iPhone 15 Proで撮影、Macで編集されたイベント
まえおき
先日公開された、Scary fast.のイベントは、最後に「Shot on iPhone」というテロップが流れ、iPhone 15 Proで撮影され、Macで編集されていることが判明した。
以前も「iPhoneで映画撮ったよ」といった紹介などがされたことがあったと記憶しているが、映画ではないものの自らのプレゼンテーションを自社製品で作成したというのは、初めてだろう。
その後、別途撮影の裏側を撮った動画がアップされたので、その動画を見た感想を書いていく。
かなり面白い映像なので、ぜひ見てみることをおすすめする。
実はかなりガチで撮影されていた
いきなりiPhone以外の話になるが、今まで見ていたKeynoteなどの映像は、ほぼ映画撮影時と同じような機器を投入して撮影されていたということがわかる。
ハンディカメラで撮影していたとは思っていなかったが、想像していたよりもはるかに本書く的な機器と多くの人員を投入して撮影されていることに驚いた。
iPhone以外の機器はガチ
要するに、カメラ以外は全てガチの機材で撮影しているということである。これまで、カメラ(何を使用していたのはか不明)を、iPhone 15 Proに変え、それ以外はおそらく従来の機器を使用して撮影したということだ。
巨大なドリー(カメラ用のクレーン見ないなやつです)に、小さいiPhoneをつけているのがなかなかシュールな映像だった。
映像の中でも、USB-Cで画像を高速に取り出せるようになったことが大きいとのコメントがあったが、この部分と扱える動画フォーマットがApple ProResで撮れるようになったのが大きいと思われる。
ここまでやられると、本当にiPhoneだけでYoutubeなどの映像を撮影し、そのまま加工してアップロードするということが現実的になるのではないだろうか。
これまでも、iPhoneで撮影してアップしているチャンネルもかなり多かったが、これからは、手軽にiPhoneで初めて、それ以降もずっとiPhoneで撮り続けるということも全く問題ない世界になってきたように思う。
そしてM3 Macで編集か
iPhoneで映像を撮った後の編集は、M3 Macで行うという形になるのだろう。M3でなくても全く問題はないのだろうが、Apple ProResのデータを処理するのであれば、CPUパワーとメモリーは予算の許す限り備えられれば良いだろう。
この動画を見て改めて感じたのは、Appleの製品、特にMacは入門機であるiMacも決して安いわけではないが、ユーザーが望めば映像編集ですらも対応ができるくらい、360死角のない性能を備えていると思っている。
そして、もっと本格的に映像編集であり、DTMであったり、高度な計算であったりに進みたいと考えれば、Pro Max UltraといったSoCを搭載したMacで対応ができる。
ここまで、しっかりとした製品ラインを揃えているWindows PCはあるだろうか。
3nmプロセスが採用されたので、今後このプロセスをもっと活用したAppleシリコンの登場が楽しみだ。