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【構造部】のトレーニング法
前回は、英文は【構造部】と【描写部】からできている、ということを言いました。
Did you eat sushi at the restaurant?
そのレストランでお寿司を食べたの?
構造部:
Did you do?
描写部:
eat sushi at the restaurant
そして学校英語やネイティブ講師の英会話教室では、【描写部】中心の授業が行われていることを言いました。
ところが日本人が英語を話せない理由は、【構造部】にあったのです。日本人には構造部を作文するための脳回路が無いのです。
いくら英単語やフレーズを暗記しても英語を話せるようにならなかったのは、構造部が放ったらかしになっていたからです。構造部が盲点となっていたのです。
ではどうすれば【構造部】を作文するための脳回路を成長させられるでしょうか? 今日はそれについて書こうと思います。
1. 【構造部】の役割
![](https://assets.st-note.com/img/1662091990195-aJvO6DPlF3.png?width=1200)
冒頭にあげた例文の【構造部】"Did you do?"をちょっと見てください。この構造部はどんな役割を持っていると思いますか?
【構造部】"Did you do?"の役割
1, これは『疑問文』である
2. 主語は『二人称』である
3. 時制は『過去形』である
【構造部】"Did you do?"の役割はこの三つです。
【構造部】の役割をまとめると以下のようになります。
【構造部】の役割
三大要素『文種』『主語』『時制』を明確にすること
・文種 ➡ (肯定文・否定文・疑問文)
・主語 ➡ (一人称・二人称・三人称)
・時制 ➡ (現在形・過去形・未来形)
※『文種』とはカズ船長の造った言葉で、正式な英文法用語ではありません。「肯定文・否定文・疑問文」の区別のことです。
2. 日本人は【構造部】を作れない
![](https://assets.st-note.com/img/1662091063623-uF4ihdE6hU.jpg?width=1200)
ネイティブはこの構造部を何も意識せずに、瞬時に組み立てられます。
しかし日本人はそれができません。いちいち頭の中で、一段階ずつ組み立てなくてはなりません。
日本人が英語を話そうとするとき、頭の中で必死にやっているのは次のような、step-by-stepの作業です。
え~と・・・主語は二人称・・・
そして疑問文だから、"Do you"で始めて・・・
おっと過去形だから、"Did you”に変えて・・・
このstep-by-stepの作業をやっていては、英文を「書く」ことはできても、「話す」ことはできません。
日本の学校英語の教育では明治以来150年間、「読む」「書く」を中心に行われてきました。そして【描写部】中心の暗記教育で何とかなりました。
ところがこれからは「聞く」「話す」中心の英語教育へと軸足を移す必要に駆られています。
そしてこれからは、これまで無視してきた【構造部】が重要になります。
日本人は【構造部】を瞬時に構造化できるようにならない限り、英語が話せないのです。
日本人が英語を話せない原因は、【構造部】を瞬時に構造化できないから
3. 構造部を作る方法『9マス法』
![](https://assets.st-note.com/img/1662092876601-XFThSclRLt.png?width=1200)
これまで【構造部】に注目した人はいませんでした。誰も注目しなかったのですから、【構造部】の能力を鍛える方法もありませんでした。
今回、カズ船長が初めて【構造部】の大切さに着目し、【構造部】の能力を成長させるトレーニング法を発明しました。
それが『3Key Training』(スリーキー・トレーニング)です。この方法は特許を取得しています。
さぁ、次回は『構造部トレーニング①』を書く予定です。いよいよ9マスを使って、英語脳のトレーニングを開始します。