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ぱんだ歌劇団×バーチャル雪まつり「鶴の恩返し」感想など
2022.02.11(Fri)に Cluster で行われたぱんだ歌劇団の新公演をQuest2(PCVR)で鑑賞しました。Tweetもしましたが、簡潔にまとめすぎたのでw
感想など、思ったことを書いておこうと思います。
今回は初の日本のお話がベース。劇にする上で日本のお話を、VR上でやるのは意外と大変らしい。*部屋に上がる際に靴(草履)を脱ぐなどの動作が難しい。その度にアバターを変えることになる?
さて、開演前。
今回はClusterでの公演とのことで、人数は500人まで行けるのでそんなに慌てなくても良かったのだけど、一定数を超えると負荷軽減のため自アバターが非表示になってしまう。知り合いや劇団員の方に姿が見えなくなってしまうのは寂しいので、OPEN時間ちょうどを狙ってログイン。若干遅れて入場したら、会場はすでに沢山の来場者が!これはスゴイ!!
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*ここでTweetしようとしたら、カメラに共有ボタンがなくあれ?!となった。デスクトップモードではあったはず…
HMD被った状態だったのでPCやスマホの操作はおっくうになってしまい、現状のツイートできず。どこからかツイート出来たのだろうか?Clusterさん、今後の改善を希望します!!
*2.13追記⇒VRで撮った写真をツイートするには、ファイル>写真で任意の写真を選んでツイート可能とのこと。盲点でした…orz
「鶴の恩返し」に温泉の女神やお姫様を登場させることで、一味違う味付けに仕上がっているのが今回のぱんだ歌劇団の公演。
温泉の女神の登場ではお約束通り、魔法の呪文や、おつうが人間の姿になった際の衣装で思わず笑ってしまう。
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人間の姿になり、助けてくれたお礼にと太衛に尽くすおつう。
いつの間にかそれをを当たり前と思い込んでしまう太衛。体調を崩しているおつうに、期限が迫っているので何とか反物を作ってくれるよう頼む太衛。
太衛とおつうの関係は、現代の一般的な子育て共働き世代の夫婦を見てるような気分になった。
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…いや、一般的といっては失礼かもしれない。子供がもう少し小さい頃の自分と夫の姿に重なってしまっていた。
*なんでもかんでも妻に押し付けて…それが当たり前と思っていて。それが悔しくて、寝かしつけや休日の面倒などは夫に押し付けてやったけどw
話はそれましたが、なんだかそんな縮図を見た気がしたんです。太衛もそれなりに働いて、頑張っているんですけどね。
おつうの反物がなければ、都に行くことも叶わなかったわけだし。おつうに頼り切ってしまってる感が否めない。
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おつうが織った反物を高値で買い取るお姫様。彼女はただの裕福なお姫様かと思いきや、彼女は彼女なりに苦労していそうな雰囲気。
キレイな着物を着て、何とかお殿様に振り向いてもらおうとしている…普通だったら、ある程度いい暮らしが出来ていれば諦めてしまいそうな気もするが、一途というか、もっと上を目指す女子というか。
ききょうぱんださんの作品は、そんな一途で上昇志向な女子が多いと思う。
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元は太衛が助けたつると分かってしまい、姿を消すおつう。
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おつうがいなくなって、おつうがいないとダメなことに気が付く太衛。悲しみにくれる太衛とおつうに、女神が最後に1つだけ希望をくれる。
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そして、最後はおつうが晴れて普通の人間となりハッピーエンド。
太衛とおつうの隣に立つお姫様、なんとなく二人を羨望の眼差しで見ている気がしたw
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毎度思うのですが、VR演劇では演者の方が演じている姿を目の前で見れることも贅沢なのですが、演出や舞台がとてもすごいし素敵。
毎回凝ったパーティクルで舞台を盛り上げ、舞台も太衛の自宅と都の家で広さ(奥行?)を表現したり、舞台の切り替えも素早くて、お話がスピーディに進む。これはすべて裏方で頑張っている劇団員の方たちの努力あってこそなんですよね。
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今回の舞台もとても良かったです、皆さん本当にお疲れさまでした!!次はVRC公演かな?!また次回の公演も楽しみにしています。
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【追記】
ミュージカル仕立てなので、歌もあります。
皆さんとても上手だし、毎回本当に選曲が良い!!そのシーンにピッタリの曲を合わせてくるから、ききょうさんは本当に沢山の曲を知ってるんだなといつも尊敬しています。今度機会があったら、どういう風に選曲をしているのか聞いてみたいですね。
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