りょえさんぽ(俺たちの135mm回)に参加してきた件
日頃フィルムさんぽでお世話になっているりょえよさんが主催のりょえさんぽ企画。
日にちとレギュレーションがかち合う度に参加させていただいているのだが、今回は135mm単焦点レンズ縛り回での開催だった。
この回は物凄い人気を博し、募集開始から1日経たないうちに定員・締切となってしまったほどである。
東側のkazさんの選択
ルールはまあ簡単で135mmの単焦点レンズだけを使用して撮影をする、という回であり、私は幾つかある選択肢の中から東ドイツの135mmレンズを持ち込むことに決定していた。
ロンドンで買ったPRAKTICA IVに135mmのカールツァイス・イエナ製の135mmゾナーを装着。
実はボディはギリギリまで決めあぐねており、PRAKTICA BMSにマウントアダプタ噛ませて使おうかな、とも思ったのだがM42スクリューマウントなので大人しくPRAKTICA IVの方を選んだ。あまり大きな理由はないのだが、強いて言うなら先週もBMSを持ち出していてちょっと使い続けている傾向にある、というものがある。
11月4日に、私が愛してやまない競走馬のライスシャワー号の主戦騎手だった的場均先生を招いてトークショーをやる、というので茨城県までかっ飛んでいった。
ライスシャワー号は1989年生まれで1992年クラシック世代なので、1989年製のPRAKTICA BMSとロモグラフィーのカラー92というフィルムを用意して展示を撮影した。
「徹底しすぎてて怖い」とも言われた組み合わせである。
これなんかすごい1992年っぽい写りだな。
余談だが的場先生の厚意で時間ギリギリまでサイン会を開いてくれたのだが、ぬいぐるみやポストカードなどを持ってきていなかったため考えに詰まり、
「この!!Tシャツの!!背中にサインしてください!!!!」
と、お願いしてライスシャワーTシャツの背中にサインして頂いた。
これは家宝である。
ちゃんと「父親の代からずっと一緒に応援していた」と直接伝えられて非常に嬉しかった。
……閑話休題。
要するにBMSは先週使ったから他のボディにしましょう、とそういう事であり、候補として上がった幾つかのカメラの中で東ドイツ製かつ扱いやすいボディ、ということでPRAKTICA IVを選定したわけだ。
実はこのカメラとレンズは手に合ってるのか結構よい映りを叩き出すこともある。
関内わかんない
集合場所は関内駅となる。横浜スタジアムの目の前の駅だ。
途中電車の遅延などがあり、集合にはやや時間が掛かったため私は近くのコンビニでフルーツサンドを買って食べることに。
パクつく前にふと思うところがありフルーツサンドを解剖したところ……
おいおいおいおいやってんなファミリーマート。
裏の成分表には「みかんのシロップ漬け・黄桃・パイナップル・キウイフルーツ」と書いてあったがキウイフルーツは厚さ2mmほどだ。シールかな?
2個一組だったのだがもう一つはみかんがもうちょっと多く入っており黄桃の残骸は入っていたもののキウイフルーツは入っていなかった。
いや別にキウイフルーツ大好き、とかキウイフルーツが入ってるからフルーツサンド買ったわけじゃないけどさあ。
これ400円近くするんだけど。
と、まあファミリーマートに罵詈雑言をぶつけたりしているうちに集合となる。
東 側 3 本 。
(うち私が1本担当)
今回のりょえさんぽのルールやコースはかなりフリーダムで、朝の時点で集合時間を決め、後は解散!
集合時間までに撮り終わって戻ってくればどこにいても何をしててもよい。
さっさと撮り終えてお酒をキメていたって構わないのだ。
と、いうか小雨が降っており結構寒かったので道中でお酒を飲む人と沢山いらっしゃった。
私?私はフォトウォークの最中にお酒なんか飲むわけないじゃないですか。
※最寄り駅から車で帰らなきゃならないので飲めなかっただけです
私はりょえよさん始め数人と中華街の方面へと撮り歩くことに。
お昼が近づき、あちこちのお店が開店すると皆さんバラバラとなりお店でご飯を食べたり一杯引っ掛けたり様々な行動を取っていた。
私は比較的早めにフィルムを撮り終えていたので、どうせ酒飲めねェしゲーセンで時間を潰そうかなーと思いクレーンゲームをフラフラと見ていると……
グラスワンダーだ!!
グラスワンダーのぬいぐるみがある!!!!
