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「話す」と「聞く」のいいバランス

最近、ラジオをしたりお悩み相談を受けたりしています。人と話す機会を増やす中で、人と会話をするときに心がけていることがあるので、まとめておきます。

まず自分から質問する

誰かと会話をするとき、自分が話すよりも相手の話を聴くようにしています。気になったこと、わからないこと、教えてほしいことを質問します。

初対面の人と会うときには、その人に関する公開されている情報はなるべく読みます。事前に質問リストなどをつくらないのですが、最初に聞きたいことを一つか二つくらい、イメージしてから話しています。

頭の中に「絵」が浮かぶまで詳しく聞く

話を聞いているとき、内容が頭の中に「絵」としてイメージできるまで聞きます。イメージできないときは、素直にわからないことを伝えます。

もうちょっと具体的に聞いてもいいですか?
わからなかったのですが、教えてもらえますか?
理解があってるかわからないのですが、こういうことですかね?

その人のみていた景色をイメージできたら、その人の考えていることを少しだけわかったような感覚になります、とても感覚的ですが。

聞いたことからまた質問をする

少しわかると、わからないことが増えます。

その人がどこまでみえているのか、みえていないのか、自分かどこまでわかって、どこからわからないのか。相手は話すことがすきかきらいか、どういうタイミングで話すとお互いに心地よいか。

先入観や偏見を持たずに、実際に話した内容と感触を手がかりにそのつぎに聞く質問や話すテーマを探っていきます。

自分のことはすこしだけ話す

自分の話をすることにこだわりがありません。聞かれたことや必要なだけことを少しだけ、相手に伝わるように。

経験や体験を話すことはきらいではないですが、相手が興味を持ってくれていたら伝えるようにしています。二人でいるなら、二人がいるからできる話をしたいなと思ってしまいます。

大切なことは丁寧に言葉を選ぶ

どうしても伝えたいことがあるとき、慎重に言葉を選びます。伝えたいことを伝えるために言葉なり態度なり、工夫できることはすべてやります。

伝えずにいたら後悔するときは、相手の話を遮ってでも繰り返しになろうとも、伝わるまで伝えつづけます。

「話す」と「聞く」のバランスは、「7:3」

ここまでの一連のやりとりの中で、「よく聞いて、すこし話す。」のバランスを心がけていて、たぶん7:3くらいだと思います。たぶん。

誰でも自分の話をしているとついつい楽しくなってしまうので、個人的にはいつも聞くことを大切にしています。

意見や論理で誰かを打ち負かしたり納得させたりすることは、気持ちが良いかもしれません。ただそれはどこまでいっても一人分の意見にしかならないのです。

二人でいるなら、二人がいるからできる話がしたい。そしてそれが会話だと思っています。

「今日は話せてよかった。また話したいな。」

話しながら聞きながら、目の前のその人との会話ができているかをいつも気にしています。

肩書きや職種だけをみて話していないか
価値観や気持ちを想像できているか
その人と自分だからできる話は何か

自分と話した人が、帰り道を歩きながら、こう思ってくれたら最高にうれしいのです。

今日は話せてよかった。また話したいな。

その一言のために、話しているようなものです。

またすきな人たちとカフェラテでも飲みたいなぁと思う木曜日の夜なのでした。





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ひらやま
最後まで読んでいただきありがとうございます。