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みちのく潮風トレイル(1)
相馬をスタートし寄道コースを巡った結果、相馬に戻りちっとも前進しなかった前回(0)
さあ、新たにスタートして、福島県相馬市から青森県八戸市を目指そう。
基本的には月1回。
スタートとゴールの位置が登山とは異なり、同じ場所に戻らないため、基本的に公共交通機関と脚のみで動く。
グレートトラバースの田中さんみたい脚だけでなんてことは絶対ムリ。
前回同様、JR常磐線(祝!9年ぶりの全線開通)相馬駅からアウトレット感のある微妙にレトロなワンマンバスで海に向かい、松川浦環境公園をスタート。
一ヶ月経った相馬は暖かく、苦痛だった長い河川脇のコースも苦痛ではない。
今回はメンバーが4人と多いので、会話も豊富笑
ただ違ったのは、途中台風19号被害の復旧工事が本格化しており、コースの迂回が必要だったこと。
そして、迂回することで前回見えてこなかった家屋の被災状況などが目の当たりになった。
コースを進み、街中に入り、前回は食堂で定食として食べた、鳥久の相馬牛メンチカツで小腹を満たし、再度の相馬中村神社へ。
こうしてロングトレイルを歩いている間は、ジューシーで肉々しく美味しい高カロリーなメンチカツを食すのに後ろめたさは何もない。
街中は城下町であった面影が道路に残り、いい感じ。
中村神社を過ぎ、コース上最後のご飯を食べられる場所と聞いていたいた、仮設店舗の報徳庵へ。
まだお昼には少し早かったが、早くもメンチカツは消化されていたので、扉を開けると、そうま復興ライブの真っ最中だった。
JerusalemというゴスペルグループのMarikoさんという方。
たまたま曲の好みは違ってたけど、いい声が聴けてラッキー。
報徳庵でのお昼は、マスタードチキン定食。
これも当たり!優しさのある美味さ。
しばし休憩し、報徳庵を出ると、あとはひたすら人工的な自然の風景(農村風景)の中をひたすら歩く。
案内標識が控えめなので、GPSがなかったら絶対コース間違ってるよなあ、でも深刻なことにはならないね、と登山とは違うのんびりした感覚。
みさご沢溜池はなかなか神秘的な色をしていて、午後からの強風がなければ、もう少し長居できたかな。
そして、いつのまにか越境して新地町へ。
今回いちばんの見せ場?の白幡のいちょうだが、当たり前だけどこの時期葉っぱもなく、ちょっと寂しい感じだけど、なかなかどうしてその風格たるや。
あとは本日ゴールのJR常磐線駒ケ嶺駅へ向かって。
途中、駒ケ嶺城址の入口だけ偵察したりしながら、無事ゴール。
かわいい駅だけど、なかなかセンスがいい。
駅の目の前ではトラクターが畑を耕していてすっかり春の様子。
しかしこの後、強風で電車が遅れ、走れば橋の上で待機と、なかなか帰れるのかスリリングなことが待ち構えているとは。
次は鹿狼山が含まれる、トレッキングコース。
また楽しめそう。
今回は、着実に駒を進められた。
2020.3.21