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kazのこんなカメラ⑱ CONTAX139 quartz


 実はこのカメラの入手時期は若干前である。
 フィルムさんぽの多重露光回でもこのカメラを使っているし、入手はそれよりもずっと遡るのだ。

 元々、「CONTAXよりContax」派の私であるが、西側のカメラの中ではこの139quartzだけは前々から少し探していた。

 と、いうのも重厚かつ高性能なCONTAXシリーズそのものは私の好みからやや外れているのだが(スペックは人間側が補えば良い、同じ性能なら小さくて軽い方がいい)、この139に関してはCONTAXとしてはスペックは控えめなもののかなり軽量且つ「不死身」と仇名されるほど整備性が高い、という事でシリーズの中ではかなり好みなボディだったのだ。

 たまたま今年の7月の終わりに行きつけの町のカメラ店で見かけすぐさま買ってしまおうか、と思った程だが軽い願掛けをし、
「ボーナスが出た後まだ売ってたら買おう」と心に決めておいたのだ。

 果たして、ボーナス支給後に伺うとまだ残っていた。
 ワインダー付きで。

 CONTAXはレンズが高いのだが、たまたまお店に500円でY/Cアダプトールが売っているのを知っていたため、最悪当分タムキューで誤魔化せるかと判断。
 赤い貼革がお洒落な139でヤシコンデビューをしたわけだ。

 控えめのスペック(それでも最速1/1000とAE・多重露光機能はある)と引き換えにかなり携行性の高いこのカメラにはやはり携行性の高いレンズとの組み合わせが相性がよい。


 45mmF2.8テッサーとの組み合わせは抜群だ。
 スナップシューターとして格別の使いやすさを誇る。

 テッサーを購入し、まずは最低限の入門キットが揃ったのが丁度8月の頭。
 しかし実際にこのカメラの初使用は大きくずれ込み10月になってしまうこととなる。
 何故か。

 コ ロ ナ の せ い だ ね 。

 とにもかくにも、紆余曲折があり漸くこのカメラを使うことが出来るようになったのだ。


 まあ一言で言ってしまうと、めちゃくちゃ使いやすい。
 シャッタースピードを絞り優先オートにしてシャッターボタンを押すだけで簡単に写真が撮れてしまうので、
「西側のカメラってこんなに簡単に使えるのか」
と、日頃へんなカメラばかり使っている私には軽いカルチャーショックが起こってしまうほど使いやすい。


 その後、競馬場での撮影やポートレート撮影を意識してズームレンズのバリオゾナーを買い増した。



 これがまあ中々良く写る。

 流石に前評判(単焦点より良い写りをする)程ではないものの、比較的軽量で写りもよく疑似マクロとしても使えるのでこれが一本あればかなり色々と使える。


 反面、開放F4で撮影するとかなりボケが大味になるため、基本はF8以降で使用するのが無難そうだ。


 まあこの辺は好みなんだけどね。
 結果を見た感じ、赤系が得意なレンズなのかな?



 遂に手を出してしまったヤシカコンタックス。その毒はかなりつよい。
 しかしレンズがいい値段するんだこいつらは。

 300mmのテレテッサーにテレコン付けて使いたいなあ。





kaz


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