Meta Connect 2023の感想
はじめに
結論から言ってしまうと、Meta Quest 3ポチった!言い訳はしない。キーノートの発表と同時に買えるようになっているのがいけない。
本題に戻すと、Metaのイベントをリアルタイムで見たのは今回が初めてだ。いつ頃から開催していたのかもわからないが今回のイベントでは、大きく分けると、Meta Quest、AI、スマートグラスについての発表があったので順番に感想を述べていく。
Meta Quest
Metaでも事前に予告していたし、リークでもかなり出ていたので、Meta Quest3の発表は予定通りだった。
かなりMR(Mixed Reality)を全面に押し出したプレゼンテーションだったと思う。
その中でも特徴は以下の通り。
現実世界との連携が強化されている
特徴としては、スタンドアローンでの使用を前提に設計されていることと感じた。ケーブルやバッテリーをぶら下げたりする必要がないこと、使用する部屋のデータを保持しているため、毎回デバイスの位置を確認する必要がないことなど、かなり現実との融和を意識した設計になっているようだ。
また、実際の部屋の壁にバーチャルスクリーンを飾ったり、机にバーチャルなオブジェを置いたりなどができるようになっている。
手でも操作が可能
実際はどこまで可能かがわからないが、一部手だけでも操作可能となっているようだ。操作イメージの動画でも何度か手で操作をしているシーンがあった。
通常使用しているアプリが使える
最も重要だと思ったのが、Microsoft 365が使用できるようになることと、ゲームパスも使用できるようになることだ。
PICO4の際にも言ったが、普段使用しているアプリケーションやサービスがメタバース環境でも使用できないと、新規参入を促すことが難しいと思うので、これは非常に大きいと思う。Microsoftとの連携がうまくいっているのか。Microsoftはもうこの分野で戦うことは諦めてしまったのか。
AI
画像生成AI
MetaのAI戦略は、ChatGPTとは異なっていて、色々な目的に合わせて最適化されたAIを作っている。
例えば、メッセージアプリに使用するオリジナルスタンプを生成するAIとか、自分の写真を加工するAIとか、目的ごとにアプリケーションに組み込んで使用するAIなどを開発している。
そして、これらのAIを開発して、デベロッパーに公開し、利用してもらえるような土壌を築いている。
Meta AI
面白かったのが、メタAIというChat型のAIだ。これは、簡単にいうと専門に特化したChat GPTみたいなもので、それぞれキャラクター付けがされている。
でもにあったのは、料理のことを聞きたい時は、副料理長のAIにきく。旅のことなら旅のアドバイザーのAIに聞くなどだ。
それぞれ、トムブレイディのアバターや、大坂なおみ、スヌープドッグなど、特徴を持っており、Chat GPTよりも一般人がとっつきやすく、使いやすさに寄せた設計になっているようだ。
AI同士互いにやり取りもするようになるらしい。
AIスタジオ
自分でもAIを作れるAPIだったり、サンドボックスを公開している。クリエイターが自分の分身を作ったりもできるようになるらしい。
スマートグラス
レイバンとコラボしているスマートグラス。ガジェット好きを自称していながら、この商品の存在は知らなかった。本記事作成時点では、日本では購入できないのだが、メガネにカメラ、マイク、スピーカーが搭載されており、メタAIが搭載されているとのこと。眼鏡をかけながら、音声で写真や動画を撮ったり、それをInstagramやMessenger、We Chatに送ったりすることができる。また、眼鏡をかけたまま、We Chatなどで音声会話をすることもできるようだ。
また、Instaライブもできるらしく、メガネをかけた状態でルクレールがカートレースをライブ配信する動画がデモとして流されていた(Metaのキーノート見る人のどのくらいの人が認識できているんだろう?)。
将来的には、Questと統合することになるのだろうか。
まとめ
Quest3だけだと思ったが、実際はAIの考え方などにも触れることができたので、面白かった。GAFAの一角を占める世界で最も影響力のある会社の一つであるMetaのイベントなので、次回から欠かさず見たいと思う。
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