みちのく潮風トレイル(4)
東日本大震災、月命日の2月11日、5ヶ月ぶりにみちのく潮風トレイルを再開。
前回終着の山元町山下駅から亘理駅までの区間コース。
海を離れ、里山を縦走するコースとなるので山好きとしては嬉しい。
先ずは山に向かって町を歩き、有名建築家が設計した山元町役場の敷地を通過。
亜鉛溶融メッキ好きにとっては、まあ、よい建物です(それだけ?)
深山山麓少年の森の入口にある門をくぐり、深山山頂へ。これまでになく潮風トレイルの案内が設置されていて、コース選択を迷うことない。
途中ご神体を運ぶ際に牛が岩になったとされる亀石を経由し、登山道も深山山麓少年の森から続いているため、きれいに整備されていて、とても気持ちのよい里山だった。
深山山頂には鎮魂の鐘があり、月命日、海に向かい祈りを捧げます。
次に山家山、雷神山と里山を繋ぎ、一旦アスファルト路に降りて中間目標の四方山へ。
山頂には古き良き日本の国力による立派な展望台があり、ここから角田市や亘理町を見晴らすことができる。
ここで休憩をと思っていたけど、急な天候の変化で強風となり、断念。
次の黒森山までは、急傾斜の下りや尾根道もあるので注意が必要。
(といっても、オボコンベ山とかと比較するとそれほどではありません)
この辺りも気持ちのいい里山登山道が続き、残りの閑居山、割山峠で下山。
あれ?そういえば潮風トレイルの案内が一切なくなった、と気がついたのは四方山に着いた頃。
確かに、亘理町に入ってからは一切案内がなくなり、手厚い山元町とのギャップが激しく、環境省事業なのにこれほど市町村で違いがあることに驚くばかり。なぜこうも地域で違うのだろう?予算は市町村次第なのか?
平地に降りると、あとはアスファルトに戻り(実はその直前に案内表示がないために道を間違ったけど)、途中の見どころ、大雄寺にある亘理伊達家歴代墓所(すごい!)、
称名寺の樹齢600年のシイノキ(すごい!!)、
亘理城址(ロマン!)
を見ながら亘理駅にゴール。
アップダウンのある低山縦走はふだんあまり歩かない人にはきついかもしれないけど、これまででいちばん気持ちのいいトレイルロードと思える行程でした。