WWDCでVision Proのおかげで霞んでしまったものたち
本日は、昨日のWWDCで発表された内容のうち、Vision Proじゃない内容の方を、専門家でもない人間が勝手に感想を書いていく回。
・ 15インチMacBook Air
つい先日、13インチMacBook Airの使用感について書いたのだが、製品ラインとして15インチを出すのは非常にいいアプローチだし、これも売れるような気がする。個人的には、13インチが自分の使い方にもあっているので、買い換えたりはしないが、この筐体のデザインはAirと呼ぶにふさわしいほど、洗練されていて且つ、薄く、特にこれから大学に入る学生さんたちには、気軽にカバンに入れて持ち歩けるし、邪魔にもならず、いざ使うときは十分以上のパフォーマンスを発揮し、4年間問題なく使い続けられるのでおすすめだと思う。
もちろん、大概の人には、MacBook Airを買っておけば、パフォーマンスとしては十分なのではないだろうか。
・ M2 Max/M2 Ultra搭載Mac Studio登場
この発表で改めて思ったのは、Appleシリコンの拡張性の柔軟さだ。無印、Pro、Maxとチップのコア数を増やしていくまでは、普通考えられる機能強化だと思うが、Ultraでチップを物理的に接続してしまうというのをやってのけるというのは、意味漫画的だがこれを成立させているところに、Appleシリコンの底力を感じた。
・ 待望のM2 Ultra 搭載のMac Pro!!!
これまで、Mac Proはどうなった?とMac Proの発表を首を長くして待っていた人がいたように思ったが、かなりあっさりと発表されてしまった上に、Vision Proが発表されたために、完全に霞んでしまった。拡張性を意識した設計になっているが、やはり映像の現場ではここまで必要になるケースもあるのだろうか。
それにしても基本構成で100万越えって…
・ iOS 17
着信時のポスター設定って、なんか使いますかね?机の上に置いておいて、恋人の写真とか、母親の写真とかがいきなり「バーーン!!!」と大写しになるのハズいんだが。
もっと他の使い方があるのだろうか。
相手が留守録にメッセージを入れているときに、電話に出られるのは場合によっては便利かもしれないが、最近めっきり個人のiPhoneで電話することはなくったので自分的にはあまり恩恵はないかも。
メッセージアプリの機能強化、AirDropsの機能強化は、細かいところかもしれないが、よく使うアプリだけに、自分も含め恩恵を受けるユーザーは多そう。
ジャーナルアプリは、どんなものか使ってみたい。
・ iPadOS 17
ロック画面状態でのアプリの操作、PDFの編集などは地味だけど、確実な利便性向上。
・ macOS Sonoma
iOSのウィジェットを使用できるなど、iOSとの融合が進んでいる印象を受けた。
使ってみないとわからないが、ビデオ会議機能も強化されるようで、細かく積み上げていってるなという印象。
Safariにおいては、Webアプリが簡単に作成できる昨日を追加するなど、各所で細かい利便性向上につながるアップデートがされるようだ。
・ AirPodsの機能強化
適用型オーディオ:周囲の状況に合わせて、外音取り込みとノイズキャンセリングを合わせるというものらしいが、実際に聞いてみないと効果が分かりにくが、Appleが導入するとなんかすごそう。
パーソナライズされた音量も、うまく機能すれば音楽を聴くのが非常に快適になると思われる。
・ watchOS 10
発売当初から、Apple Watchを使っているが、はっきり言ってほとんど意識したことがない部分なので、スルーします。
このデバイスに期待しているのは、各種データの記録なので、それさえしっかりこなしてくれていて、必要なときに時を教えてくれれば、今のところ充分。
・ まとめ
WWDCであるにも関わらず、かなりハードウェアに関する発表が多かった印象。このタイミングでこれだけの発表をするということは、否が応でも秋の発表に対する期待が大きくなる。
好き勝手に書いたが、メジャーアップデートではあるが、細かい部分の改修が主だったように感じた。派手さはないが、どれも手堅い改修のように思う。