可憐な花蓮
私は花の写真を撮る機会が多いが、毎年この時期は蓮の花を撮影することが定番となっている。
例年より少しばかり遅いが、梅雨も明けて撮影しやすいだろう。
さて、この蓮の花だが、実は蓮の花というのは花の中でもかなり撮影が難しい部類だと考えている。
花は大きく見栄えもして撮影そのものは簡単だが、花の特性上アングルがどうしても限られてくる上にあまり寄りすぎると花としての認識が難しくなる。
バラなどと比べると分かりやすいが、撮影で個性を出しづらいのだ。
試しに「蓮 写真」辺りでgoogle検索してみてもらいたい。
出てくる写真がどれも似たような感じの構図だらけのはずだ。
こういうのや
こういうの
マクロ気味に写してこうか
引き気味に撮ってこう
水生植物の上、大体周囲には柵がされているのでスナップに組み込むのも簡単ではない。
私の場合蓮で構図がマンネリになりはじめたら周りの昆虫を撮影して逃げることも多い。
さて、今回持ち込むのはPENTAX MX。
蓮の花は午前中に開花するため5時起きで行田にある古代蓮公園へと向かう。
使うレンズは標準の50mmF1.7に加えてタムキューを持ち出す。
蓮の花は狙う花までの距離が遠いこともあるので望遠マクロはあった方がいいだろう。
また、蓮の花構図バリエ少な過ぎ問題を解決するため、試しに魚眼レンズも使うことにした。
SIGMA 15mm F2.8だ。
持論だが、蓮の撮影はささっと行ってささっと帰る、これを信条としている。
咲いている蓮をただ漫然と撮っても先程書いたように構図がワンパターンになりがちなので、1本のフィルムでどれだけ構図のバリエーションを作れるかを大切にしている。
本日はサブカメラとしてPENTACON SUPERを持参(フィルムが余っていたので)して必殺エクター一本勝負だ。
梅雨明けしたこともあり、暑いしな。
およそ1時間半ほどでフィルムを1本半使ってきた。
今回のテーマは「あまり見慣れない構図の蓮」だ。
と、言ってもまずはスタンダードなものから。
こういうものは私も毎年撮っているし、よくあるタイプの写真だと思う。
少し変化を付けてみたのがこちら。
真上気味から。
白い蓮の花びらの間から。
花びらのドアップ。
空がメイン。
散った後。
魚眼。
クモとセットで。
快晴。
開く前の蓮の花はハートマークになっている。
ネタが切れたらクモ。
おおよそこのような形で撮影してみた。
やはり蓮は変化をつけるのが中々大変な花だと思う。
早起きも必要だし。
一年ぶりの蓮撮影は少々慌ただしかったが、いつもと少し違う撮り方をできたと思う。
8月ごろまで咲いているので狙ってみるのもいいだろう。
ちなみに今日の写真は一通りここに入れてあるぞ。
kaz
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