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気持ちを表現することは「水中宝探しゲーム」に似ている

最近、うまく表現できない気持ちを抱えていました。

自分の気持ちを表現することをずっと考えていたら、「水中宝探しゲーム」のイメージで少し整理ができたので、備忘録的に書き留めておきます。

水中宝探しゲームって?

読んで字のごとく、水中で宝を探すゲームです。海に浮かぶ小舟から底の見えないくらい深い場所まで潜って、あるかもしれない宝を探します。深ければ深いほど、大きな宝箱があります。

そんなゲームにおいては、水に潜り宝をみつけ海面に浮上するまでに、さまざまなことが求められます。

潜りたくなる気持ち

表現をするにも、潜りだすにも、直感が大切です。「あ、ここは良い海だな。」「この下にはきっとお宝があるに違いない。」ということを感じて表現を始めるには、「よくわからないけど、この先には何かありそう」ということを見出す感受性や経験、少し不安でも飛び込みことができる勇気が必要になります。

深く潜っていく技術

水の抵抗を受けながらも深く深く潜っていくには、それ相応の技術が必要で、それは表現でもきっと同じです。自分の気持ちを整理するフレーム力や今感じている気持ちを俯瞰するメタ認知能力などが求められます。

息を止め続ける肺活量

水に潜り続けることも、感じ続けることも、考え続けることも、けっこう苦しいものです。空気を吸うことはできないし、自分の気持ちがわかるのは自分だけだから誰の助けも借りられないシーンがあります。今までだれも見たことのない深みのある宝を見つけるには、ある程度の持続力が必要です。

深くて暗い場所で宝をみつける洞察力

深い場所は、大抵の場合は暗闇です。水の中も気持ちの奥底も、照らしてくれるものはそこまで多くありません。そんな中でも宝を見つけるには、小さな光を頼りに遠くを見ることができる洞察力が必要です。

海底から浮上する技術

潜るときと浮上するときには異なる技術が必要です。深みの中を探索するような技術ではなく、太陽の光を目指してとにかく急いで海面に上がる瞬発力が求められます。見つけた宝を落とさないことも思いついたアイデアを忘れないことも大切です。

宝に適正な価値を与える目利き力

見つけた宝はもしかすると、まだ原石のままかもしれません。研磨して適切な市場に出さなければ、本来の価値で評価させることはありません。良い宝を見つけたときには、モノの本質を見抜く力も自分の気持ちの核心を見抜く力も必要です。そのためには、他のモノや人との比較や一般的な価値基準を知っておくことも大切になります。

宝探しゲームの体験をまとめる物語力

「水に潜って、宝を取ってきた。」という事実だけでは、人の心には届かないかもしれません。冒険へのいざないのきっかけや途中で出会った怪物、身につけたテクニックの話を織り交ぜながら、自分の体験の細部を語る力が必要です。

深く潜りすぎないことも大切

自分の力に見合っていない深さに潜ると、息が続かなくてだんだん苦しくなってくるので、無理をしないのが肝要です。深い場所に長くいるには体力も技術も必要になります。

サポート的に酸素ボンベや水かきをつけるのもあり

とはいえ一人だけだと潜れる深さは限界があるので、友人に相談するのも良し、文章が書ける人に相談してもよし、カウンセリングコーチングで専門家に相談するもよし。ただそれはあくまでもサポート的なので、最後の最後は自分の力に立脚することを忘れないようにすること。

まとめ:そのときの自分にあった深さと潜り方が大切

表現が得意な人は、自分が潜ったり浮上したりする上でのちょうどよい深さを知っている人です。また自分にあった潜り方を熟知している人です。

自分について考えたり自分と向き合ったりすることは、たぶん筋トレに似ています。がんばった後には休息と栄養が必要で、がんばり続けることは長期的にみるとマイナスになってしまいます。

少しだけ大変だけど、心地よいくらいの深さを意識して。一気に負荷を上げると怪我しちゃうから少しずつ。無理せずいきましょ。

今回のnoteは自分的に意欲作なので、感想もらえると嬉しいです。




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ひらやま
最後まで読んでいただきありがとうございます。