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AppleイベントScary fast.を見た感想(2023年10月31日)

おそらく速いのかもしれないが、手の届かないところに行ってしまった感が過ぎる


9月のイベントの内容がiPhoneとApple Watchだけだったので、クリスマス前に何かあるのではないかと思っていたところ、やはりあったかという感じ。

大方の予想通り、AppleシリコンM3の発表とともにそれらを搭載した機種の発表。しかも全体の時間は約30分と非常に短いものだった。

やはり、3nmプロセス技術を使ったSoCだった。本来的には9月にiPhoneなどとともに発表しても良かったと思うのだが、1ヶ月以上ずらしてきたということは何か技術的な問題があったのか。

ターゲットは、Intel Mac所有者?

発表を見ていて気になったのは、主なパフォーマンスの比較対象としていたのは、M1チップ搭載のMacにしていたということだ。

実際、今回のM3はM2との比較ではそれほど大きな処理速度の向上に入っていないように見えた。

したがって、今回のM3搭載機種では、比較対象をM1搭載Macにすることで、現在Intel搭載Macとすることで、自社の製品ラインについてIntelからAppleシリコンへ完全移行させたように、ユーザーにもIntelからAppleシリコンへの移行を促したいと考えているようだ。

実際に、新製品の説明をしていた各幹部も「Intel搭載機からの移行に最適」と言った趣旨の発言を再三にわたって口にしていた。

ターゲットとする先は?

ガジェット好きから見ると、確かに高性能のSoCを搭載したMacであるが、その性能は説明にもあったように、研究室における解析やプログラミング、そして画像処理を目的としているようだ。一時Macは、「Pro」と冠されていても、パフォーマンスそして価格的にも手が届く範囲であったが、今のMacはそれほど画像加工などを行わないユーザー見せんでは、オーバースペックすぎるし、価格も手の届かないレンジになっているように感じた。

実際、現在使用しているM2搭載MacBook Airがご機嫌なくらい快適で、本当に数年はこれでやっていけると思っている(本機も、通常使用のノートにしてはお値段もそれなりだったが)。

これから、いきなり思い立ってYouTubeチャンネルを始め、バリバリ動画編集を始めたりしない限りは、自分には縁がなさそうだ。

なんと、iPhoneで撮影

今回の動画でさりげなく、「iPhoneで撮影し、Macで編集」というテロップが入っていた。いや、いよいよiPhoneがそういう領域に入ってきたのかという感じがした。9月に発売した、iPhone 15 Pro Maxで撮ったのだろうか。

というとは、その画像を編集するための最適解は、やはり今回発表されたM3搭載機ということになるのだろうか。


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