある可能性が否定できない。
あくまで一般的なブラウザからログインをするようにする・リンクを貼る側も一応古の文化h抜きをした方がいいかもしれない。
(繰り返すがそれぐらいは普段からやってたので本当にこれが原因かは分からない)
③BANされたら機械メールに返信する
問い合わせを含むYahoo!JAPANの殆どのサービスはログイン状態が前提となっている。一応ログイン出来ない人間向けの問い合わせページも探すと見つかる(この手のURLは直リン貼っても変更される可能性があるから探してみよう)が、
通常返ってくるのは全て機械メールだ。
本当にあなたに瑕疵が無いのであれば、その旨を記入して返信すると中の人が出てくるかもしれない。今回は出てきた。
④Yahoo!JAPANに軸足を置かない
そもそも論となるが二段階認証や他サイトの問い合わせメールをYahooメールにするとこうした事態が起こり得る。
連携サービスなども最小限に押さえておいた方がいいだろう。
どうも10月辺りから「秋のBAN祭り」とされるイベントでAI様の判定ポイントを集めると凍結と交換されるサービスが始まっていたようであり、私の一件もこの一端ではないか、と友人から教えてもらった。
私の垢BAN措置はまだ緩和されたわけではないが(先述通りお店とコンタクトが取れたからまあもうどうでもいいっちゃいいのだ)
今後なにか進展があればここにぶら下げて置くことにしよう。
※11/15追記
【 11/15 Yahooアカウント復活ッ 】
郵送から1週間ほど、当初の通知よりは早くログインエラー番号が永久BANの001番から007番に緩和された。
上記の【お約束】どおりログインIDをシークレットモードに変更、テーマを設定して無事アカウントが復旧した事を確認できた。予約商品の注文番号も確認できている。
問題発生から丁度2週間での解決となった。
※追記ここまで
折角のお誕生日にとんだトラブルを持ち込んでくれたファッキンYahoo!JAPNに耳かきばかりの感謝と祝福を。
気をつけよう
甘い言葉と
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kaz