グラスワンダー号は先程話題に出したライスシャワー号と同じ的場均が主戦騎手を務めた馬で、ウマ娘でも清楚系鎌倉武士として独自の立ち位置を得て妙な人気がある。
私は98年世代ではグラスワンダーとセイウンスカイが好きなので、これは取っておこうと。
不退転の決意でチャレンジをしたところ……
驚いたかフォトウォークの参加者たち……!
我々の技術力を以てすれば、グラスワンダーの一頭や二頭フォトウォーク中に保護することは手もないことなのだ……!!
ホクホク気分で歩く私。そしてあることに気づく。
「ここから関内ってどう帰るんだ?」
なにせ私は生粋の埼玉バーバリアン。よこはま→さくらぎちょう→かんないの位置関係くらいはわかるが、朝の段階で関内から中華街が歩いて行ってもめちゃくちゃ近いことを初めて知ったくらいである。
まあ、歩いて来たんだから歩いて帰れるでしょ、とGoogleマップも使わずブラブラと歩いているうちに山下公園に出る。
「あ、山下公園は中華街とくっついてるからこの辺まっすぐ歩けば着くんじゃね?」とテキトーに歩いているうちに少し見覚えのある景色に至る。
これゼミでやった問題だ!!とばかりに関内駅への方角がわかり一路目指すと、集合15分程前にたどり着くことができたのだった。
薔薇は、再び咲き誇る。
集合し、カメラ屋さんを冷やかしたりして色々遊びながらお昼の時間に。
ここで現像から上がってきたネガが配布される。さてさて、東ドイツはカールツァイス・イエナの実力は……
ほうほう、実は手持ちのフィルムがProImage100しかなく、天気が想定よりドン曇りだったため1/50で結構手ブレしたりしていたが、映っているカットは結構映っている。
「kazさんは赤い旗を見ると撮る習性があるんですね!」と言われた。
これは私のイエナゾナーが最短1mまで寄れるため最短撮影距離で撮ってみたもの。
りょえさんぽはお昼ごはんを食べながらこれらの写真を回して褒め合う会なので、「ナイスバード!」が飛び交う暖かい時間である。
そして丁度この時、エリザベス女王杯の結果が出て、私が丸々3年以上応援しているスタニングローズちゃんが実に2年ぶりの勝利を挙げた事が発覚。
私は応援として買っておいた単勝600円が的中し、京都の友人は生まれて初めての万馬券を的中。
「これで新しいカメラボディが買えるね!!」と喜んでいた。
勝ち馬は別名「薔薇一族」と呼ばれる「重賞くらいまではそこそこ活躍する良血なんだけどGⅠにはあと一歩届かない」という血族で、2年前に秋華賞を勝利しおじのローズキングダム以来12年ぶりのGⅠ勝ち馬となった女の子であり、馬券が当たったことも勿論だが、まだやれるというところを見せてもう物凄く嬉しかった。
どのくらい嬉しいかというと昼メシ食べながらぴょんぴょん飛び跳ねていたくらいに嬉しかった。
ちなみにこの子がオークスで2着になったときの払い戻しでCONTAX AXを買っている。
プラクチカは、いいぞ。
さて、昼食までの自由時間の間にカメラ屋さんをチェックしていた方もいた。
私がPRAKTICA BMSを買ったことやその作例に興味を示されていて、「プラクチカBCAってどうなの?」という質問をされていた。
それに対する私の回答がこちら。
怒 涛 の 早 口 。
まあ実際露出計がアホほど見辛くパキパキな感触である他は普通によく写るし小さくよく出来ているカメラだし……
と、そんなわけで……
プラクチカは、いいぞ。
スタニングローズちゃんに買ってもらったカメラ
実は私も横浜のカメラ屋さんでカメラを弄っていたところ……
「あれ?これジャンク品って表記あるけど……露出計生きてるじゃん」
露出計を内蔵していないPRAKTICA IVを使うに当たってスタジオデラックス(限定モデル)を提げていた私は露出計の数字と比較してみて、ン、と目を留める。
ファインダーは……めちゃ綺麗。シャッターは……ド低速以外は出てそう。レンズもまあ綺麗でセルフタイマーも生きてる。距離計メモリだけがちょっとズレているような気がしたのだが……
いや露出計生きてるのいいよなあ。
まあ、10連ガチャ1回分……と思えば!と、ペトリ7を購入していた。
「だ、大丈夫!!エリザベス女王杯を当てて馬に買ってもらう予定だから!」
※ロモパープルにて撮影
ありがとうスタニングローズちゃん
ありがとうクリスチャン・デムーロ
kaz